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事務処理係の自由日記帳

自分の生きていく「芯」を持つ意味を探す場所として設立した、自殺未遂当事者による自殺未遂当事者のための自己救済活動を行う自助グループ「自殺未遂当事者の会-芯-」。元・事務局長、現・事務処理係の内田貴之の自由日記帳です。


Q)自殺未遂当事者ではない内田さんが芯に携わっている理由は何ですか? [2025年09月07日(Sun)]
おはようございます。といっても強いはずの眠剤が2時間で切れて目が覚めてしまったため深夜2時ですが…。以前「自殺未遂当事者ではない内田さんが事務局長として自殺未遂当事者の会-芯-に携わっている理由は何ですか?」と尋ねられたことがありました。いい機会なので、このFAQで回答したいと思います。

まず僕のことをご存じない読者の方に向けて簡単に自己紹介しておきます。2009年に北海道江別市にある北海道情報大学情報メディア学部にて特にWEBデザインとグラフィックデザインのスキルを習得しつつ、2010年の秋頃から親友の尾垣洋輔(※活動名は尾侍酔助)と共に我が国の自殺問題に強く関心を持ち勉強し始めました。大学の卒業研究では、大学4年間の集大成たる卒業制作と論文のテーマとして「あなたもできる!自殺予防」と題して「自殺予防学習WEBサイト」を製作しました。本学学生を対象に先に現時点での自殺問題に対する基礎知識の把握度と偏見度合いをアンケート調査したのち「自殺予防学習WEBサイト」を精読してもらい、自殺問題に対する誤った知識と偏見の払拭が可能かどうかを実験する卒業研究でした。

これを機に僕は「この先の人生を捧げる使命たる自殺予防活動への第一歩目」として捉え、卒業研究発表会の場で誓言し、大学卒業直後に『自殺予防団体-SPbyMD-』を親友の尾垣洋輔と2人で立ち上げました。設立前の準備期間は卒業研究発表会後〜卒業式までの長い休み期間にせっせと進めてきました。

さてそのような僕ですが「自殺予防」という自殺対策の中のひとつの領域にのみ関心があるわけではなく、「自殺予防」「自殺防止」「自殺発生後の周囲ケア」という大3つの領域にも当然関心を持って勉強してきました。大学に師匠となる教授はおりませんでしたので独学ではありますが。そしてそれは「精神保健福祉」「障害者福祉」「公衆衛生」といった幅広い分野に深く関連していることも同時に知っていったのです。

時は流れて、2021年6月。僕は当時、障害者福祉サービスの就労継続支援B型事業所の支援員として勤務しておりましたが、ツレの蓬生さつきから「鉄道への飛び込み自殺によって自分の親友を亡くしていることの悲しみや後悔そして、自分自身も自殺企図を図って自殺未遂者であるという経験を活かしていきたい」という思いから新たな団体設立を模索しておりました。

僕は『自殺予防団体-SPbyMD-』を立ち上げた後にも複数の団体設立のサポートを経験してきたノウハウを持っていましたので、蓬生さつきの思いを実現化させるべくサポートし『自殺未遂当事者の会-芯-』が誕生したのです。『自殺未遂当事者の会-芯-』では主に自殺未遂者による自殺未遂者のための「自分の生きていく「芯」を持つ意味を探す場所とする」「当事者が経験談を市民に講演し、自殺未遂や障害についての理解を目指す」ことを団体趣旨としております。

組織体制を考える上で頭を悩ませたことは「自殺未遂者による自殺未遂者のための団体である」という点です。当然、組織構成員は自殺未遂者に限る必要がありました。ただ、僕もこの活動に大変関心がありましたので立ち上げのサポート以降も組織構成員の一員として携わることができないか模索していましたが、僕は自殺企図も未遂の経験もない人物ですから当事者ではありません。そこが悩みどころでした。考えた末、組織の代表者は自殺未遂当事者であることとし「蓬生さつき」を会長にし、組織のほかの理事には当事者ではない僕も事務局長という会長をサポートする職務として就任できるようにしたのです。

ここまでの回答で質問の「自殺未遂当事者ではない内田さんが芯に携わっている理由は何ですか?」の返答にはなっていると思いたいです。さらに疑問点やご質問があれば、お気軽にメールで僕までお寄せください。アドレスは下記に。ほか、僕の個人Twitterからもご質問を受け付けております。

以上
自殺未遂当事者の会-芯-
事務局長 内田貴之
E-mail sasrg.shin@gmail.com
Twitter @uchida_jyohodai
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