「能登救援の準備」
―中田英寿、五郎丸歩さんら―
東日本大震災では有名人の救援活動を売名行為とするメディアも多数ありましたが、熊本地震以降このような記事が皆無になったことは喜ばしい変化です。ただ、日本財団への寄付の中にはまだまだ匿名を望む方がおられるのは少し残念です。有名人の寄付・支援活動は、多くの方々に良い刺激になると思うのですが・・・。
以下、サカノワの過去の記事を拝借しました。
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日本財団のアスリートと共に社会課題解決の輪を広げていくプロジェクト「HEROs〜Sportsmanship for the future〜」(HEROs)の一環として、復興サポートに取り組む「HEROs災害支援チーム」が3月11日、 長野県にある「防災パークnuovo小布施(日本笑顔プロジェクト)」で重機講習会を実施した。HEROsアンバサダーである元サッカー日本代表の中田英寿氏、ラグビー元日本代表の五郎丸歩氏らが参加。中田氏やオリンピアンのアスリートらが「小型車両系建設機械」の運転資格を取得した。
今回、被災地で重機を用いたボランティア活動などを行う「日本笑顔プロジェクト」指導のもと、同支援チームの参加アスリートらが小型車両系建設機械の運転資格を取得した。中田氏は次のように、この講習に参加しようと自ら望んだ気持ちを語っている。
「今の世の中いつ何が起こるか分からない、何か起こる前に事前に準備をしておきたい、という想いから今回の重機講習会に参加しました。今回ここで経験したことは、まだ支援の行き届いていない災害の現場でも必要とされていることだと思います。実際に現地に行き、実践を交えながら上達していきたいです」
今回の講習に参加することを決めた自身の思いと、今後の意気込みを語りました。 また五郎丸氏は「ショベルを持ってボランティアに参加した際、重機を使うメリットを非常に強く感じました。今後も社会貢献していくため、アスリートの強みである情報発信の力を活かし、今回のような活動をファンの方々や地域の方々に報告するのも、ひとつ意義があるのではないかと思います」と出身地の静岡県で昨年、一昨年と被災した経験を踏まえ、 この重機講習会への思いを語っている。
小型重機を運転する中田英寿氏
今回の重機講習会で資格を取得したHEROsアスリートの有志は3月17日、能登半島地震の被災地である石川県珠洲市の重機支援活動の現場に入り、 この日培った知識と技術を活かし、支援活動の補助を実践する予定。同支援チームは引き続きトップアスリートが集い「人を集め、発信する力」を活用し支援活動行っていく。また今後さらに被災地の復興をサポートできるよう、参加アスリート・スポーツチームと、 もしもの時に備え、必要な知識と技術を身につける研修活動などを展開していく。