「ちょっといい話」その198
―18歳と81歳の違い―
4月から18歳が成人年齢になるが、式典については多くの自治体で対象を20歳に据え置くらしい。ややこしいことである。
日本財団の「18歳の意識調査」は、今やさまざまなメディアで取り上げられるようになったが、2019年11月の調査によると、「自分は大人だと思うか?」の設問に、思うと答えた人は
日本 29%
韓国 49%
インド 84%
アメリカ 78%
イギリス 82%
中国 89%
であった。
「18歳はまだ子供」との意識でいる人が7割もあり、他国に比べ驚くべき現状であった。これからは選挙権を有する「子ども」が日本には多くいることになる。
18歳は恋に溺れる。
81歳は風呂で溺れる。毎年3000人以上の高齢者が風呂で発作を起こし、溺れて水死しているそうだ。私の知人も3人が自宅の風呂で水死した。
高齢者の冬場の風呂は自然に温度が高目になるそうで、私はゴルフ場の風呂も熱くて入れない。医者の話では、理想は胸までの入浴で、心臓に負担をかけないように指導しているそうだ。
「自宅の風呂に入るときは、常に排水栓の鎖を持っていなさい」と言う。私の知人でもこれを実行して娘さんに助けられた方がおられる。「私に限って」とは思わず、入浴には十分注意しましょう!
ゲーテではないが、80歳を超えても風呂で溺れないで恋に溺れたいものである。