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【私の毎日】10月29日(水) [2025年10月29日(Wed)]

10月29日(水)

11:35 財団着

13:00 南里隆宏 笹川保健財団常勤理事

15:00 東京財団

終日 財団内打合せ、原稿書き、寄付金への礼状書き

「ヴァイオリンの名器」 ―ドルフィンの遍歴― [2025年10月29日(Wed)]

「ヴァイオリンの名器」
―ドルフィンの遍歴―


日本財団の姉妹財団である日本音楽財団は、世界的な名器として知られるストラディヴァリウス19丁とグァルネリ・デル・ジェズ2丁を保有し、国際審査委員会の決定に基づき、これらの楽器を世界のアーティストに無償で貸与している。このたび、「ドルフィン」がティモシー・チューイ氏に貸与されることになった。

以下に、米国の演劇専門メディアbroadway.comの10月6日付記事(原文英語)を掲載します。

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国際的なヴァイオリニスト、ティモシー・チューイ氏は、東京にある日本音楽財団より、ストラディヴァリウス1714年製「ドルフィン」ヴァイオリンを貸与される栄誉に浴しました。現存するストラディヴァリウスの最高峰3本の一つとして広く知られる「ドルフィン」は、アントニオ・スタディヴァリの黄金期を代表する傑作です。これまで数十年にわたりヤッシャ・ハイフェッツ氏、そして近年では諏訪内晶子氏とレイ・チェン氏によって演奏され、財団が誇る至宝の一つとなっています。

チューイ氏は、日本と韓国での最近の公演を経て、今月初めにこの楽器を受け取りました。これは財団からの2度目の貸与となります。チューイ氏はこれまでに、リンツ・ブルックナーハウス、トロント交響楽団、バンクーバー交響楽団、東京交響楽団、ヴェルビエ音楽祭、ウィーン楽友協会、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・リバプール・フィルハーモニー管弦楽団、シアトルのノードストローム・ホール、東京のサントリーホールなど、数多くのコンサートで1709年製ストラディヴァリウス「エンゲルマン」を演奏してきました。

「世界で最も高く評価されているヴァイオリンの一つ、ストラディヴァリウス1714年製『ドルフィン』をお貸しいただき、大変光栄に存じます」とティモシー・チューイ氏は述べています。「日本音楽財団は素晴らしい団体です。信じられないほど寛大で、使命感を持ち、これらの傑作が閉じ込められることなくコンサートホールで演奏されるよう尽力されています。ヤッシャ・ハイフェッツがこのヴァイオリンで演奏している歴史的な映像を数多く見てきましたが、彼の芸術性は常に私のインスピレーションの源でした。彼をはじめとする多くの素晴らしい音楽家の足跡を辿ることは、本当に光栄です。この楽器の音色を世界中の聴衆と共有し、その生きた遺産に貢献できることを楽しみにしています。」

「ドルフィン」は19世紀に、戯れるイルカの姿を思わせる、きらめく色鮮やかなニスの外観から名付けられました。その歴史の中で、ヴァイオリンの巨匠ヤッシャ・ハイフェッツをはじめとする著名なコレクターや演奏家の手に渡り、2000年に日本音楽財団のコレクションに収蔵されました。近年では、諏訪内晶子やレイ・チェンなども演奏しています。

ヴァイオリンの印象的な外観と背面の豊かなニスは、優雅なイルカの鮮やかで変化する色彩に例えられました。この名前は、1860年代後半にこのヴァイオリンを所有していたロンドンのヴァイオリン商、ジョージ・ハートによって付けられました。それ以来、このヴァイオリンは「ドルフィン」の名で呼ばれています。このヴァイオリンは、1862年に著名なアマチュア演奏家CGマイヤー氏がパリの商人ジャン・バティスト・ヴィヤーム氏から購入しました。1868年に彼はこのヴァイオリンをジョージ・ハートに売却しました。1875年には著名な収集家ジョン・アダム氏に売却され、アダム氏は他のコレクションとともに、1881年から1882年にかけて、当時最も著名な国際的商人であったデイヴィッド・ローリー氏にこのヴァイオリンを売却しました。1882年には、ボルトン在住のアマチュアでもあり収集家でもあったリチャード・ベネット氏に売却されました。 1892年には、WEヒル氏がこのヴァイオリンを「ドルフィン」の愛称で呼びました。ヒル&サンズ社はベネット氏からヴァイオリンを購入し、その後ライオネル・ウォーカー・マンロー氏に売却し、マンロー氏から買い戻した後、優れたアマチュア演奏家であるANストザート夫人に売却し、ストザート夫人は1915年までヴァイオリンを所有していました。1915年にWEヒル&サンズ社がヴァイオリンを買い戻し、ヴァイオリンは以前の所有者であるリチャード・ベネット氏に返却されました。ベネット氏は1926年に「ドルフィン」を含むコレクションを処分し、1935年に同名のビスケット製造会社の取締役であるジョージ・ケンプ氏の手に渡りました。1950年にはヴァイオリンの巨匠ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)の手に渡りました。ハイフェッツの後、ヴァイオリンはヘンリー・ホッティンガー氏のコレクションに保管されました。1970年以来、ヴァイオリンは香港のチョーミン・シン氏によって大切に保管されていました。英国在住。日本音楽財団は2000年2月にこの楽器を取得しました。
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