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【私の毎日】8月31日(月) [2020年08月31日(Mon)]

8月31日(月)

7:00 財団着

9:00 「若手日系人調査」記者会見打合せ

14:00 「若手日系人調査」記者会見

DSC_1522.JPG


15:00 「将来世代と共存可能な財政社会保障制度のあり方」研究会
    キックオフミーティング  於:参議院会館会議室

打合せ、面会以外の時間は、寄付金礼状書き
   

「日本財団トイレ」―世界的ニュースに― [2020年08月31日(Mon)]

「日本財団トイレ」
―世界的ニュースに―


私はトイレの話が好きである。既に2007年1月25日に「トイレ考」、2010年12月6日に「トイレのお話」その112月8日に「トイレのお話」その2を掲載している。

今日のトイレの話は、世界的に著名な方々が協力して完成。アメリカのCNNやFOX、CBS(スタートして右下に表示される「Add Skip」をクリックすると広告が回避されます)をはじめ、世界的な話題として拡散している。

日本財団「公共トイレ」プロジェクト、正式名は「THE TOKYO TOILET」の話です。

トイレは家や勤務先、街中のどこにいても不可欠で、「たかがトイレ」ではなく「されどトイレ」なのである。ところが公園や道路脇にある公共トイレは「暗い」「汚い」といったイメージから利用率が極めて低い。ならば性別、年齢、国籍を越え、誰もが快適に使用できる場所に変えることはできないか。それが日本財団の目指す「多様性を受け入れる社会の実現」にもつながる。プロジェクトはそんな思いを込め、若手が中心になってスタートした。

場所は日本文化・情報の発信地である東京・渋谷区。同区と日本財団は2017年秋、社会課題の解決に向け5年間の「ソーシャルイノベーションに関する包括連携協定」を結んでおり、プロジェクトもその一環。世界で活躍する16人の建築家やデザイナーの協力を得て、同区内の公園や道路脇にある公共トイレ17カ所を21年夏までに新しいトイレに生まれ変わらせることになった。

このほど3カ所が完成し、8月5日、報道機関に公開された。

一カ所は片山正通氏のデザインによる恵比寿公園トイレ。コンクリート製の15枚の壁を組み合わせ、縄文時代にも遡る川屋(厠)をイメージしたユニークなデザイン。男性用、女性用、だれでもトイレの3つの空間が用意されている。

恵比寿公園.jpg
恵比寿公園=永禮賢氏撮影


残る2ヵ所は坂茂(ばん・しげる)氏による代々木深町小公園とはるのおがわコミュニティパークトイレ。公園内の公共トイレに対し多くの利用者が持つ「中が清潔か」、「誰もいないか」といった不安の解消がコンセプト。誰もいない時は外壁のガラスを通して中が見え、使用の際、鍵を掛けるとガラスが不透明になる。前者はオレンジ系、後者はブルーとグリーンのガラスづくりで、24時間使用可。夜間は常夜灯の役目も果たす。

代々木深町小公園に完成した公共トイレ=永禮賢氏撮影」.jpg
代々木深町小公園に完成した公共トイレ=永禮賢氏撮影


さらに年内に4ヵ所、2021年夏までに残る10カ所を含め17カ所すべてが完成し、渋谷区に譲渡される予定だ。プロジェクトには片山、坂両氏のほか安藤忠雄、伊東豊雄、隈研吾、槇文彦、田村奈穂、坂倉竹之助、藤本壮介、マーク・ニューソン、NIGOレジスタードマーク、佐藤カズー、佐藤可士和、後智仁、マイルス・ペニントン、小林純子各氏にも多忙の中、快く協力いただいた。公開した3カ所だけでも世界的な話題になっており、完成した暁には17カ所全ての個性的なトイレを訪れたくなるのは必定です。

日本のトイレは温水洗浄便座の幅広い普及など、清潔さや機能性で世界的にも知られる。わが国の「おもてなし」文化を象徴するひとつでもある。増して今回のプロジェクトのように世界の第一線で活躍する建築家やデザイナーによる個性豊かなトイレが、誰でも使える公共トイレの形で公園や街中に多数設置されている例は世界にもない。国内はもちろん、観光やビジネスで日本を訪れる外国人にも是非、利用し、日本の良さを再発見する機会にしてほしいと思う。



【私の毎日】8月28日(金) [2020年08月28日(Fri)]

8月28日(金)

13:40 財団着

14:00 「若手日系人調査」記者会見打合わせ

16:00 小川秀興 日中医学協会理事長

    寄付金令状書き

「北欧での日本研究」―9大学で― [2020年08月28日(Fri)]

「北欧での日本研究」
―9大学で―


今年で創設36年を迎えるスカンジナビア・ニッポン・ササカワ財団は、北欧のスウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、アイスランドが参加して、本部はスウェーデンにあるが、各国からは著名な方が理事として参加されており、日本との間に学術、教育と文化を中心に活発な交流が行われている。

今までに行った各国別の事業数とその国の人口を見ると、やはり「継続は力なり」を改めて再認識させられる。

           事業数     人口
デンマーク     1535件    約581万人
フィンランド    1214件    約551万人
アイスランド     305件    約35万人
ノルウェー     1438件    約533万人
スウェーデン    1809件    約1022万人
合計(北欧5か国)  6301件    約2722万人

この度、各国の更なる日本理解のために、特に熱心な9校の大学を選んで日本研究の講師のポストの設置と北欧の大学に在籍する博士課程の学生の日本研究助成プログラムが発足した。

デンマーク   オーフス大学
        コペンハーゲンビジネススクール
        コペンハーゲン大学
フィンランド  ヘルシンキ大学
        トゥルク大学
アイスランド  アイスランド大学
ノルウェー   ベルゲン大学
        ノルウェー科学技術大学
スウェーデン  ストックホルム商科大学欧州日本研究所

8月19日と20日の二日間、9大学参加による初めてのネットワーキングとコラボレーションの会議がオンラインで行われた。
以下は私の簡単な挨拶です。

*************

エリザベス・ニルソン・スカンジナビア・ニッポンササカワ財団理事長、各国で活躍されている理事のみなさん、お集まりの講師・フェローの皆さん。コロナ禍においてもオンラインを活用して北欧における日本研究の仲間が一堂に会する機会を設けていただいたことを嬉しく思います。

皆さんの研究する国への理解を深める一助になれば幸いと思い、若干、美しい国・日本について紹介をしたいと思います。

著名な政治学者であるサミュエル・ハンチントン氏は著書「文明の衝突」において、現在世界には主要な文明が8つあると言及しており、キリスト教文明、イスラム文明、中華文明などの1つとして東洋の島国である日本を紹介しています。2000年もの長きに亘り、日本は独立した文明を維持してきました。これは世界でも大変珍しいことです。

山川草木、森羅万象、自然の全てに生かされているという感謝の気持ちから日本独自の文明が育まれてきました。古来より、日本は春夏秋冬の区別が明確な美しい四季に彩られ、日本人は四季折々の自然を愛で、敬い、そしてその情景や想いを日本固有の和歌に託しました。

日本最古の歌集である万葉集には天皇や皇族、防人、農民など身分や性別を問わず幅広い人々の歌が収められており、彼らがその目で見て、感じたことが1200年の時を越え、色あせることなく現代に受け継がれています。

昨年日本は第126代天皇陛下が御即位され、新しい元号は「令和」となりました。「令和」の由来はこの万葉集にあり、「美しい調和」を意味します。

このように悠久の歴史と美しい自然、そして豊かな文化によって紡がれた、神秘的で奥深くそして味わいのある国が日本なのです。

ここにお集まりのみなさんが日本に興味を持ち、日本研究を選択してくれたことに敬意を表します。日本という国は、みなさんの溢れる知的好奇心を必ずや十分に満たしてくれることでしょう。みなさんの活動を通じて日本と北欧の距離が縮まり、共に「美しい調和」を奏でていくことを楽しみにしています。

ありがとうございました。


【私の毎日】8月27日(木) [2020年08月27日(Thu)]

8月27日(木)

6:57 財団着

13:00 中村克夫 セントラルコーポレーション会長

13:30〜16:50 インド・ハンセン病財団 オンライン理事会

終日、打合せ、寄付金礼状及び原稿書き

18:10 退室

「中国の小話」その231―複雑な家庭― [2020年08月27日(Thu)]

「中国の小話」その231
―複雑な家庭―


息子がお父さんに「隣の女の子が好きになった」と言った。

お父さんは息子に「彼女は君の母違いの妹だから、友だちにしかなれないよと」言った。

息子が「右隣りの女の子も好きだ」と言った。

お父さんは「彼女も母違いの妹だよ。お母さんには内緒だけど」と言った。

息子は泣きながらお母さんに訴えた。

するとお母さんは「お前の好きなようにしなさい。お前は父さんと血がつながっていないんだから」

【私の毎日】8月26日(水) [2020年08月26日(Wed)]

8月26日(水)

7:00 財団着

9:10 「オンライン遺言・遺贈セミナー」打合せ

10:00 理事会

13:00 「若手日系人調査」打合せ 

14:00 戸田隆夫 JICA上級審議役

14:30 加藤創太 東京財団政策研究所研究主幹

15:00 動画撮影(就労支援フォーラムNIPPON)

15:30 小林賢一 外務省南部アジア部部長 

18:10 退出

「中国の小話」その230―条件付の断酒宣言― [2020年08月26日(Wed)]

「中国の小話」その230
―条件付の断酒宣言―


私は以下の場合を除き、断酒宣言をする。

友あり遠方から来る場合。

友あり遠方に旅する前の食事会の場合。

久々に会った友と懇親会を催す場合。

親友親戚の冠婚葬祭の場合。

意気消沈の場合。

友に招待された場合。

ホストとして友を招待する場合。

【私の毎日】8月25日(火) [2020年08月25日(Tue)]

8月25日(火)

6:55 財団着

11:30 黒木重昭 株式会社読書人顧問

14:00 大友浩嗣 大和ハウス工業取締役常務執行役員 

14:30 下村博文 全日本剣道道場連盟会長

15:00 沼崎 富 日本吟剣詩舞振興会会長

15:30 藤井直樹 国土交通審議官 

17:00 退室

「アライアンス・フォー・ザ・ブルー立ち上げ」―プラごみによる海洋汚染の防止に向けて― [2020年08月25日(Tue)]

「アライアンス・フォー・ザ・ブルー立ち上げ」
―プラごみによる海洋汚染の防止に向けて―


深刻化するプラスチックごみによる海洋汚染を防止するには企業による商品開発や共同研究、社会実験の場の確保など幅広い取り組みが不可欠―。そんな考えで多業種の企業が連携するプラットフォーム「アライアンス・フォー・ザ・ブルー」を新たに立ち上げることになり、7月29日、企業14社が参加してキックオフミーティングを東京・赤坂の日本財団ビルで行った。

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アライアンス加盟企業の方たちとメディアの記者も参加してくださった


日本財団が進める「海と日本プロジェクト」の一環で、既に発生した海洋ごみの削減から新たなごみを発生しない商品開発まで多彩な取り組みで資源循環型社会のモデル構築を目指す。筆者は冒頭で「人類共通の公共財である海は、(産業革命以降)わずか200年足らずで危機に陥っている。人類の将来は海洋の保全にすべてが掛かっている」と、1000年先を見据えた取り組みに多くの企業の参加を訴えた。

ミーティングでは「海ゴミ問題解決のための具体的アプローチ」をテーマにパネルディスカッションも。参加企業14社のうち「三菱ケミカル」、「大日本印刷」、「コクヨ」、「menu」、「リファインバース」の5社の代表とアライアンス・コーディネーターの堀口瑞穂氏、日本財団の海野光行常務理事が登壇し、それぞれの取り組みや今後の目標などを報告した。

あらゆる廃材の再資源化に取り組むリファインバース(東京)の加志村竜彦常務は海ごみの26.2%を占める廃棄漁網について、「多くが焼却、埋め立て処分されるがコスト面などから海に流出するケースも多いようだ」とした上、ナイロン樹脂にリサイクルし、アパレル業界向けの素材として活用が始まっている現状を紹介した。

プラごみの関連では7月1日から、プラスチック製買物袋(レジ袋)の有料化がスタートした。日本財団が全国の生協利用者の協力で行った「生活者調査」によると、日用品などを購入する場合、プラスチックによる包装が過剰・不要と感じている人やプラごみの100%資源化を求める人がいずれも80%を超えており、海洋プラスチックの削減に向けた消費者の意識は高い。

「価格が5〜10円上がってもリサイクル樹脂の容器にしてほしい」など環境負荷の低いボトルや包装への切り替えを求める声も多く、企業も今後、経済合理性や収益性と合わせ、こうした消費者意識の変化に対応できる商品開発が必要になる。キックオフイベントに出席して、こうした活動を支える“陰の役割”を日本財団が果たして行く必要をあらためて実感した。

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関係者一同で記念撮影

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