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【私の毎日】10月18日(金) [2019年10月18日(Fri)]

10月18日(金)

7:20 財団着

10:00 スピーチ打合せ

11:15 笹川保健財団 南里隆宏常務

11:50 BMC 西本社長(寄付金授与)

BMCより寄付19.10.18.JPG
BMC 西本社長より、災害復興特別基金へ300万円のご寄付をいただきました


14:00 泉 裕泰 台北経済文化代表処代表

17:00 鳥井啓一 日本財団評議員

「台風19号被害、50億円の緊急支援」―教育現場の復興中心に50億円― [2019年10月18日(Fri)]

「台風19号被害、50億円の緊急支援」
―教育現場の復興中心に50億円―


台風19号による記録的な大雨による被害は東北地方を中心に13都県に広がり、59河川が決壊、死者は77人、行方不明者9人(10月17日現在)に上っている。千葉県を中心に大きな被害が出た台風15号の上陸からわずか1ヶ月余、日本列島は想定外の災害が常態化する完全な異常気象サイクルに入った気がする。行政の復興対策には厳密な被害の特定が必要で、どうしても対応が遅れ気味になる。

そんな訳で17日、日本財団としての緊急支援策をまとめ発表した。総額50億円。被災地の復興支援は我々の活動の柱の一つで、阪神淡路大震災(1995年)以来、60回を超える被災地支援に取り組んできた。その教訓を基にボランティア支援など幅広い支援策を盛り込み、特に今回は、保育・幼稚園、小、中、高校など、教育現場に対する支援を活動の中心に据えた。

文部科学省によると、これまでに被害が確認されている学校施設は専門学校、短大・大学も含め計1734校、15日時点で約300校が休校している。一日も早く授業を再開するためにも、教材や体育用具、楽器など水に浸かった教材の配備を急ぎたく考える。託児所、保育園は勿論のこと、授業が再開されれば仕事を持つ母親や父兄の負担も軽減される。今後、被災実態が明らかになるにつれ被災校が増える可能性もあり、1校100万円を限度に2000校分の整備費を用意した。

今回の災害では、被災した教室の清掃などに汗を流す児童・生徒の姿がしばしば報道されている。学び舎の清掃や地域の復興に貢献することで児童・生徒の学校愛、地域愛が育てば自ずと自助の精神も育まれるー。そんな期待も込め、1校50万円を上限に1000校分の支援金を用意した。想定外の災害が常態化する現在、こうしたボランティア文化が各地に育つことが、何よりの防災になると考えている。

このほか亡くなられたご遺族に対する弔慰金、非常用トイレの配備、長年の支援活動でネットワークが進んだボランティア団体、さらにはアスリートによるボランティア活動に対する支援なども盛り込んでいる。今回の被災地は極めて範囲が広く、それぞれの地域に個別の特性、問題点もあると思う。メディア各社には、新たな地元情報や問題点、対策など幅広い情報提供もお願いした。

台風19号被害で緊急支援策発表=日本財団ビルで.jpg
台風19号被害で緊急支援策発表=日本財団ビルで


緊急支援内容は以下の通りです。
▼教育環境の整備―20億円。
被災した保育・幼稚園、小中学校、高校・専門学校、特別支援学校、短大・大学等に対する教材等(図書や体育用具、楽器等)の整備支援。1園・校当たり上限100万円、最終的に2000校分を見込んでいる。特に保育園、幼稚園の整備により、働くお母さんを支援する。

▼被災者の方々への支援―1億円
・亡くなられた方(災害関連死含む)のご遺族に対する弔慰金:1人当たり10万円
・災害関連死防止策としての非常用トイレの配備:計500台(1台約20万円)―1億円

▼ボランティア活動への支援―4億円
・災害支援に実績のある団体、被災地に拠点を置く団体への活動支援
 被災地の復旧・復興に向けたNPO、ボランティア活動支援:1団体当たり上限100万円
・学生ボランティア活動への支援(日本財団学生ボランティアセンター)
・アスリートによるボランティア活動支援(HEROsプロジェクト)

▼被災自治体の中学・高校・大学生によるボランティア活動支援―5億円
1校あたり上限50万円 1,000校

▼住宅・事業再建資金のための借入金に対する利子を日本財団が負担―20億円

以上に関するお問い合わせは以下までお願いします。
・電話:03-6229-5111(日本財団コールセンター)
・メールアドレス:saigai@ps.nippon-foundation.or.jp
合わせて被災地の復興活動に対する支援もよろしくお願い致します。
寄付先等に関しては日本財団の公式webサイトを参照ください。

「ちょっといい話」その115―フィリピンの笹川奨学生― [2019年10月18日(Fri)]

「ちょっといい話」その115
―フィリピンの笹川奨学生―


フィリピンで開催される国際ハンセン病学会での基調講演と、アテネオ・デ・マニラ大学(日本の上智大学と同じカトリック)での名誉博士授与式に参加の為にフィリピンを訪れた。

その折、超多忙の中、日本財団の6奨学金プログラムから80名が昼食会に参加して下さった。

*世界海事大学(WMU: World Maritime University)
*アジア公的知識人奨学金(API: Asian Public Intellectuals)
*笹川良一ヤングリーダー奨学生(Sylff: Ryoichi Sasakawa Young Leaders Fellowship Fund)
*障害者の大学における公共政策(AUN DPP: ASEAN University Network-Disability and Public Policy Network)
*日本財団-ISAK奨学金(軽井沢のアイザック卒業生)
*平和大学奨学金(APS: Asian Peacebuilders Scholarship)(コスタリカ、フィリピン)

中でも日本財団・田南立也元常務理事が尽力したAPIのグループから、下記の方々が参加して下さった。

@ メリー・ジョン・マンサナン 聖スカラスティカ大学学長
A カルロ・パネロ フィリピン大学教授(公衆衛生・保健政策)、クリオン財団理事
B ロザリー・ホール フィリピン大学ビサヤス校政治学教授、フィリピン政治学会会長
C グレシー・アティエンザ フィリピン大学文学部教授
D ニック・デオカンポ 映画史家
E アーノルド・アズリン 歴史家・作家
F リッキー・アバド アテネオ・デ・マニラ大学文学部教授
G チト・ガスコン フィリピン人権委員会委員長
他11名 計19名

上記に加え、授与式後の夕食会には、APIの選考委員であり元フィリピン文部大臣であり、APIの選考委員を務めてくださったエルディベルト・デ・ヘスース氏ご夫妻も駆けつけて下さった。

1日本財団フェロー65人が集まってくれた.JPG
多くの日本財団フェローが集まってくださった


日本財団では、各国のさまざまな日本財団奨学生のネットワークをより強化していきたいと願っている。

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