• もっと見る
« 2022年11月 | Main | 2023年01月»
leprosy.jp
resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
Google
<< 2022年12月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール

笹川 陽平さんの画像
笹川 陽平
プロフィール
ブログ
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
リンク集
https://blog.canpan.info/sasakawa/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/sasakawa/index2_0.xml

【私の毎日】12月2日(金) [2022年12月02日(Fri)]

12月2日(金)

6:45 財団着

7:30 Google社VS日本財団主催シンポジウム説明

8:30 海野光行 日本財団常務理事

9:00 于 展 笹川日中友好基金室長

10:00 紺綬褒章伝達式事前説明

11:00 「海と日本プロジェクト2022」成果報告会

14:00 笹川平和財団との打合せ

終日 原稿書き、寄付金への礼状書き
 

「江沢民元国家主席」―96歳で逝去― [2022年12月02日(Fri)]

「江沢民元国家主席」
―96歳で逝去―


12月1日のメディアは江沢民元国家主席の逝去とその評価を一斉に報じた。

私は写真のように、1990年6月11日、中国共産党総書記の時に「中南海」(中国共産党幹部の居住場所)で会談した。その直前、楊尚昆国家主席と人民大会堂で相当突っ込んだ話し合いをし、多分その情報が江沢民氏にも伝わったのか、真面目な会談というより、何か日本の歌を口遊み、私流にいえばしらけた会談であった。

江沢民氏は「中・日関係は過去を鑑とし、未来に進もう」としばしば発言された。この言葉は戦前の日本の対中国政策を反省しろという意味合いが強く、私は、真の日中関係の改善を期待するなら、世界史的にも前例のない2000年の日中の歴史を鑑とし未来に進もうとすれば穏やかな二国間関係となり、未来志向が強調されるのではと反論した。この言葉を中国で唯一発言してくれた日本の政治家は、森首相のもと官房長官を務められた中川秀直氏唯一人であった。

朱鎔基元首相は「日本人は会談であまりはっきり発言されないので」と言って、一時期日本人との面談をされなかったことがある。「はじめにロゴスあり」で、外国人にははっきり発言しないと意思が通じないことや誤解される場合もある。「考慮します」「前向きに検討します」の言葉が多くの誤解を招いてきたことも事実である。

江沢民元国家主席のご冥福を心からお祈り致します。

90.06.11 江沢民.jpg
   中国共産党総書記江沢民氏と中南海で
   左側、牛尾治朗ウシオ電機社長(当時)



| 次へ