『自殺未遂啓発デー』を、ともに活かしてくださる皆さまへ
[2026年03月30日(Mon)]
自殺未遂当事者の会-芯-では、毎年3月31日を「自殺未遂啓発デー」として制定しています。
世の中には、精神疾患やこころの健康、自殺予防に関する啓発記念日が数多く存在します。しかしその一方で、「自殺未遂」に焦点を当てた啓発記念日は、これまで見当たりませんでした。
自殺未遂には、自殺未遂として学ぶべきことがあります。また、自殺未遂を経験した当事者だからこそ、自分自身を振り返り、企図時の心理状態や、命が助かった後に直面する現実について語ることができます。それらは、自殺予防を考えるうえでも、当事者理解を深めるうえでも、決して軽視されてよいものではありません。
それにもかかわらず、自殺未遂は「助かったのだから終わったこと」として扱われやすく、当事者の苦悩や、その経験から見えてくるものに光が当たりにくい現実があります。当会は以前から、そのことに強い問題意識を抱いてきました。
そこで当会は、「ないのであれば自分たちで制定しよう」と考え、独自に自殺未遂啓発デーを設けました。世の中にこの日を存在させること自体に、大きな意味があると考えたからです。
日付を3月31日とした理由は、331を「みすい」と読むことができる語呂合わせであること、そして、日本の自殺対策強化月間の期間内に位置づけられる日であることによります。
当会が考える「啓発」とは、単に社会へ向けて何かを発信することだけではありません。啓発とは本来、「光を当てること」でもあります。その光は、必ずしも社会に向けて当てなければならないものではなく、当事者自身の心に当てることにも大きな意味があると、当会は考えています。
そのため、自殺未遂啓発デーは、社会に向けて訴えるためだけの日ではありません。自殺未遂当事者が、自分の経験を振り返り、生き延びた事実に向き合い、自分自身の心に光を当てる日でもあります。また、未遂で命が助かったからこそ語ることのできる経験や思いを、必要とする人へ届ける日でもあります。
自殺未遂当事者の会-芯-は、この日を通して、自殺未遂について学び、考え、語り合い、そして当事者自身が自らの存在に光を当て直す機会を大切にしていきます。
★『自殺未遂啓発デー』を、ともに活かしてくださる皆さまへ
毎年3月31日の「自殺未遂啓発デー」は、自殺未遂当事者の会-芯-が独自に制定した日です。しかし当会は、この日を当会だけで抱え込むつもりはありません。むしろ、自殺未遂に光を当てるこの日を、全国各地のさまざまな団体や自助グループ、支援者、関係機関の皆さまに活用していただきたいと考えています。それぞれの地域で、それぞれの立場から、自殺未遂について考える取り組みや、当事者の思いに寄り添う企画を行っていただけるなら、それは当会にとって大きな喜びです。
世の中にある啓発デーの中には、行政や政府が定めたものだけでなく、民間団体が提唱し、他団体の実践によって広がっていったものも少なくありません。当会は、「自殺未遂啓発デー」もまた、そのように誰かの実践によって生きたものになっていくことを願っています。
「啓発デーが広まる」とは、単に名称が知られることだけではないと、当会は考えています。この日に合わせて各地でイベントや集いが開かれ、学びや共有の機会が生まれ、自殺未遂について語る場が少しずつ増えていくこと。その積み重ねこそが、本当の意味での広がりではないでしょうか。
どうか皆さまの地域でも、「自殺未遂啓発デー」を自由に活用してください。当会への事前申請や許可がなくても、「自殺未遂啓発デー」の趣旨に沿った取り組みとしてご活用いただけます。必要に応じて、当会名(※「自殺未遂当事者の会-芯-」)を制定団体としてご紹介ください。
この日に合わせて、講演会、語り合いの場、交流会、学習会、展示、メッセージ発信など、それぞれの地域や立場に応じた形で取り組んでいただけたら嬉しく思います。大規模な催しである必要はありません。少人数の集まりでも、当事者同士の静かな共有の場でも、十分に意味のある実践です。
以上
自殺未遂当事者の会-芯-
事務処理係 内田貴之
世の中には、精神疾患やこころの健康、自殺予防に関する啓発記念日が数多く存在します。しかしその一方で、「自殺未遂」に焦点を当てた啓発記念日は、これまで見当たりませんでした。
自殺未遂には、自殺未遂として学ぶべきことがあります。また、自殺未遂を経験した当事者だからこそ、自分自身を振り返り、企図時の心理状態や、命が助かった後に直面する現実について語ることができます。それらは、自殺予防を考えるうえでも、当事者理解を深めるうえでも、決して軽視されてよいものではありません。
それにもかかわらず、自殺未遂は「助かったのだから終わったこと」として扱われやすく、当事者の苦悩や、その経験から見えてくるものに光が当たりにくい現実があります。当会は以前から、そのことに強い問題意識を抱いてきました。
そこで当会は、「ないのであれば自分たちで制定しよう」と考え、独自に自殺未遂啓発デーを設けました。世の中にこの日を存在させること自体に、大きな意味があると考えたからです。
日付を3月31日とした理由は、331を「みすい」と読むことができる語呂合わせであること、そして、日本の自殺対策強化月間の期間内に位置づけられる日であることによります。
当会が考える「啓発」とは、単に社会へ向けて何かを発信することだけではありません。啓発とは本来、「光を当てること」でもあります。その光は、必ずしも社会に向けて当てなければならないものではなく、当事者自身の心に当てることにも大きな意味があると、当会は考えています。
そのため、自殺未遂啓発デーは、社会に向けて訴えるためだけの日ではありません。自殺未遂当事者が、自分の経験を振り返り、生き延びた事実に向き合い、自分自身の心に光を当てる日でもあります。また、未遂で命が助かったからこそ語ることのできる経験や思いを、必要とする人へ届ける日でもあります。
自殺未遂当事者の会-芯-は、この日を通して、自殺未遂について学び、考え、語り合い、そして当事者自身が自らの存在に光を当て直す機会を大切にしていきます。
★『自殺未遂啓発デー』を、ともに活かしてくださる皆さまへ
毎年3月31日の「自殺未遂啓発デー」は、自殺未遂当事者の会-芯-が独自に制定した日です。しかし当会は、この日を当会だけで抱え込むつもりはありません。むしろ、自殺未遂に光を当てるこの日を、全国各地のさまざまな団体や自助グループ、支援者、関係機関の皆さまに活用していただきたいと考えています。それぞれの地域で、それぞれの立場から、自殺未遂について考える取り組みや、当事者の思いに寄り添う企画を行っていただけるなら、それは当会にとって大きな喜びです。
世の中にある啓発デーの中には、行政や政府が定めたものだけでなく、民間団体が提唱し、他団体の実践によって広がっていったものも少なくありません。当会は、「自殺未遂啓発デー」もまた、そのように誰かの実践によって生きたものになっていくことを願っています。
「啓発デーが広まる」とは、単に名称が知られることだけではないと、当会は考えています。この日に合わせて各地でイベントや集いが開かれ、学びや共有の機会が生まれ、自殺未遂について語る場が少しずつ増えていくこと。その積み重ねこそが、本当の意味での広がりではないでしょうか。
どうか皆さまの地域でも、「自殺未遂啓発デー」を自由に活用してください。当会への事前申請や許可がなくても、「自殺未遂啓発デー」の趣旨に沿った取り組みとしてご活用いただけます。必要に応じて、当会名(※「自殺未遂当事者の会-芯-」)を制定団体としてご紹介ください。
この日に合わせて、講演会、語り合いの場、交流会、学習会、展示、メッセージ発信など、それぞれの地域や立場に応じた形で取り組んでいただけたら嬉しく思います。大規模な催しである必要はありません。少人数の集まりでも、当事者同士の静かな共有の場でも、十分に意味のある実践です。
以上
自殺未遂当事者の会-芯-
事務処理係 内田貴之

