「マイナ保険証問題」
―私は失敗しました―
三年前よりマイナ保険証は実施されているのにその普及が進まず、このところ、やたらこの問題がメディアで取り上げられている。後一年は従来の保険証でOKではあるが、いづれマイナ保険証に切り替える必要があるらしい。
先日病院に行った際、マイナ保険証への手続きを行ったところ、顔認証は駄目とのこと。係員に相談したところ「あなたはマイナンバーカードの顔と異なり現在髭を生やしているので駄目です」とのこと。しかし「海外旅行の出入国の顔認証でパスしていますよ、どうしてこの機械は駄目なのでしょう」と聞いたところ、「多分性能が悪いのでしょう、暗唱番号でお願いします」とのことで暗証番号を入力して三回試したところ、ロックされましたとのこと。係員には「よくあることです、あなたの区役所に行って下さい」と言われてしまった。
日本のIT化はいくら河野太郎さんが頑張ってもこの程度の精度では日本のIT技術の遅れを心配せざるを得ません。とはいうものの、私は確信的機械音痴で、運転免許、カメラ、時計は勿論のこと、近年ではスマホも持っておらず、カードも持たず、ATMの使用方法も知らず現金主義で生活している。若者から見れば「生きた化石」だと思うだろう。満86才も近く、良き時代に生きてきたものです。残り僅かの人生!!なんとかこのままの生活スタイルで終わりたいものです。
蛇足ながら最近メディアは盛んに「闇バイト」「闇バイト」と話題にしている。なぜ「闇バイトは『闇殺人』『闇強盗』の可能性があります」と言わないのだろうか。こう書けば、おっちょこちょいの若者もおいそれとは参加しないのではなかろうか。日本財団は再犯防止のため、少年院から出院した若者の再就職活動「職親プロジェクト」を展開しているが、法務省の係官は、これらの少年の多くは「振り込み詐欺の受け子が多く、ほとんど罪の意識がないので更生させることが難しい」と嘆いていたことがあった。私の愛する5大新聞は、若者たちから兵庫県知事選挙でオールドメディアの烙印を押されてしまった。「心は青春」と吹きながら、最後は整合性のない文章で老人の繰り言になってしまった。反省、猛省!!