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10月15日(水) [2014年10月15日(Wed)]

10月15日(水)

7:35 財団着

9:00〜17:00 日本財団シンポジウム 挨拶

10:40 若手によるパネルディスカッション

13:00 管理職によるパネルディスカッション

14:00 フィリップ・ゴーティエ ゴーティエ国際海洋法裁判所書記

15:00 浦辺徹郎 国連大陸棚画定委員会委員、元東京大学海洋アライアンス教授

15:20 武部恭枝 プライムコーポレーション社長

17:00 日本財団シンポジウム懇親会

「漢字はいくつあるのでしょう?」―漢字の話― [2014年10月15日(Wed)]

「漢字はいくつあるのでしょう?」
―漢字の話―


現在の日本の教育漢字は1006字で常用漢字は2136字となっている。これだけの漢字が読めれば、特殊な文献を除けば、たいがい間に合うことになる。しかし、パソコンの普及によって、若者の中には読めても書けなくなってしまった人が多いようである。

私なども、特に最近の子供たちの名前は、漢字二文字で無理に読ませようとしているので読めない名前が多くなった。

韓国では漢字文化を捨ててハングルにしたので、今や歴史的書籍を読める人は、特別に漢字を勉強した人に限られるようになってしまった。

中国では識字率向上のために略字が大量生産され、本来の表意文字が表音文字になってしまった。そのため現代の若者は古典図書が読めなくなった。

日本では国(國)、竜(龍)、滝(瀧)、仮(假)、独(獨)等の略字があるが、そう大きな問題ではない。また日本独自の『ひらがな』『カタカナ』があり、誠に便利この上ない。

頑固に漢字を守っているのは台湾だけになってしまった。

本家・中国にはいったいどのくらいの漢字があるのだろうか。
1994年の『中華字海』には約8万5千字が収載されているという。
多分、私が一度も見たこともない漢字が大部分であろう。

中国での漢字使用頻度の統計結果によると、最も使う頻度が高い順に1000字の漢字で文章の90.9%を占め、2500字で99.2%、3500字読めると99.8%が読めることになるという。

白川 静は、日本の古代漢字学で著名な碩学の人であり、90歳を過ぎて文化勲章を受章された。その名著三部作は『字統、字訓、字通』で約4000ページ。私の本棚の真ん中に鎮座している。

無題.jpg
鎮座中の『字統、字訓、字通』


和製漢字はそれほど多くなく、峠、辻、榊、凧、躾等、約20文字程度である。その中に『笹』の字が入り、中国には『笹』の字がなかった。そのため中国に行くと、最近でこそテーブルに『笹川』とあるが、かつては『世川』であった。

日本から中国に輸出された言葉は約1400語あるという。中国の共産主義に関する書籍はほとんどが日本語からの翻訳だからである。共産党、労働、経営、芸術、文化、哲学等、これらの言葉が日本から輸入されなければ中国の近代社会学は成り立たなかったであろう。

ところで、字通によれば、漢字の最大字画は33画で二文字ある。
鱻(セン・あたらしい) 意味:あたらしい、なまうお、なまもの
麤(ソ・あらい) 意味:あらい、はなれる、大きい、とおい

ブログねた不足でつまらぬことになってしまった。
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