事務局長の自由日記帳

本日のご質問
Ｑ，自助グループの会費について活動参加していない月も納入してもらうのはおかしいことか


こんばんは。
自殺未遂当事者の会-芯-、事務局長の内田がお答えします。


学校の部活で例えてみましょう。
毎月の部費を納めることが部員と義務と定められている部活である場合、2〜3ヶ月に1回しか来ない部員であっても毎月の部費は納めることが必要です。入部届を提出する前に「部活の決まり事」を確認した上で同意をするというステップを踏みます。


同様に、自助グループにおいても、毎月の会費を納めることが会員の義務であるとルール化されているのであれば、「先月は一度も自助グループの活動に参加してないので先月分の会費は免除でよろぴく〜♪」とはなりません。入会する前に会員の義務について同意しましたよね？ということになります。


ところで、「会員会費」は組織運営に欠かせない資金の重要な収入源です。資金がなければ、どれほど需要がある活動を行なおうと思ってもできることが限られてしまいます。当事者が集まる自助会活動を開こうとしても、開催することを地域に暮らす当事者に向けて告知する必要があり、そのためにチラシを制作・印刷・配布する必要があります。会場もどこか区民センターや地区センターなどを借りなければならないかもしれません。


そうした活動に必要な資金を「会員会費」で賄うことは、組織運営の基本です。よほど代表者が財力のある方で、全て自分の財産だけで活動をやっていこう！という組織なら別ですが…。


入会を希望する方には、毎月の会員会費の納入義務について忘れず明示した上で同意をもらって、入会していただくことが、のちのちの金銭トラブルを防ぐ重要な方法だと思います。


そして、会員会費は組織運営において欠かせない資金なのだということも説明しておいたほうが無難でしょう。「子供じゃないんだからその程度のこといちいち説明しなくても分かっているだろう」と思うかもしれませんが、会員会費のない組織に所属したことのない社会人は意外といらっしゃいますので、そうした常識を持っていない場合もあります。


※追記※
「会費」と「参加費」は別物です！
今回のご質問はあくまでも「会費」についてでしたが、これがもし「参加費」についてなのであれば、参加してない月の自助会活動の参加費を払ってもらうことは変だと思います。「会費」もあって「参加費」もあるという自助グループは存在します。お互いに混同してしまわないよう気をつけましょう。


以上
自殺未遂当事者の会-芯-
事務局長　内田
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自殺未遂当事者による自殺未遂当事者のための自助グループ
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