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事務局長の自由日記帳

自分の生きていく「芯」を持つ意味を探す場所として設立した、自殺未遂当事者による自殺未遂当事者のための自己救済活動を行う自助グループ「自殺未遂当事者の会-芯-」。事務局長の内田の自由日記帳です。


Q,グループ団体や姉妹団体をつくる理由は何ですか? [2024年09月15日(Sun)]
おはようございます。
最近訊かれたご質問にお答えします。


「Q,グループ団体や姉妹団体をつくる理由は何ですか?」


まずは、グループ団体と姉妹団体の違いを説明しておきます。
「グループ団体」は主軸となる団体が存在し、
その団体とグループになることによって
活動資金や活動方針が同一化、または準ずるものになります。


グループ団体それぞれに代表者はいますが、
主軸となる団体の代表者がグループ団体も統括する場合もあります。


「自殺予防団体-SPbyMD-」を事例に挙げると、
主軸となる団体は自殺予防団体-SPbyMD-で
グループ団体は「自予活クラブ」となっています。


「姉妹団体」はグループ団体とは異なり、
主軸となる団体が存在しません。


「自殺未遂当事者の会-芯-」を事例に挙げると、
姉妹団体は「障害当事者団体ベクトルズ」です。


さて、
グループ団体や姉妹団体をつくる理由についてです。


先ほどの事例で「自殺予防団体-SPbyMD-」と「自予活クラブ」の場合は、
SPbyMD主催『ゲートキーパー養成講習』で受講修了した者が
その後も永久にフォローアップを受け続けることができるようにと
発足されたのが「自予活クラブ」です。
「自予活クラブ」の構成員は受講修了者と講師陣です。
「自予活クラブ」の活動資金はグループであるSPbyMDの資金を
運用することができます。


SPbyMDがフォローアップを行なっても良いのですが、
受講修了者をSPbyMDの会員として入会させることは
人数が多すぎて困難です。
そこでグループ団体としてSPbyMDに帰属する「自予活クラブ」をつくり、
受講修了者は全員自動的にクラブ部員として加入させるようにしました。


次に「自殺未遂当事者の会-芯-」と「障害当事者団体ベクトルズ」ですが、
芯は自殺未遂者による自殺未遂者のための自助グループというのが
本来の団体意義です。


一方、ベクトルズは障害者による障害者のための福祉団体です。
障害があっても自分の強み(得意分野・好きなこと・やってみたいこと)を
実現させて行くことで障害があっても社会の一員としての生き甲斐、
社会貢献に携わりながら自信を持って生きて行くことのできる社会をつくっていこう!
という団体意義があります。


芯とベクトルズは別々の団体なので、
活動資金の運用も別々です。


芯の会員の中にも未遂をしてしまうほど辛い障害を持っていても
「何か社会貢献活動に携わりたい」という情熱を持っている会員がいます。
そういう場合に姉妹団体であるベクトルズへ招待するわけです。


グループ団体は帰属する複数の団体の責任を
主軸となる団体が持ちます。
姉妹団体の責任はそれぞれの団体が持ちます。


以上がザックリとした簡単な回答になります。
もっと具体的に知りたい方は別途メールで内田まで
ご連絡いただければと思います。
『2つの団体活動をやっているのですが
グループ団体にするか姉妹団体にするか悩んでいます』
といったご相談にも乗ります。


以上
自殺未遂当事者の会-芯- 事務局長 内田貴之
sasrg.shin@gmail.com
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