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leprosy.jp
resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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「ちょっといい話」その205―ろう大学卒業生― [2022年06月10日(Fri)]

「ちょっといい話」その205
―ろう大学卒業生―


日本財団の活動の主要事業の一つに、障がい者支援がある。

今回の報告は、秀れた各国の聴覚障がい者をアメリカが誇る二つの大学(ギャロデット大学と理工系のロチェスター工科大学)に日本財団の奨学生として派遣し、卒業後は、母国で遅れている聴覚障がい者の指導者として活躍されることを目的に設置した。

ギャロデット大学・日本財団奨学生
@ 日本人留学生    22名
A 諸外国の留学生  229名

ロチェスター工科大学・日本財団奨学生
@ 日本人留学生    2名
A 諸外国の留学生  178名

以下は、ギャロデット大学を卒業した大西啓人さんからの手紙と写真です。

***************

日本財団 会長 笹川陽平 様

日本財団の助成を受けて、日本ASL協会が実施している「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の第16期奨学生として留学して大西啓人です。

2022年5月13日(金)付でギャロデット大学院教育学部ろう教育研究コースを卒業しましたことを報告します。日本財団からの手厚い支援、日本ASL協会からのサポートのお蔭で無事修了することが出来ました。
アメリカ留学では、文化や言語の違いをはじめ、様々なことが刺激となって貴重な経験ができました。大学院では、耳の聞こえない児童生徒に対する手話と書記言語のバイリンガル教育と、ろう生徒のための英語教育について研究と議論を重ね、知見を深めてくいることができました。
そして、今回の留学で得られた経験や知見を踏まえ、これからろう学校や教育に貢献することを目標に邁進していきます。
改めて、日本財団からの奨学金と、応援をありがとうございました。 大西啓人


大西啓人君.png
卒業証書と共に大西啓人さん


(注)日本ASL協会とは
事業内容:
1)外国手話に関する各種の講習会、研修などの社会教育事業
・ASL(アメリカ手話言語)常設講座
・国際手話を含む外国手話などの講座(随時)
・ASL通訳養成講座
2)国内外の聴覚障害者の生活全般について情報交換及び交流などを行う啓発
・アメリカ文化・ろう文化などに関する講演会/ワークショップなど
・会報発行
・交流パーティ
3)外国語手話学習・指導に関する研究調査
・テキストの調査
4)国内外における手話通訳及び講師の養成、その派遣
・国内外における手話通訳養成・派遣
・ASL講師の派遣
5)世界の聴覚障害者関連書籍、教材製作、出版
6)国内外の各種団体との連絡調整及び協力
・日本財団助成事業(聴覚障害者海外奨学金)
7)その他本法人の目的を達成するために必要な事業



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