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【私の毎日】8月31日(土) [2024年08月31日(Sat)]

8月31日(土)

9:30 成田着

11:15 成田発

17:40 マレーシア・クアラルンプール着

19:30 クアラルンプール発

21:20 サラワク州・クチン着

22:00 ホテル着

【私の毎日】8月30日(金) [2024年08月30日(Fri)]

8月30日(金)

6:34 財団着

8:30 財団内打ち合わせ

9:00 辞令交付

14:00 「80年後のインパールを考える」 笹川平和財団主催 開会挨拶

14:20〜15:30 笹川平和財団

終日 打合せ、原稿書き、寄付金への礼状書き

「マレーシア出張」―要人面談から植林活動まで― [2024年08月30日(Fri)]

「マレーシア出張」
―要人面談から植林活動まで―


明日からマレーシア行きです。

目的はマレーシアが来年ASEANの議長国としてミャンマー問題にどう対処するか意見を求められており、5月9日の第1回の説明会に続き、要路の方々に説明いたします。

また、タイ南部で紛争の続く武装勢力の幹部と面会。その他、ロヒンギャ問題についてマレーシア駐在のカタール大使との会談、また、サラワク州の国立公園内に「オランウータンの森」再生のために日本財団ボランティアセンターが大学生の協力を得て10年間に10万本の植林を行う現場にも参加予定です。運がよければオランウータンのボスに会えるかもしれません。

帰国は9月4日です。

「伊藤隆先生ご逝去」―日本近現代政治史の第一人者― [2024年08月30日(Fri)]

「伊藤隆先生ご逝去」
―日本近現代政治史の第一人者―


8月17日、メディアは伊藤隆先生のご逝去を一斉に報道した。90歳で自転車に乗っておられたと仄聞していたのに、突然のご逝去に謹んで哀悼の意を表します。

先生は日本近現代政治史の第一人者であると同時に、オーラルヒストリー(記録にないエピソードをインタビューから掘り起こす)の発案者でもあられた。政治関係の著名な方が亡くなると時間をおいて、関係書類を戴きに行くことに躊躇されなかった。確か宮澤喜一元首相のお宅にも参上し、関係書類を段ボール箱に入れて、国会図書館に運ばれた。元関東軍参謀で、中曽根康弘元首相の知恵袋といわれた瀬島龍三氏が全ての書類を密かに焼却したことに、温厚な先生が珍しく激怒されたこともあった。

中曽根康弘元首相には、若かりし頃の青雲塾からはじまって、首相時代は勿論、膨大な関係書類が存在しており、後世の政治家や政治学者のために、整理の上出版すべきと、かつて京橋にあったホテル西洋の地下の「吉兆」で読売新聞の渡辺恒雄社長(当時)、中曾根康弘先生、それに私の三人で合意に達した。伊藤先生は大いに喜ばれると共に、「この整理には長い時間と大きな費用が必要だなぁ」と嘆息されたものである。この話は残念ながら中曽根家のご家族の反対で実現しなかった。今も膨大な資料が日の目を見ず眠っていることでしょう。

伊藤先生は、約6年間かけて笹川良一の書類を整理され、下記合計7冊を中央公論社より出版された。また、オーラルヒストリーとして私の話を整理され「ソーシャル・チェンジ」として出版して下さった。誠に有難い光栄に浴しました。

=============================

1. 『笹川良一 巣鴨日記』(渡辺明共編、中央公論社、1997年)
こんな連中が国を滅ぼした!“日本のドン”が祖国の復興を念じスガモ・プリズンで綴った真摯で辛辣、かつユーモラスな記録。吉田首相やトルーマン大統領、マッカーサー元帥等宛の手紙百余通を付す。(※「紀伊国屋書店」内容説明より抜粋)

2. 『笹川良一と東京裁判 (全3巻+別巻)』(中央公論新社、2007-2008年、別巻2010年)
この著書は、終戦という事態に遭遇した日本人が、何を思い、どんな期待を抱いていたのかを知るには格好の書であり、また当時の日本のありようを知る貴重な資料である。笹川という人物を通して、戦後の日本人のありようがうかがえるのである。また、現在、いかに日本人に人材が払底しているかを痛感する良書である。そして、新たな傑物の誕生を望むことになる一冊である。(※「リベラルタイム」書評より抜粋) 

3.『評伝 笹川良一』(中央公論新社、2011年)
国粋大衆党の党首、衆議院議員、A級戦犯の容疑者、「戦犯者」の援護、日本最大の社会貢献団体のトップ…。毀誉褒貶をものともせず、わが道を貫いた「大きな男」笹川良一の生涯を描く(※「本の総合カタログ Books 出版書誌データベース」内容紹介より抜粋)。

4.『ソーシャル・チェンジ――笹川陽平、日本財団と生き方を語る』(中央公論新社、2019年)
陽平の父、笹川良一の評伝も手掛けた伊藤氏によるオーラルヒストリー30回分を凝縮し、陽平がいかにして父の仕事を継承し、父の「うさんくささ」を払拭し、事業を拡大したかをまとめ、日本財団を牽引する笹川陽平の哲学と人生を伝える。正妻の子ではない、それも三男の陽平が継ぐこととなった理由、良一の後継者をめぐる官庁の介入や曽野綾子氏第2代会長就任、日本船舶振興会から日本財団への改名の経緯、アルベルト・フジモリをめぐる真相なども興味深い。日本財団の事業はおおもとの競艇から、ハンセン病制圧、ミャンマーの少数民族和解等々多岐にわたるが、災害支援に限ってみても、これからの社会貢献(笹川は「社会貢献は慈善事業ではない」と言う)、お金の使い方から、組織の作り方、後継者教育のあり方など、参考となる範囲は予想外に広い(※「紀伊国屋書店」内容説明より抜粋)

=============================


また、関連書籍として佐藤誠三郎・東大名誉教授による笹川良一に関係する書籍も以下の通りご紹介いたします。

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1.『笹川良一研究――異次元からの使者』(中央公論社、1998年)
「世のため人のために年中無休、無給で働く」存在であり続けた稀有な精神への評価に、なぜこれほど大きな落差が生まれたのか。その謎を余すところなく解明した出色の人間分析。(※「Google Books」より抜粋)

2.『正翼の男――戦前の笹川良一語録』(中央公論新社、1999年)
笹川良一はどのようにして莫大な資産を蓄積したのか?そして、戦前・戦後を通じて見事に首尾一貫した姿勢。前著「笹川良一研究」で解明できなかった謎に取り組み、更に未刊行だった「平民心書」をはじめとする戦前の笹川の語録、帝国議会における質疑応答などの資料を併載する。(※「Amazon」内容、「紀伊国屋書店」内容説明より抜粋)

【私の毎日】8月29日(木) [2024年08月29日(Thu)]

8月29日(木)

6:31 財団着

9:00 海洋事業部打合わせ

16:30 角南 篤 笹川平和財団理事長

17:30 インパール平和資料館 歓迎レセプション

終日 打合せ、原稿書き、寄付金への礼状書き

【私の毎日】8月28日(水) [2024年08月28日(Wed)]

8月28日(水)

6:34 財団着

8:00 財団内打合わせ

9:00 渡邉祐介 日本ミャンマー協会副会長

12:00 東京財団政策研究所

終日 打合せ、原稿書き、寄付金への礼状書き

「4つの海底山発見」―Seabed2030プログラム― [2024年08月28日(Wed)]

「4つの海底山発見」
―Seabed2030プログラム―


日本財団は世界の海底地図を2030年までに完成させるために国際機関と協力活動を行っている。下記はHydro Internationalに掲載された記事を参考までに和訳し記載致しました。

*****************


世界水路デーに、日本財団-GEBCO Seabed2030プロジェクトは、新たな海底データが434万平方キロメートルに及ぶという画期的な成果を発表しました。これは欧州連合の面積に匹敵する広さです。この世界的な取り組みは、日本財団とGEBCO(IHOとIOC-UNESCOの共同プログラム)の協力によるSeabed2030が主導し、海底全体の地図作成を目指しています。Seabed2030は、持続可能で適切に管理された海洋の実現を目指す海洋10年の旗艦プロジェクトでもあります。

最新の地図化率 26.1% は、海底地図化技術と活動の継続的な進歩を示しています。この増加は、地図化された海底部分の進歩を示すだけでなく、地球最後の未開地を探索するこの世界的な取り組みを通じてなされた重要な発見、つまり持続可能な海洋管理に不可欠な発見を浮き彫りにしています。

水中の山々
もう一つの注目すべき発見は、シュミット海洋研究所の研究船ファルコール号の乗組員がマルチビームマッピング技術を使用して、最も高いものは 2,400 メートルを超える 4 つの海底山を発見したことです。コスタリカのゴルフィトからチリのバルパライソへの航行中に明らかになったこれらの海底地形は、これまでどの水深測定データベースにも記録されていませんでした。さらに、ファルコール号に乗船した科学者は、1 回の深海探検で 100 種を超える潜在的な新種の海洋生物を特定し、海洋の広大で未開発の生物多様性を浮き彫りにしました。

過去 1 年間の海洋調査により、米国南東海岸沖の最大の深海サンゴ礁生息地が明らかにされました。Seabed 2030 のパートナーである NOAA Ocean Exploration が主導し、さまざまな政府、学術機関、民間部門の協力者の支援を受けたこの数年にわたる調査では、ブレイク台地の 640 万エーカー以上に及ぶ広大なサンゴ生息地が明らかになりました。

「米国東海岸のすぐ近くにある素晴らしいサンゴの生態系を体系的に地図化し、特徴づけるこの戦略的多機関の取り組みは、私たちがリソースを結集し、まだ地図化されていない世界の海洋水の74%の探査に重点を置いたときに何を達成できるかを示す完璧な例です」と、研究の主執筆者であり、オーシャン・エクスプロレーション・トラストの地図作成オペレーション・マネージャーであるデレク・サワーズ氏は述べた。

海底地図作成の重要な役割
高度なソナーと画像技術により、83,908 個のサンゴ塚が記録され、この地域でこれまで知られていなかった膨大な生物多様性が明らかになりました。23 回の潜水艇による画像によって裏付けられたこの発見は、これまで未知であった海洋の側面を明らかにする上で海底地図作成が果たす重要な役割を強調しています。

シュミット海洋研究所のジョティカ・ヴィルマニ事務局長は次のように述べました。「波の下に何があるのかは地球上で最大の謎であり、海は素晴らしい新たな驚きを次々と明らかにしています。シュミット海洋研究所は、日本財団-GEBCO Seabed2030プロジェクトのパートナーであり、人類史上初めて地球全体の地図を作成するという現在進行中の驚異的な国際的取り組みの一員であることを誇りに思います。」

これらの調査結果は、海洋生態系への理解を深め、持続可能な管理の枠組みを構築する上で、海底地図作成が極めて重要であることを浮き彫りにしています。

【私の毎日】8月27日(火) [2024年08月27日(Tue)]

8月27日(火)

6:33 財団着

9:00 安達 一 笹川平和財団常務理事

10:00 日本財団理事会

13:00 角田 克 朝日新聞代表取締役社長

14:00 田南立也 日本財団顧問

16:00 経営企画広報部打合せ

終日 財団内打合せ、原稿書き、寄付金への礼状書き

【私の毎日】8月26日(月) [2024年08月26日(Mon)]

8月26日(月)

6:32 財団着

9:00 聖路加国際病院

終日 打合せ、原稿書き、寄付金への礼状書き

「ちょっといい話」その220―廃棄漁網から新製品― [2024年08月26日(Mon)]

「ちょっといい話」その220
―廃棄漁網から新製品―


2021年8月20日、日本財団は「一般法人アライアンス・フォー・ザ・ブルー」と共に廃棄漁網の有効活用を模索した結果、兵庫県靴工業組合では素敵なバックを製造してくれたことを、当時の小泉進次郎環境大臣の出席を得て記者発表した。

それから3年後の本年8月8日付の北海道新聞「くらし経済」で、下記の記事が掲載された。

***************


海洋プラスチックごみが世界中で課題となっている。種類別では漁網やロープの割合が多く、削減に向けた企業の取り組みが広がっている。廃棄網を活用して旅行用品などにアップサイクルした製品が続々登場。再び漁網にする試みもある。

 日本財団の支援を受け海洋ごみ削減を目指す組織「アライアンス フォー ザ ブルー」(東京)は、現在約30社を超える企業と連携し、廃棄漁網を活用した製品作りを展開している。

 生地や製品メーカーなどをつなぎ、業界横断で推進することで全体のコストを下げ、ビジネスとして継続しやすくした。製品の売り上げの一部は、海洋環境の保全に役立てられる。野村浩一代表理事は「次世代に海の恵みを残したい」と語る。

 ランドセルなど連携製品は200以上にのぼる。例えば、健康器具を手がけるドリームファクトリー(大阪市)は、2023年、ドクターエアブランドで廃棄漁網の再生生地などを取り入れた製品ライン「ブルーライフ」を立ち上げた。「地球を健康にしたいという思いがある」(広報)

 旅行関連の製品を展開するブランド「Aww(アウ)」も今年7月、不要になった漁網を25%配合した生地を使った商品を発売した。

 東レ、日東製網、マルハニチロのグループ会社である大洋エーアンドエフ(AF)の3社は、廃棄漁網を使って再び漁網にリサイクルする「漁網to漁網」に力を入れている。

 回収した廃棄漁網の一部を原料に使用したナイロン原糸を東レが開発した。日東製網が漁網を製造し、大洋AFが運航する漁船で試験的に導入。23年12月には販売を始め、利用の拡大を目指す。

 廃棄漁網は、海中のくずや藻の付着などで再利用は難しいとされていた。東レによると、課題だった強度や耐久性などを独自の技術で解決し、再生ナイロンをつくることに成功したという。
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