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【私の毎日】9月29日(金)  [2023年09月29日(Fri)]

9月29日(金) 

6:40 財団着

9:00 経営企画広報部との打合せ

10:00 水嶋 智 国土交通審議官

11:00 ベオグラード大学名誉博士号授与式

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ベオグラード大学のブラダン・ジョキッチ学長より


14:00 山崎章郎 悠翔会ケアタウン小平クリニック名誉院長

終日 原稿書き、寄付金への礼状書き

「日本は少子化時代」―世界の子だくさんは?― [2023年09月29日(Fri)]

「日本は少子化時代」
―世界の子だくさんは?―


先般のブログで、ミャンマーのロヒンギャ難民の夫が4人の妻に27人の子どもで1家族37人の話を書いたら、財団職員より「すごい家族もあるものですね」と感嘆の声が聞かれたので、「世界にはもっとすごい人がいるよ。かつて読んだ本でロシア人の女性が60人近く子どもを産んだそうだ」と話したところ、いつも私の疑問を調べてくれる秘書の中安さんが早速調べてくれた。

「ありました、ありました。確かにロシアの農民ヒョードル・ワシリエフさんの妻は、1725年から1765年の間、実に69人の子どもを産んだ記録が「ギネス」に認定されていました」とのこと。40年間に4つ子を4組、3つ子を7組、双子を16組も出産したそうだ。

世界は広いですね。ついでに「ギネス」に記録されている自然妊娠の最高齢はアメリカのルース・キスラーさんで1956年、57歳で正常分娩で出産しているそうだ。

帝王切開での出産ではイギリスのドーン・ブルックさんが59歳の時に64歳の夫との間で出産している。医療が介入した場合、体外受精でスペインのマリア・デル・カルメン・ボウサダさんの66歳と358日というから、ほぼ67歳で双子を出産したことになる。

ところでウガンダの一夫多妻制が合法である地域に住むムサさん(67歳)は、12人の妻に102人の子どもを設け、568人の孫がいるそうだ。

ケニアでも一夫多妻制を導入しており、妻120人と結婚。子供210人とギネスに登録されている人もいる。

先進国と言われる国々での人口減少と途上国と言われる国々での人口激増は、近い将来、深刻な国際問題の予兆の一つになることは間違いないことのようです。

【私の毎日】9月28日(木) [2023年09月28日(Thu)]

9月28日(木)

6:37 財団着

8:00 「DeepStar国際シンポジウム」打合せ

8:30 「WORK! DIVERSITY・就労支援フォーラム」打合せ

9:00 渡邉一利 笹川スポーツ財団理事長

9:45 武見敬三 厚生労働大臣

13:00〜15:00 DeepStar国際シンポジウム 挨拶

23.09.28 海洋開発国際セミナーにて開会の挨拶.JPG
海洋開発国際セミナーにて開会の挨拶


15:00 関連団体役員会議
    今川啓一 日本ゲートボール連合専務理事

終日 社内打合せ、原稿書き、寄付金への礼状書き

【私の毎日】9月27日(水) [2023年09月27日(Wed)]

9月27日(水)

13:20 財団着
    財団内打合せ
   
15:00〜16:00 カンボジア教員養成大学の保健担当教官との面談、日本研修修了証授与式

23.09.27 カンボジア教員養成大学教官との集合写真.jpg
カンボジア教員養成大学教官たちと


終日 原稿書き、寄付金への礼状書き

「ロヒンギャ問題」その2―困難な帰還問題― [2023年09月27日(Wed)]

「ロヒンギャ問題」その2
―困難な帰還問題―


ロヒンギャ問題は、スーチー女史政権時代ですら全く進展しなかった難問題です。

ロヒンギャの主な居住地であるラカイン州は、かつてはアラカン王国が存在し、1785年にビルマ族に滅亡させられた地域です。現在、急激に勢力を持つ少数民族武装勢力・アラカン・アミーとミャンマー軍との激烈な戦闘が展開されていましたが、幸いなことに、人道的停戦を呼びかけたところ双方の了解を得て昨年の11月より停戦が実行されており、日本財団の人道的支援である各種食料や衣料が配布されています。これからは学校建設、医療設備の設置等々で、日本財団の人道支援中は停戦を継続することになってはいますが、偶発的事件が発生して本格的戦闘が発生しないよう、双方に慎重な対処を要請し続けているところです。

船団を組んで出発.JPG
難民への支援 
船団を組んでいざ出発

支援物資を各世帯に引き渡し.JPG
支援物資を各世帯に引き渡し


ロヒンギャの本格的な帰還には双方の了解が必要であり、この問題についての協議はいまだ行われてはいません。更に問題なのは、バングラデシュ側にあるコックスバザールの難民キャンプの中にロヒンギャ連帯機構(RSO)とアラカン・ロヒンギャ救世軍(ARSA)と二つの秘密勢力が存在し、ミャンマー帰還問題では両者間で抗争が発生。2023年1月から8月28日までに殺害された難民は43人を超えています。

帰還希望者への脅迫、又、ひそかに帰還を望んでいても、かつてのような居住地での移動制限による監視の心配、国籍付与の問題等々を考慮すると、難民自身の帰還への意思表示も生命にかかわる深刻な問題なのです。

しかし、この問題への解決の糸口を探る動きが静かに始まっています。中国が仲介の労をとり、バングラデシュ政府とミャンマー政府との間で第一回は少なくとも1000人規模の帰還を実現すべく困難な交渉が続いています。親日国バングラデシュのハシナ首相は日本の関与を強く希望されましたが、残念ながら日本政府は静観の状況で、前述したように、人道支援(食料、衣料など)活動は日本財団や国際機関を通じて行われているのが現状です。

(注)ミャンマーでは「ロヒンギャ」なる言葉は禁句で、ベンガリーズと呼称されることはあります。

【私の毎日】9月26日(火) [2023年09月26日(Tue)]

9月26日(火)

6:45 財団着

9:00 チャールズ・ノース 
    教育のためのグローバルパートナーシップ(GPE)副最高経営責任者

GPEのピンバッジを贈られる.JPG
GPEのピンバッジを贈られる


14:00 スピーチ打合せ

16:30 大野修一 社会変革推進財団理事長

17:00 アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター(IUC)奨学金授与式

これから10ヶ月の上級日本語研修を受けられる皆さんと.JPG
これから10ヶ月
上級日本語研修を受けられる皆さんと


18:00 IUC奨学生懇親会

終日 原稿書き、寄付金への礼状書き

【私の毎日】9月25日(月) [2023年09月25日(Mon)]

9月25日(月)

6:40 財団着

10:00 「妊娠SOS相談窓口助成」事業打合せ

11:00 門野 泉 東京財団政策研究所理事長

13:30 南里隆宏 笹川保健財団常務理事

14:00 沼崎 富 日本吟剣詩舞振興会会長
    「新年号のための対談」

16:30 藤原 誠 東京国立博物館館長

18:00 坂元茂樹 同志社大学教授

終日 社内打合せ、原稿書き、寄付金への礼状書き

「ロヒンギャ問題」その1―困難な解決への道― [2023年09月25日(Mon)]

「ロヒンギャ問題」その1
―困難な解決への道―


各国の指導者が間欠的にロヒンギャ問題は重大な人権上の問題であり、ミャンマーへの早期帰還を実現すべしとの「正義の発言」が発出されている。誠に最もな発言ではあるが、何時、どのようにとの具体的な解決への道筋と交渉についての言及はゼロである。あえて非難を覚悟して申せば、無責任な発言である。

私は6歳の時(昭和20年)、3月9日10日の東京大空襲の生き残りで、食糧不足による栄養失調と居住地が定まらず、小学校入学は一年遅れと、少年時代、悲惨な生活をせざるを得なかった。そんな経験から混乱するミャンマーにおいて、食料、衣服、住宅建設等、人道支援活動に限定して懸命に支援活動に努力を続けているところで、外務省の貴重な国際協力資金も活用させていただいている。

ロヒンギャの居住地も例外ではなく、2017年8月25日の夜、ロヒンギャ過激派グループ・アラカン・ロヒンギャ救世軍(ARSA)の攻撃にミャンマー国軍は激しく反撃。その結果100万人ともいわれるロヒンギャ難民が隣国バングラデシュのコックスバザールに殺到・避難して以来、何の進展もなく6年が経過した。

私は以前、長年にわたるイスラエルとパレスチナ紛争に、今は亡きチェコのハヴェル大統領やヨルダンのハッサン皇太子(当時)と、若干関与したことがある。

2014年6月8日、教皇フランシスコは、イスラエのペレス大統領とパレスチナのアッパス大統領を招き、平和のために祈られた。その直後、ハッサン皇太子の 仲介でペレス大統領とアッパス大統領と会談した。その内容は割愛するが、偶然にも両者から「両国の和解には何十年もかかる。小学校の子どもたちから共学してしっかり教えていくことが必要だ。憎しみに燃える現在の国民レベルでは解決は不可能に近い」と、意外な発言であった。

ラカイン州に住むロヒンギャン民族はほとんどミャンマー語が理解できず、事件発生前でも相互理解は難しい状況であった。勿論、スー・チー政権時代でもロヒンギャは居住地を中心に行動制限があり、遠隔地訪問には特別許可が必要であったらしい。

そこで日本財団では、前述の両大統領の発言を参考に、ラカイン州で建設した100校の学校の中の7校で両民族の子どもたちに共に学んでもらうことにした。「何の問題もなく学校運営は順調です」との報告に喜んでいたところ、例の8月25日の事件で学校は廃墟になってしまった。

日本財団では、バングラデシュの財団「BRAC」の協力を得て100万人とも言われる難民が居住するコックスバザールに2階建て学習施設3棟の建設、1階建て学習施設200棟の建設等をしたことは既に報告したとおりだが、ミャンマーにいつ帰還できるかは不明でも、その時のためにミャンマーの国歌とミャンマー語を教えてもらっている。

建設した2階建て学習施設.jpg
建設した2階建て学習施設


残念ながら事件発生から6年間が経過したが、帰還問題は遅々として進展がなく、国際機関による救援資金も大幅に減少。国連世界食糧計画(WFP)によると、2023年度は食糧引換券は1人当たり月額12ドルだったが6月には8ドルと大幅に減額しており、子どもの栄養失調の深刻化、児童労働や児童婚の強要、犯罪行為の増加が懸念されると警告を発している。

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コックスバザールで食糧引換券を持って食料配布を待つ人々


このような状況下でも出生率は異常に高く、BRACのホセイン・ジル・ラーマン総裁によると、毎年3万人の子供が誕生しているという。私自身、夫に妻4人、その子供27人、計32人の家族の写真を見たことがある。すさまじい難民増加でコックスバザールも限界に近く、ハシナ首相はバサンチャール島に10万人程度収納可能なスペースがあると、バングラデシュ政府が所有者から土地を借り上げて移住を計画しているが、これは強制ではなく希望者だそうで、既に3万人が移住しており、「BRAC」の話によると、これらの難民はコックスバザールとは異なり、漁業や農業それに刺繍などを学んで自活しているそうで、日本財団は300万ドルの予算でBRACと協力して10万人と予想される難民の自活への事業を実施する予定です。

【私の毎日】9月22日(金) [2023年09月22日(Fri)]

9月22日(金)

6:45 財団着

9:30 沢渡一登 日本財団ボランティアセンター常務理事

10:00 ミレーン・ガルシア‐アルバノ フィリピン大使

11:30 紺綬褒章遺族追賞 伝達式
    故 原田清恵 様  遺族 山内正惠 様

13:15 岡野正敬 外務省事務次官

14:00〜16:00 笹川平和財団

16:30 小川秀興 日中医学協会会長

18:00 鈴木裕一 産経新聞常務取締役

終日 原稿書き、寄付金への礼状書き

「中国の小話」その315認識の相違―316処理水の海洋放出― [2023年09月22日(Fri)]

「中国の小話」その315
―認識の相違―


大不況を目前にして・・・

国民は政府にまだ切り札があると信じている。
政府は国民にまだお金があると信じている。

中国はアメリカは張り子の虎だと認識している。
アメリカは中国は凶暴な虎だと認識している。

アメリカ人は裁判沙汰が好きだ。国の法律を信じているから。
中国人は自分の運勢を信じるのが好きだ。法律は信用していないから。



「中国の小話」その316
―処理水の海洋放出―


日本の福島処理水の海洋放出開始後、中国のネットでは以下のような書き込みがあった。

中国では「地溝油=どぶ油」(工場の排水溝や下水溝に溜まったクリーム状の油を濾過し、精製して食用油脂として使われる油)と食品添加剤を食べている人たちが、日本の新鮮な魚を食べる人のことを心配しているのはおかしい。

日本人も馬鹿正直だ。中国が処理水の海洋放出に断固反対する声があるとわかっているのだから夜中にこっそりとやればいいのに、あえて世界に通告する。

処理水を海へ放出することは健康に危害があるのか?
IQが低いほど危害が大きいと答える。
学歴が低いほど影響が深いと答える。
認知力が低いほど懸念が大きいと答える。
中国政府は彼らを利用しているぞ!!
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