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【私の毎日】1月20日(月) [2020年01月20日(Mon)]

1月20日(月)

7:11 財団着

9:00 「国際デフスポーツ委員会」打合せ

10:00〜13:00 アドバイザリー会議

13:30〜14:30 日本財団役員会議

14:30 「グローバルアピール」打合せ

15:00〜16:00 在宅看護センター・修了式

20.01.20 在宅看護センター修了式.jpg
企業家としての旅立ちを祈って!


16:30 懇親会

18:30 勝俣宣夫 丸紅名誉理事

「天皇論」―男系か、女系か― [2020年01月20日(Mon)]

「天皇論」
―男系か、女系か―


京都大学出身で動物行動学研究家の竹内久美子氏は、私の好きな学者の一人である。

最近、天皇について男系か、女系か、はたまた女性天皇容認かとの議論が活発化している。しかし、この違いを良く知らずに発言している政治家や知識人も多いのではなかろうか。

産経新聞「正論」で竹内久美子氏がご自身の考えを主張されているので、参考にされては如何でしょうか?

12月6日付
以下、無断で借用しました。
**************

【正論】皇統の男系男子継承の深い意味

去る11月19日、自民党の国会議員の有志からなる「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」が、「皇位継承の安定への提言」の申し入れを安倍晋三首相に直接手渡しした。
 ≪先人たちが見抜いたこと≫
 内容は次の4点に絞られる。
 その1
 男系を守り抜く。
 天皇は男系でつながれてきた。それは男しか持たない性染色体Yを、ほぼそのままの形で継承してきた歴史を意味する。よく間違えられるのだが、Y遺伝子なるものは存在しない。遺伝子は染色体上に存在するからだ。
 そして性染色体は男でXY、女でXXという状態である。息子は父からYを譲り受ける都合上、父のXは受け継がず、Xは母由来のものを受け継ぐ。
 ここで重要なのは、性染色体のXと常染色体(性に関係なく持っている染色体)は対となり、相方がある染色体なので、生殖細胞ができる際に、交差という現象が起きること。途中に切れ目が入り、中身を一部交換するのだ。この交差により、世代を経るに従い、本人の遺伝子がそのまま継承されることが少なくなる。Xや常染色体は、次第に薄まっていくのだ。
 ところがYについては交差が起きず、父から息子へ、そのまた息子へといった男系で継承している限りまったく薄まることがない。
 極端なことを言えば神武天皇のY染色体を、そして歴代天皇のY染色体を、天皇陛下や秋篠宮皇嗣(こうし)殿下、悠仁親王殿下が受け継がれているわけである。
 こういうY染色体についての議論を、ひどく毛嫌いする人々がいる。愚論とさえ言う人もいる。私にはどうしてそんな考えに行きつくのか、理解できない。
 科学的説明などまったくなかった時代に、先人たちは直感的に見抜いてしまった。あらゆる手段を講じ、男系男子による皇統の継承を護った。この事実が重要で、その歴史を今になってわれわれが放棄することなど、あってはならないのである。
 その2 女系天皇を認めれば「異質の王朝」を生む。
 女性天皇と女系天皇との違いについてだが、もし愛子内親王殿下が天皇になられたら、それは女性天皇である。
 そして誰かと結婚され、生まれたお子さんが、次の天皇になられたら(男女は問わない)、これぞ史上初の女系天皇となる。
 ≪「藤原王朝」は発生せず≫
 過去に女性天皇が10代8方存在した。それは次の天皇が決まらないか、次の天皇となるべき方が幼少のために中継ぎとして即位されただけ。どの方も未亡人か生涯独身を通され、天皇となってから子を産むことはなかった。よって女系天皇は現れなかったのである。
 今の時代に女性天皇に子を産むことを禁ずることはできないだろう。そこで女性天皇を認めれば、自(おの)ずと女系天皇が現れる。その場合、女系天皇は女性天皇の夫の側の子として認識され、これが即(すなわ)ち王朝が変わるという意味である。
 過去に藤原氏は多くの娘を宮中に送り込んだが、息子を送り込むことは一度たりともなかった。それは男系で皇統を継承していたからで藤原王朝が発生することがなかったのもそのせいなのである。
 その3 現在の皇位継承順位は一切変えない。
 あまりにも当然。
 その4 旧宮家の男子が皇族に復帰できるよう、皇室典範の改正か特例法を制定する。
 11家が存在していた旧宮家は戦後、GHQによって廃絶された。その狙いは男系男子による皇統の継承を途絶えさせるためだ。旧宮家とはそのようなことにならぬよう、皇室のYを継承してきた人々で、竹田恒泰氏によれば「血の伴走者」である。
 ≪日本の存亡に関わる問題≫
 「護る会」による非公式な調査によると、旧宮家には15歳以下に5人、20代前半に2人の、計7人の男系男子がおられる。ご本人の意思を重視したうえで、現宮家に養子か、婿養子として復帰していただくというわけだ。皇族が養子を迎えることは皇室典範で禁止されているが、法改正するか、特例法を制定するのである。そしてそれらの方々にお子さんが生まれれば、生まれながらの皇族ということになり、次代を背負うにふさわしい方々となるだろう。
 またある国会議員の方は「旧宮家の復帰は国民の声さえ高まれば可能」と明言されており、この件には国民の声が必須なのである。
 竹田恒泰氏は別の形の旧宮家の復帰案を提出している。それは現宮家が旧宮家から夫婦養子を迎えるということ。これによってより選択肢が広がるだろう。
 皇統の男系男子による継承に対し、何でそんな古い伝統にこだわるのかという指摘もあるだろうが、ただ古い伝統にしがみついているわけではない。
 皇統の男系男子による継承は、かつては藤原氏などの国内の権力を排除するという意味があった。今、排除すべき権力はどれくらいの範囲に及んでいるだろうか。男系男子による皇統の継承は、日本国の存亡に関わる問題なのだ。
(たけうち くみこ)

蛇足:かつて竹内久美氏の論を参考に「精子競争」なる一文を掲載したことがある。結構評判になったエッセーなので、お暇な方はご一読ください。





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