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【私の毎日】8月31日(木) [2023年08月31日(Thu)]

8月31日(木)

6:48 財団着

10:45 鯰 博之 外務省アジア大洋州局長

13:30 胡 一平 笹川平和財団日中友好基金特任研究員

14:30 中村 亮 外務省南部アジア部長
    有馬 裕 外務省北米局長

終日 社内打合せ、原稿書き、寄付金への礼状書き

「天気予報の報道は適切か?」―不親切な報道の在り方― [2023年08月30日(Wed)]

「天気予報の報道は適切か?」
―不親切な報道の在り方―


毎日、毎日、天気予報は酷暑による熱中症に注意の連呼といってもいい。しかし、気象庁の発表する温度と我々が実感する体感温度には相当な差異を感じるのは私だけだろうか。

かつて子どもの頃習った温度は、百葉箱といって直射日光の当たらない風通しの良い土の上1.5mほどのところで観測すると教えられた。そんな疑問から「ウェザーニュース」で調べてみると、現在天気予報で使われているのは、一般的には気象庁の地域気象観測システム「アメダス」による観測データで、アメダスによる気温は電気式温度計により下記の条件で観測される。

・風通しや日当たりの良い
・芝生の上1.5メートルの位置
・温度計に直射日光が当たらない

なんだ、百葉箱とあまり違わないではないか。芝生の上で観測するのは日差しによる熱の反射で気温が上昇するのを防ぐため。しかし、私たちが実際に暮らしているのはアスファルトなどで、反射熱の影響を多く受けている。つまり、日差しが強い夏ほど、アメダスによる観測値より実際に私たちが感じている気温の方が高いのである。

また、ウェザーニュースによれば「1.5mより低い場所で過ごしている子どもやペットなどは、さらに注意が必要です。夏の強い日差しの照りつけで、気温が30℃くらいの日でも、アスファルトは簡単に50℃以上にまで上昇。およそ1.5mの所で息をしている大人の顔の回りが30℃の場合、小さい子どもの顔の回りでは38℃くらいにも達し、ベビーカー内の乳幼児やペットはもっと厳しい環境で過ごしているのです」と、私の疑問にはっきり答えてくれている。

天気予報の報道は適切か.png
ウェザーニュースより


しかし、この図でも大人が30℃と感じることは、条件の良い電気式温度計で発表される温度は、多分23℃〜25℃ぐらいであろう。毎日発表される35℃〜38℃の場合、路上における温度は図を参考にすれば、大人とアスファルトの間には25℃の差があり、35℃は60℃、38℃は63℃と恐るべき温度になっているわけである。熱中症の予防には水分を十分とるように注意喚起することも大切だが、上記のような危険な情報についてもお天気キャスターの説明に追加してもらいたいものですね。

【私の毎日】8月29日(火) [2023年08月29日(Tue)]

8月29日(火)

6:40 財団着

8:00 「子ども第三の居場所」サミット打合せ

10:00 船越 真 東京BMC社長

14:00 杉山晋輔 外務省顧問

15:00 田南立也 日本財団特別顧問

15:30 春田京子 グレイトブリテン・ササカワ財団

終日 原稿書き、寄付金への礼状書き

「1万人女性意識調査結果」―子ども家庭庁に期待せず2割― [2023年08月29日(Tue)]

「1万人女性意識調査結果」
―子ども家庭庁に期待せず2割―


日本財団は「少子化と子育て」(少子化を背景とした女性の子育て意識)をテーマに、4回目の1万人女性意識調査を実施した。

1万人女性調査.jpg


何の制約もない場合の理想の子ども数を4割が2人とする一方、5人に1人は「持ちたくない」との回答であった。また、子どもの成長に対する親の責任では「成人するまで」が 4 割弱とトップを占め、子どもの将来を考える上で「財政悪化による医療・年金など、国の基幹システムの崩壊」を不安視する声も 4 割を超えている。このほか、こども家庭庁に対する期待では「こどもの貧困の改善」、「少子化の改善」が上位に並び、今後の少子化対策の焦点となっている子ども関連予算増額の財源に関しては、消費税率の引き上げに反対する意見が 7 割を超えているほか、医療費や介護費の本人負担増に反対する声も 6 割を超え、国債の発行に反対する声も 4 割を超えていた。

本調査の詳細の結果については、当財団のWebサイトからご参照いただけます。また、8月11日付マイナビ子育ての記事にて本調査を引用いただきましたので、以下一部抜粋してご紹介します。

***************

女性1万人に聞いた!こども家庭庁への期待は「ない・わからない」が2割以上で最多

・こども家庭庁への期待は?女性1万人の回答
・「特に期待することはない・わからない」の割合が最多
・「若年齢層」はこども家庭庁への期待が低い
・「既婚×子ども無」では賃金UPの期待も
・地域社会を巻き込んだ支援を期待する声が多数

2023年4月、「こどもまんなか社会」を目指すとする「こども家庭庁」が創設されましたが、皆さんはどんなことを期待していますか? 今回は日本財団が女性1万人を対象に行った調査から、皆さんがこども家庭庁に対してどのようなことを期待しているかをご紹介します。

こども家庭庁への期待は?女性1万人の回答
2023年4月に「こども家庭庁」が発足されました。こども家庭庁は「こどもまんなか社会」の実現を掲げています。主な取り組みとして、
・こどもの視点に立った司令塔機能の発揮、こども基本法の着実な施行
・こどもが健やかで安全・安心に成長できる環境の提供
・結婚・妊娠・出産・子育てに夢や希望を感じられる社会の実現、少子化の克服
・成育環境にかかわらず誰一人取り残すことなく健やかな成長を保障
が挙げられます。

まだ発足して間もないですが、あなたはどの程度の期待を寄せていますか? 今回は、日本財団が実施した「1万人女性意識調査 少子化を背景とした女性の子育て意識」の中から、こども家庭庁に関する部分をご紹介します。

「特に期待することはない・わからない」の割合が最多
Q.2023年4月に、子ども政策全体を統括する司令塔として「こども家庭庁」が設置されます。 あなたがこども家庭庁に特に期待することは何ですか。2つまでお選びください。

こども家庭庁に対して期待することとして「子どもの貧困の改善」と回答した方が20.3%で2割を超え、次いで「少子化の改善」、「児童虐待対策」が上位となっています。

しかし注目すべき点は「特に期待することはない・わからない」と回答した方が23.3%と最も多いことです。こども家庭庁自体の認知度が影響している可能性もあるかもしれません。

「若年齢層」はこども家庭庁への期待が低い
「特に期待することはない・わからない」という回答において、最も差がみられるのは18〜29歳と60代です。18〜29歳は28.8%と各年代の中で最も多く、一方の60代は17.6%となっており、10ポイントの差があります。

また、子どもの有無、未・既婚で比較してみた場合、「既婚×子ども有」の場合、「特に期待することはない・わからない」は15.7%ですが、「未婚×子ども無」では31.3%となっており、約2倍の差がありました。

「既婚×子ども無」では賃金UPの期待も
国や自治体に求める制度の自由回答(経済的・金銭的側面)では、教育費、給食費の無償化、手当の増額、賃金の上昇など、金銭面でのサポートを求める回答が多く、「既婚×子ども有」では教育関連、「既婚×子ども無」では賃金関連での制度構築、改善を求める傾向にありました。

地域社会を巻き込んだ支援を期待する声が多数
国や自治体に求める制度の自由回答(育児支援)では、保育・学童の拡充、地域や社会全体で育てる意識、女性が子育て中も働き続けられる仕組み、家族だけでなく地域や社会全体も巻き込んだ支援を期待する声などが見られました。

まとめ
約2割の女性はこども家庭庁に期待することがない・わからない状態であり、とくに18〜29歳の若年齢層におけるその割合は約3割にのぼります。国や自治体に何を求めるかという点については、金銭面で支援を求める声が多かったほか、育児支援では社会で子どもを育てる社会づくりを求める声などがありました。首相直属の組織であるこども家庭庁の今後の動きに注目が集まっています。

【私の毎日】8月28日(月) [2023年08月28日(Mon)]

8月28日(月)

6:46 財団着

12:30 南里隆宏 笹川保健財団常務理事

終日 社内打合せ、原稿書き、寄付金への礼状書き

「来年の東京マラソン」―チャリティランナー募集終了― [2023年08月28日(Mon)]

「来年の東京マラソン」
―チャリティランナー募集終了―


東京マラソンは毎年大盛況である。

元は笹川スポーツ財団が、イギリスやアメリカのマラソンを参考に、社会貢献活動を行っているNPOやNGOの活動資金を得るために計画された。亡くなられた石原慎太郎知事(当時)にアメリカに同行願って東京マラソンンの実現を説得し、日本財団の曽野綾子会長(当時)は警視庁にその実施とルート決定を陳情して実現したものである。

来年3月3日実施の東京マラソン2024では、参加者は37,500人が予定され、そのうち5000人がチャリティランナーとして割り当てられ、東京都の実施団体である東京マラソン財団より寄付先団体として39団体が認められている。日本財団へは200人が割り当てられた。

募集期間は本年の6月26日〜7月13日と定められ、割当を上回るご応募をいただいた。
いただいたご寄付は48,231,000円(2023年8月30日時点暫定額)にのぼり、日本財団子どもサポート基金で受け入れ、活用されることになっている。

市民ランナー増加の中で、日本各地で数多くの市民マラソン大会が開催されている。是非とも東京マラソンのチャリティランナー枠を研究され、社会貢献活動に汗を流すNPO、NGOの運営資金獲得にご協力願いたものです。

(注)東京マラソン設立については、下記の私のブログをご覧ください。

2007年2月20日〜22日「東京マラソン成功」
その1〜駕籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人〜
その2〜駕籠を担ぐ人〜
その3〜草鞋を作る人〜

2008年2月22日
「東京マラソン2008」その@
「東京マラソン2008」そのA
「東京マラソン2008」そのB

2009年3月23日
第3回東京マラソンと私たちの夢

【私の毎日】8月25日(金) [2023年08月25日(Fri)]

8月25日(金)

6:45 財団着

8:00 海野光行 日本財団常務理事

8:30 尾形武寿 日本財団理事長

10:30 特定事業部・海外協力援助事業説明

14:30 木村徹也 駐東ティモール駐箚日本国特命全権大使

15:30 国際事業部との打合せ

18:00 笹川平和財団 「アジア政治リーダー対話」歓迎レセプション 

23.08.25 第1回アジア政治リーダー対話で挨拶.JPG
第1回アジア政治リーダー対話で挨拶


終日 原稿書き、寄付金への礼状書き

「中国水産物、禁輸」―負けるな日本人― [2023年08月25日(Fri)]

「中国水産物、禁輸」
―負けるな日本人―


国際原子力委員会(IAEA)の厳重な検査の結果、安全と確認され福島第一原子力発電所の処理水放出を開始したところ、中国が日本産の水産物輸入を全面的に停止した。

当然予測されたことで私にとって驚きではないが、過剰報道は漁業関係に大きな心配と負担を与えることになる。中国が輸入品を停止して圧力をかけることは外交手段として常態化している。レアメタルしかり、台湾からのマンゴーの輸入禁止しかり、古くはノルウェーが中国の人権活動家、劉 暁波にノーベル平和賞を授与したことに激怒して、ノルウェー産サーモンの輸入禁止を長期間実施したこともある。

ここで大切なことは、一喜一憂することではなく、この対抗措置に負けないように福島産は勿論のこと、日本人全てが魚をはじめ水産物を購入して消費することではないだろうか。近年日本人の長寿は水産物の消費が多いからだと世界中で認識され、寿司ブームは勿論のこと、世界中で水産物の消費が高まっている。中国の非科学的な処置に負けないように、政府は水産物の一段の消費キャンペーンを行ってほしいものだ。

食料の安全保障が議論される今日、理不尽な処置に日本人全てが立ち上がり、水産物の消費量を増加させることによって、中国へ弱みを見せないことが肝心ではなかろうか。日本の水産物に強い憧れをもつ一般の中国人にとっても迷惑至極の処置ではあるが、中国の理不尽な処置に対抗するには、日本人の平和ボケからの覚醒のためにも、水産物の消費を増やして今回の中国の処置が何の意味もなかったと悟らせる必要があるのではなかろうか。日本人の連帯のために、岸田総理は福島産をはじめ、水産物の消費について大至急自身の思いを直接国民に訴えてほしいものです。

「モク拾いとスポゴミ」―ポイ捨てタバコ激増― [2023年08月25日(Fri)]

「モク拾いとスポゴミ」
―ポイ捨てタバコ激増―


禁煙運動の活動家・渡辺文学さん。毎日30分間、ポイ捨てタバコを黙黙(モク、モク)と拾い続け、2019年から2023年8月14日まで、実に84,917本を拾ったという。渡辺さんの情熱的な「地の塩」的活動に敬意を表します。

渡邉文学さん.png
モクを掲げる渡辺文学さん


喫煙場所の減少から、一部例外地域を除いて歩きタバコによるポイ捨てが激増しているのは嘆かわしいことです。世田谷の我が家の前でも、以前はなかったポイ捨てタバコが見られ、老妻の掃除は日課となっています。これらのポイ捨てタバコは河川を流れ、やがて海に入り、重大な海洋汚染になっています。一般的に海洋ゴミの7割は陸上から流出して海洋汚染を起こしているといわれています。

日本財団では、瀬戸内海を世界一美しい内海にしたいと岡山、広島、香川、愛媛の各県の協力を得て、地元の皆さんのご協力を得ながら海洋ゴミの収集を積極的に行うだけでなく、「海と日本プロジェクト」の名のもと、全国的に海洋ゴミの収集に務めています。プラスチックや空缶、魚網などのゴミは収集可能ですが、有害なポイ捨てタバコは既に海中で分散してしまい収集不可能で、魚類にどのような悪影響を与えているかは不明です。またプラスチックゴミは、いずれマイクロ化して魚類の体内に入り、恐らく近い将来人体への影響について科学的知見が発表されることでしょう。

話は長くなりましたが、表題のスポゴミは既に5月18日のブログに記したように、日本を含め世界21か国での予選が佳境に入り、日本でもそろそろ県代表が決定して47都道府県の代表による決戦で日本代表が決定することでしょう。

世界大会は11月22日、東京・渋谷で開催されます。スポゴミ(ゴミ拾いをスポーツ化した)は3人一組で各種ゴミを収集し、得点を競うものです。一番得点の高いゴミは実はポイ捨てタバコなのです。モク拾いの専門家?である渡辺文学さんが参加されていたら日本代表になったかも知れません。次回是非チャレンジして下さい。

一度でもゴミ拾いに参加した人は、子どもを含め、決してゴミを捨てなくなることがわかっています。是非、スポゴミを全国に展開することによって、外国人からは美しいと言われている日本ですが、更にどこにもゴミが落ちていない真の美しい日本にしたいものです。

(注)「モク拾い」とは第二次大戦後、タバコのない時代に主に駅のプラットフォームから捨てられたポイ捨てタバコを拾い集め、再生して闇市で売っていました。このタバコの拾い集めを「モク拾い」と呼んでいました。

【私の毎日】8月24日(木) [2023年08月24日(Thu)]

8月24日(木)

6:42 財団着

9:00 「アジア政治リーダー対話」スピーチ打合せ

終日 社内打合せ、原稿書き、寄付金への礼状書き

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