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【私の毎日】12月14日(火) [2021年12月14日(Tue)]

12月14日(火)

6:45 財団着

9:00 「18歳意識調査・複数国の調査」打合せ

9:30 胡 一平 笹川日中友好基金主任研究員

10:00 日本財団役員会議

13:00 田南立也 日本財団特別顧問

13:30 谷喜久郎 新東通信 代表取締役会長

14:00 中村克夫 セントラルコーポレーション会長

15:00 岩本桂一 外務省官房参事官

15:30 和泉洋人 日本建築センター 顧問

16:00 板野裕爾 NHK専務理事

16:30 中谷元 内閣総理大臣補佐官

終日 原稿書き、寄付金への礼状書き

「社会貢献表彰式」―第56回― [2021年12月14日(Tue)]

「社会貢献表彰式」
―第56回―


社会貢献支援財団(安倍昭恵会長)の表彰式に出席した。

いつもながら、表彰された方々が長年にわたり、社会の中で時として忘れ去られがちの人々のために、乏しい資金をやりくりして活動されている姿には頭が下がり、感動に涙になることもある。

今回は海外で活動される方24件が表彰された。
私の気持ちは以下の挨拶でご理解下さい。

*****************

ご紹介を受けました日本財団の笹川でございます。長年にわたる皆様方のご活躍が評価されて、この度賞を受けられることに心からお祝い申し上げます。本当に多くの方々が社会の隅々でというと失礼ではございますが、ご活躍いただいていることは本当にありがたいことです。

世の中には生活に困っている方々が数多くいらっしゃいます。本来これは公助と申しまして、国や行政が面倒をみていただくわけです。また私たち健康な人間は、自助努力で生きていくわけですが、そういう公助と自助の間に共助という言葉があります。これは日本人が古くから持っている素晴らしい精神ではないかと思います。

共助、すなわち助け合って生きていく、ともすれば自分本位になりまして、一人で社会を生きていけると思いがちですけれど、多くの方々のご協力、ご支援無くしては生きていけないわけです。電車に乗るにしても運転手さんがいなければ乗れませんし、食べ物も農家の皆様のご努力が無ければ食べられないわけですから、ともすれば人間ひとりで生きていけるんだという傲慢な考えになりがちですけれども、冷静に考えてみれば、この日本人が古くから持っている共助の精神、これは農耕民族特有のものではないかと思います。田植えひとつにしましても、ひとりでは出来ません。お互い助け合って、どこから順番にやるか、また収穫の時にはどこから収穫するか、そういうことを皆さんで話し合いながら、また日本は災害大国ですから、多くの災害は、そのたびにお互いが助け合って生きてきた、そういう二千年の長きにわたる素晴らしい伝統と文化、歴史というのは世界で日本だけです。そういうなかで皆様方が、多様化する社会のなかで、公助だけでは助けられない人々を、高い志を持ってお働き下さり助けていただいているわけで、私自身もその一部分の仕事をさせていただいておりますが、多くの日本人の善意と申しましょうか、高い志があって今日の日本という国ができたのではないかと思っております。

世の中には、多くの富める人がいらっしゃいます。豊かさにはふたつあるのではないでしょうか。ひとつは物質的な豊かさですが、お金を持っている方々は果たして豊かで幸せなんでしょうか。今日お集りの皆様方は、表彰された皆様方、私は物質的な豊かさに優る心の豊かさを持った方々だと思います。人生一度しかありません。人生をどのように生きるかが問題です。残念ながら人間はひとりで生まれ、最後はひとりで死んでいかなければいけません。あらゆる富も名声も全部捨てて、ひとりで死んでいかなければなりません。となるとやはり人生は貴重な一回限りの、神か仏様からいただいたものでしょう。皆様方はそういう意味におきまして、良く生きていらっしゃる、そして多くの方々、高い志と深い人間に対する愛情を持って接していただいている、誠に心豊かな方々ばかりだと思います。

日本財団はそういう皆様方のお手伝いを長くさせていただいております。表彰された方の中には、日本財団の支援を受けられた方もいらっしゃいました。どうぞ遠慮なくお困りのときには、日本財団にご連絡をください。皆様方とともに、恵まれない方々のために、あるいは困難を抱えている人たちのために、あるいは心の悩みを持った人たちのために、お手伝いをさせていただくのが日本財団です。そういう意味で皆様方と心は同じです。これからもどうぞお体に気をつけてお働きいただきたいと思いますし、皆様方こそ真の心の豊かな方だと思います。どうぞ皆様方が心豊かな人生を歩みつつ多くの皆様方のために愛の手を差し伸べていただいていることに心から感謝申し上げ、またご健勝にて更なるご活躍をいただきますよう心からお願いを申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。誠におめでとうございました。そしてありがとうございました。

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