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Jimmy (05/08)
scr8888 (03/29)
大切な人を自死で亡くすこと [2010年11月17日(Wed)]
連日、松平健さんの奥様の自殺の報道がされています。報道で知る限りでは、色んな困難を抱えての自死だったとのこと。心よりお悔やみ申し上げます。

松平さんのコメントで私が印象的だったのが「いろいろな病院にもかかりましたが、結局、心通じ合う医師とはめぐり合うことができませんでした。」という言葉でした。

厚生労働省のキャンペーンのおかげで以前より国民は精神科につながりやすくはなっているのですが、つながった先の精神科で理解してもらえなかったという体験をする患者さんは少なくないです。

日本の医師が1日に診察する患者さんの数が多いということもあり、一人ひとりの患者さんやご家族に親身になってとことん向き合える余裕が今の日本の精神科医療にはありません。

もちろん、時間の問題だけではなく、病院のスタッフの対応の問題もあるとは思います。

「死にたい」と思った人がつながった先に、「心通じ合う精神科医療」がなくてはなりません。
一人一人の痛みに向き合えること、一人一人の悩みを親身に聞けること、とても単純なことではありますが、その単純なことをまず丁寧に丁寧に行ったそのまた先に「専門性」があるように思います。

いえ、もしかしたら、その単純で大事なことをいかなる時でも実践できることこそ、精神看護の専門性なのかもしれません。
Posted by 高橋聡美 at 22:06
この記事のURL
https://blog.canpan.info/satomilab/archive/106
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コメント
由子様
ご無沙汰してました
お変わりございませんか?
また研究室にお立ちよりください。
ハーブティーでも飲みながら色々とお話いたしましょう。
Posted by:高橋聡美  at 2010年12月20日(Mon) 11:44

聡美先生

いつもお世話になっています
私は先生に「更年期って思春期みたいなものだから」と言われた時は、なんだかほっとしました。自分のせいではないんだと思えました。それまでなんて自分は性格が悪いんだろうと悩んでいましたので。

学生さんに講義をして、遺族のわかちあいや遺児のつどいをやって、講演会であちこち活躍している合間に海外へ調査に行ったり、そしてその上に私たち中高年女性の話を研究室でじっくり聞いてくれる聡美先生に感謝しています。
年末、お忙しいと思いますがどうぞご自愛くださいね。
Posted by:由子  at 2010年12月20日(Mon) 10:25

marukoさま
コメントをありがとうございます。
乳がんのサバイバーとのこと、そうすると確かにホルモンの使用は難しいですね。
個別なことですので詳しくはmailでお返事いたしますね。

話がまた元に戻りますが、私もよく更年期は思春期みたいなものというたとえ話をします。

そう言われて「な〜んだホルモンの影響だったんだ」と割り切って考える方も大勢いるのも事実で、人それぞれなのかなと思います。

その一方で私自身も産後のうつに苦悩した経験を持ちます。自分でもホルモンバランスだとわかっていつつ、どうしようもなくそのうつの波がやってきました。とても「な〜んだ」とわりきれるようなつらさではなかったです。

当事者にしかわからないつらさがあり、専門家は当事者ではないので、当事者の心を傷つけるような言葉を口にしてしまうこともあるかと思います。私自身、気をつけないと・・・と思いました。
Posted by:高橋聡美  at 2010年12月17日(Fri) 22:18

高橋先生、ご丁寧な対応ありがとうございます。

乳癌のサバイバーなので、ご提案された婦人科の処方は出来ないのですが…。また、考えてみます。
Posted by:maruko  at 2010年12月17日(Fri) 20:02

marukoさま

コメントをありがとうございます。
鬱とのこと。お辛いですね。
抑うつ気分は本当に自分で思うようにコントロールできないので辛いと思います。

私の知り合いの方でお子さんを亡くされた50代の女性がいました。
当初、悲嘆反応かと思われていた抑うつ状態が、すごく長引くのでメンタルクリニックを勧めました。
抗うつ薬の処方がされ、彼女は医師の言うままきちんと内服しました。
しかし3カ月経っても症状が改善しないのです。
私はその時、もしかして更年期障害かなと思い、その方に「婦人科に行ってホルモンバランスを調べてもらってみては?」とお勧めしました。

そうしましたら、やはりホルモンのバランスが崩れており、いわゆる更年期障害の症状として抑うつ状態が出ていたということがわかりました。
彼女はホルモン剤のパッチ剤(貼り薬)を処方され、鬱状態が改善しました。

こんな風に、更年期障害でも症状がひどい場合は婦人科に行くとよくなるケースもあります。

高橋聡美の研究室には、地域の方がメンタルのんことで色んな相談にお見えになります。メールアドレス、研究室の電話番号も公開していますので、何かお手伝いできることがありましたら、いつでもご連絡をください。

Posted by:高橋聡美  at 2010年12月17日(Fri) 11:27

50代女性。半年くらい前からうつです。一旦は薬で少し落ち着きましたが、またぶり返したようで。
どこかに「うつのわかちあいの会」みたうなものはあるんでしょうか?

以前、精神看護の先生に話したら、「更年期障害だから仕方ないね。思春期みたいなもので、みんな通り過ぎるから。」というようなことを言われました。

愕然としました。専門家なのに、それ以前に同じ女性なのに。私はその言葉にいたく傷つきました。

一体どんな先生に相談に行けばいいのでしょう?患者は藁にもすがるやっとの思いで、受診に行くのに…。

高橋先生なら親身になって聞いてもらえるのでしょうか?
Posted by:maruko  at 2010年12月17日(Fri) 09:44