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resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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【私の毎日】1月31日(火)  [2023年01月31日(Tue)]

1月31日(火) 

6:40 財団着

7:25 海野光行 日本財団常務理事

10:00 役員会議

12:00 赤阪清隆 ニッポンドットコム理事長

13:30 スピーチ打合せ

14:30 有馬 裕 外務省南部アジア部長

16:00 梅田邦夫 元ベトナム大使

終日 原稿書き、寄付金への礼状書き

「ローマ教皇と会談」―一枚の写真― [2023年01月31日(Tue)]

「ローマ教皇と会談」
―一枚の写真 ―


1月26日、バチカンでローマ教皇フランシスコ台下と会談した。

アルゼンチン出身の教皇にワールドカップで優勝したことのお祝いを申し上げると、「今はじめて知りました」とのこと。「多忙に紛れてテレビを見ることが出来ませんでした」とのお返事であったが、関係者によると、テレビはご覧にならないようで、話の糸口として申し上げたサッカーの話はこれのみであった。

バチカンと共催した「ハンセン病に関する国際シンポジウム」には、教皇から長文の署名入りメッセージ(原文手元にあり)を賜り、また、アルゼンチンにも多くの患者がいることに言及されて私の活動を評価され、「ハンセン病のない世界」の実現に更に努力するよう激励頂いた。

日本での思い出については「2回訪問しました。何といっても長崎で多くの悲惨な写真を見て戦争の残酷さを痛感し、絶対に戦争は良くない、良くない」と強い口調で話され、呼び鈴(リン)を押し、関係者に別紙の写真を指示され、私に見せて下さった。

ローマ教皇との会談@.png
写真の裏には、「戦争がもたらすもの」と
教皇からのメッセージが書かれていた


「焼き場に立つ少年」という有名な写真で、幼子(おさなご)が死んだ弟を背負い、唇(くちびる)をかみしめて、火葬を待つ写真である。私はこの写真を見て思わず落涙するところであった。

昭和20年3月9日の深夜、私が6歳の時に東京を襲った大空襲は、1晩で10万8千人余が死亡、数十万人が負傷、数十万戸の家が焼かれた。あの時、高熱で寝込んでいた母は毛布を頭からかぶり、私は防空頭巾に水筒を下げ、背中には風呂敷で包んだ1升の米を背負い、油製爆弾(焼夷弾)の燃え盛る炎を体に浴びて悲鳴を上げて死んでいく人々を目にし、正に生き地獄の中、奇跡的に生還した。多くの死体に直接手に触れ、町内の人を探し歩いた。その後の生活は栄養不足で全身に「おでき」(皮膚に膿(うみ)を持つ腫物)が出来て苦しんだ思い出が、この一枚の写真を見た時、一瞬にして走馬灯のように駆け巡った。

これが現在の私の人道活動の原点である。教皇は戦争の話になると必ずこの一枚の写真(一枚の写真は10万語に優る)を多くの人々に配っているとみえて、私にも15枚下さった。

いずれまた、世界のハンセン病の状況について説明に参りますと申し上げると「いつでもどうぞ(The door is open.)」とにっこりされた。お断りされて当然と思いながら「ハンセン病を忘れないで!」のバナー写真をお願いしたところ快く応じて下さった。

ローマ教皇との会談A.jpeg
ローマ教皇と会談


多分、バチカンの長い歴史の中で、又、多くの教皇が活躍された歴史の中で、このような写真は初めてのことではないだろうかと、率直に応じて下さった教皇に深い感謝と「ハンセン病のない世界、偏見・差別のない世界」を改めて心に誓って宮殿を後にした。

【私の毎日】1月30日(月) [2023年01月30日(Mon)]

1月30日(月)

6:48 財団着

9:00 「特定事業部助成事業」合せ

10:00 ジェフ・ハヤシダ アマゾン前代表取締役

11:00 S.K.ノーディーン(S.K.Noordeen)
    ササカワ・インド・ハンセン病財団(SILF)初代会長
    追悼出版式典挨拶撮影 

13:30 下村博文 全日本剣道道場連盟会長

14:00 山中Y子 元衆議院議員

「シルバー川柳」その7 [2023年01月30日(Mon)]

「シルバー川柳」その7


*二世帯を 建てたが息子に 嫁が来ぬ:滝上 正雄
 ―ご両親の思いに報いるよう、息子さん、頑張りなさい。

*改札を 通れずよく見りゃ 診察券:津田 博子
 ―私は「スイカ」で駄目でした。6ヵ月未使用のため。

*ガガよりも ハデだぞウチの レディーババ:葵 春樹
 ―いいじゃないですか。日本も欧米流になったんですよ。

*これ大事 あれも大事と ゴミの部屋:川端 和子
 ―衣類は女性にとって想い出があるので難しいです。

*カード増え 暗証番号 裏に書き:石田 るみ子
 ―ですから私は暗証番号なしですよ。

*まだ生きる つもりで並ぶ 宝くじ:酒井 具視
 ―いいじゃないですか。夢見ることは。

*「お年です」 それが病気か 田舎医者:松浦 宏守
 ―都会の医者にも多いですよ。

*少ないが 満額払う 散髪代:林善 隣
 ―私の妻も不満で、彼女がやっています。

*さびしくて 振り込め犯と 長電話:星野 透
 ―よほど話術がある人ですね。

*万歩計 つけて帰りに 車呼び:津留 キヌ
 ―友人にいました。散歩の帰りはタクシー利用。

【私の毎日】1月27日(金)・1月28日(土) [2023年01月28日(Sat)]

1月27日(金)

1:00 ホテル着

7:30 朝食

10:00 マルタ共和国 ジョージ・ヴェラ大統領

@ジョージ・ヴェラ大統領と会談.JPG
ジョージ・ヴェラ大統領と会談

11:00 国際海洋法研究所(IMLI)訪問

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国際海洋法研究所(IMLI)の日本財団奨学生たちと

 
11:30 マルティネスIMLI所長(Prof. Norman A. Martínez Gutiérrez)

BIMLI所長.マルティネス博士と会談JPG.JPG
IMLI所長.マルティネス博士と会談


12:45 アタード前IMLI所長(Prof. David Attard)

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20年ぶりに海洋問題の先駆者、アタード博士と会談


15:00 マルタ共和国 ロベルト・アベラ首相

D45歳のロベルト・アベラ首相と会談.JPG
45歳のロベルト・アベラ首相と会談

E首相との会談直後にあまりの寒さにこの姿.JPG
首相との会談直後、にあまりの寒さにこの姿

F地中海に浮かぶマルタ共和国。面積は淡路島の半分.JPG
地中海に浮かぶマルタ共和国
面積は淡路島の半分


17:30 空港着

20:30 マルタ発


1月28日(土)

0:50 トルコ・イスタンブール着

3:00 イスタンブール発

20:00 羽田着

「シルバー川柳」その6 [2023年01月27日(Fri)]

「シルバー川柳」その6


*金貯めて 使う頃には 寝たっきり:湯澤 力男
 ―だからデフレになるのよ。子どもに譲りなさい。

*欲しい物 今じゃ優しさ だけになり:宮沢 淑子
 ―私は愛が欲しい!!

*症状を 言えば言う程 薬増え:須藤 貞子
 ―医者は病名をつける専門家です。

*孫が聞く 膝が笑うと どんな声?:飯田 芳子
 ―シクシク?と笑うんです。

*メイドカフェ? 冥土もカフェが あるんかえ?:竹村 友子
 ―ありますとも。でも急いで行かないで!!

*子は巣立ち 夫は旅立ち 今青春:蓮見 博
 ―女の涙は3カ月と言いますね。

*期限切れ 犬にやらずに オレに出す:足立 忠弘
 ―そうですか。お宅もそうなりましたか。

*日帰りで 行ってみたいな 天国に:斎 千代子
 ―日帰りなら、友人がいる地獄でもいいですね。

*延命は 不要と書いて 医者通い:賣市 光
 ―奥さん!! ピンピンコロリのためですよ。

*目覚ましの ベルはまだかと 起きて待つ:山田 宏昌
 ―私は目覚ましも必要ありません。

【私の毎日】1月26日(木) [2023年01月26日(Thu)]

1月26日(木)

7:00 新潟大学 張雲准教授 朝食

9:50 ローマ・カトリック教会 フランシスコ教皇謁見

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ハンセン病に深い理解を示してくださったフランシスコ教皇と
(Photo by Vatican Media via Vatican Pool/Getty Images)

13:00 関係者との昼食

16:00 共同通信 電話インタビュー

17:30 ホテル発

18:20 ローマ空港着

22:00 ローマ発(空港待機約3時間半。フライト1時間半遅れ

23:45 マルタ共和国着

「シルバー川柳」その5 [2023年01月26日(Thu)]

「シルバー川柳」その5


*マイナンバー ナンマイダーと 聴き違え:沢登 清一郎
 ―耳が遠くなると、こんなこともあるんですかねぇ。

*想い出が 身辺整理の 邪魔をする:はなみづき
 ―我が家でも終活ですが、進みません。

*浪花節 何のだしかと 嫁が聞き:日比野 勉
 ―ジェネレーションギャップですね。

*粗大ゴミ そう言う妻は 不燃物:岡田 淳
 ―年齢を重ねるごとに妻は強くなる。
  何故なんでしょうかね。

*元酒豪 今はシラフで 千鳥足:川辺 昌弘
 ―健康は足からです。
  千鳥足でも歩きましょう!

*素っぴんに 隣の犬が 後退さり:須田 無知子
 ―犬でもビフォー・アフターが分かるんですね。

*同時期に シュウカツをする 孫と爺:口笛 太郎
 ―就活と終活ですね。

*遺産分け 位牌受け取る 人はなし:西田 勲
 ―亡き両親の霊をまつる木の札は不要ですか?

*お医者様 パソコン見ずに オレを診て:佐藤 光紀
 ―今や、脈をとる医者もおりません。

*欲しかった 自由と時間 持て余す:藤原 ノブ
 ―青年期と老年期の違いですね。

【私の毎日】1月25日(水) [2023年01月25日(Wed)]

1月25日(水)

7:30 朝食

10:00 アルバロ・ラリオ国際農業開発基金(IFAD)総裁

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アルバロ・ラリオ総裁

12:00 関係者との昼食

16:00 グレゴリアン大学 マーク・ルイス学長

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マーク・ルイス学長


19:30 関係者との夕食

「中国の小話」その304―新 冠― [2023年01月25日(Wed)]

「中国の小話」その304
―新 冠―

カタールで開催されたサッカーワールドカップは、メッシ率いるアルゼンチンチームの36年振りの優勝で幕が下りた。メッシ自身も、悲願のワールドカップ優勝と最優秀選手の栄冠を手にした。

サッカーの祭典の閉幕と時期を同じくして、中国は3年間続いたゼロコロナ政策を転換し、感染対策の大幅な緩和に踏み切った。その後、大都会を中心に、各地で感染者が急増し、医療体制への圧力や医薬品の品薄など、各地の政府が対応に追われ、市民も周りの人がどんどん感染している現状に戸惑いを隠せない。

それでも陽気な市民はこのような冗談を飛ばしている。

「歴史はきっと、我々とメッシが同時に冠を手にしたこのことを記録してくれるだろう。彼が手にしたのは、ワールドカップ優勝の栄冠だが、我々が得たのは疫病の新冠(新型コロナの中国名)だ」
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