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「新聞報道から」その29―子供基本法の提唱 室蘭民報― [2020年06月04日(Thu)]
「新聞報道から」その29
―子供基本法の提唱 室蘭民報―


室蘭民報(北海道)の5月4日付コラム「忙中閑」で子供基本法問題が取り上げられ、早期の制定を求める筆者の意見も紹介された。子供基本法に関しては、今年1月10日付の産経新聞正論欄に掲載された「基本法で子供育成の新理念示せ」で、超党派の議員立法による制定を訴えた。「忙中閑」でも指摘されているように、近年、子供の健全育成に力を入れる地域団体も多く、こうした動きの一層の広がりが法制定につながると期待している。

忙中閑では「子供基本法の提唱」と題し、万葉集の山上憶良の子を思う歌「銀(しろがね)も金(くがね)も玉も何せむに優れる宝子に及(し)かめやも」を引用して、子供を宝として大切にしてきたこの国の文化を指摘した上で、筆者が「正論」で子供基本法の制定を提唱した事実を紹介している。

正論で取り上げたように、明治初期、東京大学で生物学を教え、大森貝塚を発見した米国のエドワード・モースが著書「日本その日その日」に「世界中で日本ほど子供が大切に扱われる国はない」と記したように、この国には子供を「社会の宝」として地域全体で見守り、育てる文化があった。

然るに2018年度に児童相談所が対応した心理的虐待、身体的虐待、ネグレクト(育児放棄)など児童虐待は過去最高の15万9850件に上り、昨年1月には千葉県野田市で10歳の女児が父親の虐待で死亡する痛ましい事件も起きるなど、日本の伝統文化が急速に薄れてきている気がする。

特に近年は、「わが子にしか興味を示さない親が増えている」、「日本は子供の人権が軽視される半面で親の権利が強すぎる」といった声とともに、子供を「保護の対象」から「権利を持つ主体」に切り替え、子供が発するSOSに社会全体がもっと敏感になる必要がある、といった指摘も目立っている。

残念ながら政府には、既存の法令で対応可能として子供基本法の制定には消極的な雰囲気が強いと聞くが、今回の新型コロナウイルス禍では片親家庭で親が感染した場合、子どもの健康や生活をどう守るかといった問題も浮き彫りになった。メディアの皆さんには、引き続き基本法制定に向け世論を盛り上げていただきたく思う。

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