• もっと見る
« 2014年11月 | Main | 2015年01月»
leprosy.jp
resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
Google
<< 2014年12月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
プロフィール

笹川 陽平さんの画像
笹川 陽平
プロフィール
ブログ
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
リンク集
https://blog.canpan.info/sasakawa/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/sasakawa/index2_0.xml

12月26日(金) [2014年12月26日(Fri)]

12月26日(金)

7:45 財団着

8:00 語り場案件「難病の子ども支援のためのホスピス建設」事業打合せ

8:30 語り場案件「ソーシャルゲーム」事業打合せ

8:45 語り場案件「特別養子縁組」事業打合せ

9:30 「春の交流会」打合せ

9:40 「子ども貧困基金」事業打合せ

11:00 福本修二 全日本剣道連盟副会長

11:00 グローバルアピール スピーチ打合せ

13:30 八代英太 元郵政大臣

14:00 小池保夫 日本モーターボート競走会会長

14:15 西尾雄志 Gakuvo

15:00 報謝祭

16:00 合同納会

「年末ご挨拶」 [2014年12月26日(Fri)]

「年末ご挨拶」


早、今年も終わりです。

年齢によって一年間の長さの感じ方は違ってきますね。私にとっては恐ろしく短く感じる年齢になりました。

しかし、精神は青春時代真っ盛りです。溢れるような情熱、耐えて耐えて又耐えて、結果が出るまで頑張り通すのが私の生き方です。

今年は21回の海外活動でしたが、エボラの発生でアフリカでの活動が中止されたのは残念でした。

春はダライ・ラマ師がインドのハンセン病回復者のコロニーに同行して下さり、その上、インド・ササカワ・ハンセン病財団を通じ、ハンセン病患者・回復者の子供たちに奨学金を提供して下さることになったのは望外の嬉しいことでした。通常、僧侶や寺院には寄進するのが常識で、その逆は稀なことではないでしょうか。

この一年、元気に活動に終始できたのは、多くの読者の激励と、献身的に支えてくれる日本財団役職員、関係団体の皆様の賜で、深く感謝申し上げます。

どうぞ有意義な年末年始をお過ごしください。

感謝万涛!

12月25日(木) [2014年12月25日(Thu)]

12月25日(木)

7:45 財団着

9:00 大野修一 日本財団常務理事

9:30 森田文憲 日本文化興隆財団相談役

10:00 アドリアン・カルボネ ベルギー王国ルーヴァン大学日本研究学科準教授

11:20 世海海事大学(WMU)ニューズレター用インタビュー

12:20 世界保健機関 中谷比呂樹先生

14:00 亀山千広 フジテレビジョン社長

14:30 西渕憲司 フジテレビジョン報道局長

15:45 グローバルアピール打合せ

18:00 テレビマンユニオン

12月24日(水) [2014年12月24日(Wed)]

12月24日(水)

7:40 財団着

9:00 理事会

12:00 関水康司 国際海事機関(IMO)事務局長

12:40 新規採用面接試験

15:30 茶野順子 笹川平和財団常務理事

17:00 森喜朗先生 於:砂防会館

「日本財団DOALOS奨学生総会」―50ヶ国参加― [2014年12月24日(Wed)]

「日本財団DOALOS奨学生総会」
―50ヶ国参加―


日本財団は創設以来、人類をはじめ、生きとし生きる全ての生物は母なる海より誕生したもので、この海の活用・保全に重大な関心を持ち続けてきた。

北極海航路の開発、超伝導船、メガフロートの開発等々、さまざまな活動を行ってきたが、日本の生命線といわれるマラッカ・シンガポール海峡の安全航行のために尽力して40年以上が経過した。

その中で、とかく国際的には無理解であった海洋に関する様々な人材養成事業は、日本財団の独壇場といっても過言ではない。

特に海野光行が計画した国連の海洋法課(DOALOS)へ、途上国の人材養成のために派遣した日本財団DOALOS奨学生の評価は高く、既に各国の高級官僚として国際社会の第一線で活躍している人材も多い。この度、50ヶ国から80名の同窓生が東京に集結。初めての同窓会を開催した。

下記のスピーチに私の海に対する思いが込められていますので、是非、ご笑読下さい。

**************

日本財団DOALOS奨学金プログラム同窓会
(原文・英語)


2014年11月28日
於:日本財団


これまで何世紀にもわたって、私たちは無邪気にも世界の海は無限であると信じてきました。人間活動の急速な拡大と発展はまさに今日まで海の恵みを好きなだけ利用することができてきたからこそ成し遂げられました。

しかし、世界人口が70億人を超えた今、人間活動が地球に与える影響の大きさは過去に類を見ない規模となり、もはや、海が元々持っている強大な回復力をもってしても吸収することが限界に達しつつあります。人類が海を使い切ってしまうという事態も現実味を帯びてきております。

気候変動、海洋の酸性化あるいは海洋汚染。これらは今すぐにでも対処せねばならない海洋をめぐる地球規模の問題のごく一部です。

私たちの海洋への過剰な依存がこのまま続けば、私たちの子供や孫の時代には海は現在のように豊かな状態ではなくなっているでしょう。一度荒れてしまった海を再び豊かな状態に戻すには長い年月がかかり、場合によっては二度と戻らないかもしれません。

人類は、今すぐ海洋をめぐる様々な問題の解決に全力を尽くさねばなりません。しかし、一つ一つの問題が複雑で、また問題同士が絡み合ってしまっているなか、一つの国、一つの機関、一つの分野だけの努力によって解決できることには限りがあります。

日本財団は、海洋の問題に効果的に取り組むためには、人類が海洋に対して負っている共有の責任を受け入れることと、人類は皆相互に結びついており、ひとりひとりが課題解決の礎であるということを認識することが大切であると考えています。次世代に海を持続可能な形で引き継ぐためには、今日、私たちの世代が、未来への責任を引き受けるとともに、これまでの取り組みからの教訓を活かさねばならないでしょう。

私たちは、国、機関そして分野を超えた連携を加速させるため、世界的かつ分野横断的なビジョンをもって、既存の枠組みを超えた包括的なネットワークを構築することができる人材を育成することが重要であると考えています。

日本財団の人材育成プログラムの第一の目的は、人々の意識と行動を変えるためにリーダーシップを発揮することができる次世代の海のプロフェッショナルを生み出し、育成することです。それと並行し、海洋の問題に従事する人たちが、それぞれの立場を超えて協力・協働するためのネットワークを作ることを第二の目的としております。これまで、約130ヶ国の1,000人以上の様々な分野の海洋の専門家を育成しネットワークを構築してきましたが、このようなネットワークにおいて生み出されるアイデアが、政策と科学的知見とを結び付け、その結果、豊かで持続可能な海洋のための真に効果的な国際的枠組みや規則につながっていくことを望んでいます。

フェローの皆様、私たちは、あなたがたこそがこうしたネットワークや解決策を生み出す能力をもった人材であると考えています。私たちがあなたがたに期待していることが何であるか、常に頭の片隅に置き、今後も世界の海のために精力的に働いて頂ければと思います。

DSC_0050.JPG
全員で記念撮影


本総会の機会を存分に活用し、皆様がネットワークを強化して、具体的な協力・協働の第一歩として下さい。例えば、今回お呼びしている先生方、あるいは他のフェローと活発に議論をし、その成果を国連事務総長への提言としてまとめることもできるかもしれません。日本財団は、今回の総会が、世界の海のための様々な活動の第一歩となることを望んでおりますし、また、皆様とこれから共に活動していくことを楽しみにしております。

12月20日(土)〜23日(火) [2014年12月23日(Tue)]

12月20日(土)

0:25 羽田発

5:45 タイ・バンコク着

8:00 バンコク発

8:45 ミャンマー・ヤンゴン着


12月21日(日)

要人面談・打合せ


12月22日(月)

22:10 ヤンゴン発、成田空港へ


12月23日(火)

6:45 ヤンゴンより、成田着

8:30 自宅着

「宿命の子」出版される―笹川一族の神話― [2014年12月22日(Mon)]

「宿命の子」出版される
―笹川一族の神話―


「宿命の子」―笹川一族の神話と題する高山文彦氏の著作が小学館より出版された。内容は亡父との父子関係を軸にした私の評伝的ノンフィクションである。初出は一昨年4月から昨年暮れまで、74回にわたって週刊ポスト誌に掲載された。

FullSizeRender.jpg


高山氏はハンセン病作家・北條民雄についての作品で賞を取られるなど、ハンセン病に深い興味を持っておられることを知り、一人でも多くの人にハンセンに対する正しい知識と偏見にもとずく差別の不当性について考えてもらいたいと、取材に応じることとなった。

高山氏の取材インタビューは100時間を超え、その質問は厳しく鋭いものであった。対する私も真摯に答えた。今、読み返してみると、作家の目を通しての私の言葉への見方と真意の間に幾つかの違いもある。こうした箇所は私の語彙不足と説明不足から生じた部分であろう。また、高山氏が過分に私を評価されている部分もある。高山氏の諸々のご指摘を糧とし、反省すべきは反省し、更に精進していくつもりである。

私にとっての一番の喜びは、高山氏が亡父笹川良一に深く温かな洞察力を発揮していただいたことである。私自身はまだまだ努力不足は否めないが、唯一、父母への親考行だけは立派にやり遂げたと、ひそかに自負できることである。

12月19日(金) [2014年12月19日(Fri)]

12月19日(金)

7:40 財団着

10:00 マラッカ海峡沿岸3ヶ国(シンガポール、マレーシア、インドネシア)局長級訪日団

11:00 テレビマンユニオン・インタビュー

13:00 上月豊久 外務省官房長

13:30 喜多由浩 産経新聞編集委員

14:00 坂本すが 日本看護協会会長

16:00 飯島 勲 内閣官房参与

16:40 日本財団国際フェロー

17:30 小高幹雄 ボートレース振興会会長

23:00 羽田着

00:25 羽田発、ヤンゴンへ

「ミャンマー出張」 [2014年12月19日(Fri)]

「ミャンマー出張」


12月5日にミャンマーから戻り、これで今年の海外出張も終わり、無事終えた1年に感謝・・・と思っていたところ、急遽、又、ミャンマー出張が入りました。

今夜の深夜便で羽田を発ち、24日朝、帰国の予定です。

「感染症の世界史」出版―石 弘之先生― [2014年12月19日(Fri)]

「感染症の世界史」出版
―石 弘之先生―


石 弘之先生は私の尊敬する数少ない学者の一人です。ご専門は「環境問題」で、この度『感染症の世界史』(洋泉社、2400円)を出版されました。一読に値する良書です。

51azcHny%2BkL._SY344_BO1,204,203,200_[1].jpg


先生から届いたご本と、その案内の書簡が面白いので公開させていただきます。

先生の了解なしに公開することは師に対する反逆で、出入差止めの可能性は大であります。しかし、先生はユーモアに理解ある方なので「しょうがないなあ!!」と、お許し下さることを期待しております。

神様は実に不公平です。私は秘書の星野妙子の記録によりますと、1982年から今年まで、ハンセン病制圧活動を初めとした人道活動で423回の海外旅行を経験しました。そのほとんどは感染症のデパートといわれるアフリカ約30カ国や南米、アジアの貧困地帯などで、猖獗を極める僻地ばかりです。3年前、ペルーで心臓疾患の診断で手術を受け、ペースメーカーのお世話になって第一級の障害者に合格してしまいました。しかし、知人は大変なことだと心配してくれますが、いたって元気です。それ以外病気とは縁がありません。

それに比べ先生の書簡によれば、『マラリア四回、コレラ、デング熱、アメーバ赤痢、リーシマニア症』等々、多彩な病歴を経験されておられます。先生のまさに命をかけた闘いを紹介したく、私的書簡を尊敬を込めてここに公開します。


*************

笹川陽平 様

しっかり年も押し迫って、何かと慌ただしい毎日かと存じます。このたび拙著『感染症の世界史』(洋泉社刊))を上梓いたしました。このところ「環境史」の著作に専念していますが、今回は「人と病気の環境史」に挑戦いたしました。

著作のきっかけは数年前の人間ドックです。事前の質問表にいい加減な回答を書いたら、若い看護婦さんから「既往歴をしっかり記入してください」とたしなめられました。仕方がないので「マラリア四回、コレラ、デング熱、アメーバ赤痢、リーシマニア症、ダニ発疹熱各一回、原因不明の高熱と下痢数回……」と記入して提出したら、「忙しいんですからふざけないで下さい」と、また叱られました。

ふざけたわけではなく、アフリカ、アマゾン、ボルネオ島などで長く働いていたので、注意はしていたつもりでも様々な熱帯病の洗礼を受けました。思い出すだけでもつらいもので、よくも生き残ったと思うことがあります。その敵討ちのつもりで執筆に取り掛かりました。

書き終わってほっとしていたら、西アフリカでエボラ出血熱のアウトブレイク、そして東京のど真ん中のデング熱発生のニュースが飛び込んできました。あわてて書き足しました。西アフリカのエボラ出血熱の流行地帯で以前に調査していた時、路上で売っているサルやコウモリの肉の燻製を食べたことがあり、ニュースにはぞっとしました。

これで、環境史の著作は、「文明」「森林」「名作」「アフリカ」「自然災害」「火山噴火」「鉄条網」に続いて8冊目になりました。

「なぜ病気は制圧できないのか」というテーマは、これまでも多くの医学史家、環境史家が挑戦してきました。というのも、「医学の発達によって感染症はいずれ制圧されるはず」と多くの人は信じてきたからです。でも、人と微生物の戦いは未来永劫に続くというのが本書の結論です。

SFに登場する人類の終末は、「巨大隕石の衝突」「気候の激変」「宇宙人の襲来」と共に、「凶悪な病原体」も人気のあるテーマです。その敵の正体を探りました。

2014年12月
石 弘之


| 次へ