あいまいな喪失に関する書籍の [2019年03月06日(Wed)]
【新刊のご案内】
3月20日に誠信書房より『あいまいな喪失と家族のレジリエンス』が発行されます。 黒川雅代子先生、 石井千賀子先生、中島聡美先生、瀬藤乃理子先生ら、東日本大震災の喪失後の心理社会的支援に関する科研チームの共著で、私は第3章で子どものアプローチの部分を自身の体験も踏まえつつ書かせていただきました。 「あいまいな喪失」が通常の喪失とどのように違い、どのような支援が求められるのかを解説しています。 専門書でかつ災害メインなので一般向けではないですが、2011年の震災の際、行方不明者のいる家族を取り巻く支援、本当に苦労しました。 暗中模索の中、ミネソタ大学のポーリン・ボス先生に教えを請いつつ、0から勉強し支援を形にしてきました。 本著はチームの8年間の集大成となります。 311を機に、「あいまいな喪失」という概念が国内に徐々に浸透してきていると感じています。 これから、この概念が災害だけでなく、いろんな場面で応用されるようにこれからも努力していきたいと思います。 |
Posted by
高橋聡美
at 14:50