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resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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笹川 陽平
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3月14日(水) [2018年03月14日(Wed)]
3月14日(水)

7:20 財団着

9:00 辰已雅世子 笹川平和財団・中東・イスラム事業グループ長

9:30 鈴木 隆 東京財団CSR研究プロジェクト・リーダー

11:00 スジャン・R・チノイ 駐日インド大使

13:00 スピーチ打合せ

14:00 福祉車両事業打合せ

14:15 神保国男 戸田市長

15:00 細野剛志 衆議院議員

15:30 安藤忠雄 建築家

19:10 スリランカ マイトリーパーラ・シリセーナ大統領歓迎レセプション 於:総理公邸
「インドネシア、シンガポール、ヨルダン出張」 [2018年03月14日(Wed)]
「インドネシア、シンガポール、ヨルダン出張」


明日から2週間、インドネシア、シンガポール、ヨルダンに出張です。

インドネシアでは、南スラウェシ、中部スラウェシ地方に入り、ハンセン病制圧活動。

シンガポールでは、日本財団とユネスコとの共催で、障害者舞台芸術祭を開催。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックでもこの障害者舞台芸術祭を開催予定です。

ヨルダンでは、「子どもたちのためのノーベル受賞者と世界の指導者サミット」に出席します。

帰国は28日です。



「武装勢力の最前線」―ミャンマーの少数民族― [2018年03月14日(Wed)]
「武装勢力の最前線」
―ミャンマーの少数民族―


私はミャンマー国民和解担当日本政府を代表として、恥ずかしながら、汗をかいている立場である。そのため現在は、交渉の内容や情況を説明することは守秘義務に抵触する恐れがあり、記述は隔靴搔痒(かっかそうよう)の感を免れないが、お許しいただきたい。

前政権下でカレン民族戦線8グループが停戦に署名。その後、新政権であるスーチー氏が国会最高顧問なって二年。やっと新モン州党(NMSP)とラフ民族同盟(LDU)が署名に応じ、2月13日、その署名式典が首都ネピドで行われた。国連とEU、ミャンマーと国境を接する3カ国以外では唯一、日本政府を代表して署名の光栄に浴した。

C式典で証人として署名.JPG
停戦署名式で、日本政府代表として署名する筆者


これでミャンマーのタイに抜ける東西線が確保され、ミャンマーにとって将来、計り知れない経済的価値を生むことになるだろう。

残った未署名グループを何とか説得したいと、先般、日本で考える道路という概念からは考えられない悪路の山岳地帯を走り、少数民族武装勢力の最前線を目指した。一つ間違えば谷底で、上下左右に激しく揺れる車で頭を打ち、肩や左足の脛が赤く腫れるほどであった。本来、ミャンマー側から現地入りを考えたが、地雷が多く危険極まりないとの理由で急遽、タイ側から国境を越えて入国した。

山岳地帯に入る悪路.JPG
山岳地帯に入る悪路


70年間戦ってきた少数民族の基地は、山頂の各所に塹壕(ざんごう)があり、兵士が24時間体制で監視していた。この地域の山々は日本の山脈の形態ではなく、あちこちに饅頭(まんじゅう)型の山があり、その山頂が基地となっていた。ミャンマー政府軍も山頂に基地を構えており、直線で最短3kmdほどで対峙していた。

最前線の山頂の基地から.JPG
最前線の山頂の基地から

警戒中の兵士と.JPG
警戒中の兵士と

武器庫の一角で.JPG
武器庫の一角で


政府軍に追われた多くの住民は、タイ側のキャンプで厳しい生活を強いられているが、少数民族としての誇りは高く、飢えをしのいで大学まで自主運営していた。まるで長岡藩の小林虎三郎の米百俵運動がこの難民キャンプでも行われているように思えた。

70年の怨念を超えた停戦が実現するよう少数民族武装勢力に寄り添い、ミャンマー政府の意向、国軍の方針も配慮して、建設的な話し合いの場所の設定と双方からの信頼を得て、全面停戦実現の一助になりたいと願っている。
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