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【私の毎日】12月3日(金) [2021年12月03日(Fri)]

12月3日(金)

6:50 財団着

8:00 日本財団役員会議
 
10:00 石澤紀幸 株式会社石澤研究所 代表取締役社長

11:30 田野幸伸 BLOGOS編集長

12:30ペッカ・オルパナ駐日フィンランド大使
 
14:00 角南 篤 笹川平和財団理事長

14:30 笹川平和財団との打合せ

終日 原稿書き、寄付金への礼状書き

「ようやくPCR無料検査」―オミクロンの出現― [2021年12月03日(Fri)]

「ようやくPCR無料検査」
―オミクロンの出現―


ようやくコロナの感染者数が激減したところで新たにオミクロンという新たな変異株が出現。過去の経験から今回は政府の対応も素早く、外国人の新規入国を30日に停止した。しかし残念ながら11月28日に到着したナミビア人の外交官はオミクロンに感染していたことが判明した。既に飛行機に同乗した70人も濃厚接触者として検査したが、陰性が確認されたという。でも油断大敵である。

報道によると、この外交官はワクチンを2回接種済みで、入国時は無症状だったものの29日に発熱・発症したという。厚労省をはじめ関係者は第6波の可能性を視野に入れて、看視体制の強化をはかっていたところだが、その中でのオミクロンの発生は驚きであり、年末年始も油断のできない状況になってきた。なんとかオミクロンの拡大阻止を願うばかりである。


ところで「第6波」対策として政府はコロナ対応の方針転換をして、遅まきながら無症状でも無料PCR検査を実施するため約3000億円の補正予算を計上すると報道は伝えていた。日経新聞10月2日付朝刊によると、9月の1日あたりの検査数は人口1000人あたりオーストラリアは40件前後、英国15件前後、シンガポールは10件前後だそうだ。日本はわずか0.8件で「多数の感染者が潜在している可能性もある」という。

日本財団では今年2月24日より11月30日まで、高齢者施設の従事者を中心にPCRの無料検査を実施してきた。その検査人数は3,113,641人で、陽性者は386人であった。既に10月21日のブログで記載した通り、無料検査は有料の医師や診療所の収入に影響を与えるため、東京、千葉、埼玉、神奈川の1都3県を対象に行ってきたが、行政はあまり協力的ではなかった。

遅ればせながら、ようやく国の予算でPCR無料検診が実現することはコロナ対策に一歩大きく前進したことになる。多少の感染者が出ても医療逼迫を防ぎ経済活動を正常化させる「ウィズコロナ」の最低条件が検査体制の強化だ。無症状・軽症の「隠れ陽性者」が気付かぬうちに感染を広めないよう、すぐに検査して自宅などに隔離する当たり前の戦略がまだできていない。ワクチン接種で先行した海外は接種後の「ブレークスルー感染」があると判明したことで、追加接種だけでなく頻繁な検査を組み合わせる戦略にいち早くかじを切った切り札は大量の無料検査だと10月2日付日経新聞の牛込俊介記者は強調されていた。

*以下は10月21日にPCR検査の重要性指摘した私のブログです。
 再読ください。

「無料PCR検査」
―200万人突破―


日本財団のコロナ無料PCR検査は10月16日現在、延べ73,238カ所、主に老人介護のための施設で働くエッセンシャルワーカーと言われる方々を中心に実施してきたが、検査を受けられた方々は2,073,737人となり、その間の陽性者は374名であった。また、お台場に設置した療養施設は、8月31日の52人をピークに10月16日には入所者が3人と激減し、東京都が発表する陽性者の激減と平仄(ひょうそく)が一致している。

今回のコロナのパンデミックでは、陽性者の人数発表と医療逼迫問題のみが報道の中心になっていたのは、今後の大きな反省点とすべきではないだろうか。人々にPCR検査の必要性の啓蒙活動を活発にすることによって、不安感の抑制と人流の減少に役立ったはずである。PCR検査の実施がほとんど無視され、しかも医院での検査は有料で、1万5000円を超える高額であったことも問題であった。医療は素人の私ではあるが、ワクチンと同じくPCR検査も無料で大々的に行うべきであったと思う。また、本来ならばPCR検査の人数とその陽性者の人数の関係が掌握されていれば、全体としての陽性者の発生推移もある程度予測され、最悪の場合のコロナ対策をどうするべきかも検討できる時間的余裕が得られたのではないだろうか。

コロナ対策が全てドロ縄式であったことは、今後予測される災害対策にも重要な示唆を与えてくれた。幸い、関係者の懸命な努力で収束の方向に向ってはいるが「喉元過ぎれば熱さ忘れる」にならぬよう、「備えあれば憂いなし」の精神で、十分な分析のもと、今後の活動をお願いしたいものである。
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