「稲垣吾郎・草g剛・香取慎吾」
―新しい地図―
コラムニストの山田美保子さんが、サンデー毎日の12月9日号で「『新しい地図』応援のチカラと継続のチカラ」と題してコラムを書かれていたので、以下にご紹介します。
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稲垣吾郎、草g剛、香取慎吾による「新しい地図」が11月30日、久々に揃って公の場に登壇した。
「ミラノ・コルティナ2026 パラリンピック冬季競技大会」に出場する日本代表選手たちに全国から応援の声を届ける取り組み、「“応援のチカラ、プロジェクト」のキックオフイベントである。
稲垣、草g、香取の3人は、同プロジェクトのスペシャルアンバサダー。彼らとパラリンピックの関係は、16年、SMAPとして「日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)」の応援隊としてマスコミにリリースされてからなので、来年で丸10年だ。
当時、香取は、バリアフリーで多くの種目の協会が集合するパラサポセンターの壁画を描き、リーダーの中居正広は、「SMAPの"P"は、パラリンピックのP」と胸を張った。
自分たちの社会的役割を熟知してきたSMAPとパラスポーツの相性はこれ以上ないほど最高で最強だったのに、その後、SMAPは解散。
日本財団の前を通りかかる度に、どうなってしまうのだろうと思っていたものだが、「SMAPが教えてくれたパラリンピックだから」と、その後もパラリンピックの関連イベントに足を運んでいたのはSMAPファンの皆さんだった。メンバーが来ないのに・・・・・・だ。まさに、SMAPファンの「応援のチカラ」と言えよう。
果たして17年、「新しい地図」が立ち上がり、稲垣、草g、香取はパラサポのスペシャルサポーターに就任。翌年3月には東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場で、「パラ駅伝in TOKYO 2018」が開催され、3人は新曲「雨あがりのステッ プ」を初披露したのである。
その際、3人を米粒サイズにしたり、あろうことか後ろ姿しか映さなかったりしたテレビ局を私は絶対に忘れない。当時の芸能界に存在していた暗黙のルールに従った形だ。
それから7年が経ち、11月30日のイベントには、会場後方の端から端までテレビカメラが並び、前方にはスチールのカメラマンがひしめき合い、質疑応答では記者から「SMAP」というワードが何度も出てきた。
振り返れば、芸能界はSMAP解散をきっかけに大きく変わったと言っていい。19年には、公正取引委員会が稲垣らのテレビ出演激減について調査。同年の独占禁止法見直して、芸能人などフリーランスも保護対象となり得るという動きになっていったのである。
「解散して10年と聞いて、そんなに経ったんだなと思いますけど、これからも2人に力を貸してもらって、僕も2人の力になれるように3人の絆を信じなが ら新しい地図を広げていきたい」とは稲垣。
香取は「3人で『よし、もう一回始めよう」と言った時から、みんなで応援しあってきました。でも今は2人が何の仕事をしているか追いきれないくらい忙しい」と幸せそうな表情を浮かべた。
まさにその通りで、当初3人が目標に挙げていた仕事はエンタメ以外のジャンルも含め全てが叶い、地上波のドラマからも引っ張りだこ。舞台もライブも頻繁に行われ、この日も草gは主演舞台「シッダールタ」から駆け付けた。
だが、同日のメインはパラアスリートに応援メッセージを届けること。3人は車いすカーリングの小川亜希選手や飯野明子コーチ、パラ応援大使の上原大祐さんらと和気護々とパラスポーツの魅力や迫力について紹介し続けた。
また最前列のゲスト席には、今回香取と共にアートを制作した東京都立墨東特別支援学校の子供たちが座り、プロジェクトに関わった感想などを香取から聞かれる一幕もあった。
こうした場面こそが「新しい「地図」の真骨頂。彼らによる文字通りの「応援のチカラ」。微力ながら、引き続き応援させていただこうと思う。
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ちなみに、3人が「新しい地図」を立ち上げた際、マスメディアでの出演が限られる中でも、力を合わせて活動を続けられ、ファンと共に、難病の子どもたちや災害支援などの社会貢献活動にも積極的に取り組んでこられました。そして、2020年4月よりスタートした日本財団との共同プロジェクト「LOVE POCKET FUND」を通じて、2025年12月8日までの約5年7か月の間に、総額8億2827万8707円ものご寄付をお寄せいただいています。3人とファンの皆さまに心より御礼申し上げます。