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resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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11月29日(金) [2013年11月29日(Fri)]
11月29日(金)

8:00 復興関連事業打合せ

9:00 福祉事業打合せ

9:30 工藤栄介 海洋政策研究財団顧問

9:40 海野光行 日本財団常務理事

13:00 ザルツブルグ・グローバルセミナー 開会挨拶

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ザルツブルグ・グローバルセミナーで挨拶

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セミナー風景


18:00 ザルツブルグ・グローバルセミナー・レセプション
    於::オーストリア大使館
「海外旅行と病気」―エチオピアのダニ― [2013年11月29日(Fri)]
「海外旅行と病気」
―エチオピアのダニ―


筆者の海外活動領域は主に発展途上国であるため、そこには様々な感染症の危険が存在する。

原因不明の下痢は一般的である。かつて、インドで高熱と共に激しい下痢に襲われて三日間ベッドから動けず、その後のチェルノブイリの原発事故の支援活動では、渋る腹を抱えながらロシア、ウクライナ、ベラルーシを訪問。スープだけで10日間過ごしたことがある。

途上国での最大の問題は蚊の対策で、マラリア、デグ熱、日本脳炎、黄熱病などには最大限の注意はするものの、早朝の活動や夜の野外の夕食会などは、蚊の活動が活発化する時間帯の仕事もあり、多少運任せのところもある。

恐ろしい熱帯性の病気は数々存在するので、ジャングルや山岳地帯、水辺のある土地は特に注意が肝要だが、水や氷、食器類から感染する肝炎にも注意が必要だ。

前置きが長くなったが、先般、エチオピアの地方で展開するササカワ・アフリカ協会の農業プロジェクトやハンセン病回復者の施設を訪問。世界遺産であるラリベラ教会群のある小じんまりしたロッジに宿泊となった。

ササカワ・アフリカ協会・エチオピア事務局の徳末明子さんが、JICAから5000万円拠出していただき共同で行っている草の根事業で、未亡人たちが農産物加工組合を作り、小麦粉で小さな油菓子を作って販売する現場や本部も訪問した。

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未亡人の方々が入れたコーヒーでほっと一息


3年がかりの事業は9ヶ所で展開しており、エチオピアでの成功例の一つとして評価されている由。このプロジェクトに参加したアルマズさん(25歳)が徳末さんのインタビューに答えた『声』を紹介します。

「私の家には布団も台所用品もなく、家の畑は2人が食べていくには小さすぎました。私は蚕の世話をする仕事をしていましたが、収入は月に100ブル(約540円)だけ。学校へ行きたかったけれど、そのお金がありませんでした。私の村では、ほとんどの子供たちが、文房具や交通費がないために学校に通えないのです。
 だから私はいつも、どうやったら貧困から抜け出せるのか必死に考えていました。そんなとき、村にできた農産物加工組合のことを知ったのです。
 私はすぐに入会し、10日間の研修を受けました。村でとれる農作物をつかって、粉やスパイス、パンなどを作る方法を習ったのです。そして作った菓子を、組合のお店で売るようになりました。
 収入は以前の4〜5倍になり、生活は一変しました。初めに手にしたお金で私はまず、母や自分に新しい洋服を買いました。そして次に生活必需品を揃え、今は大学に行くためにお金を貯めています。私たちはもう食べ物に困りません。時には遠くの街にお洒落をして出かけることもできます。母もとても喜び、私のことを誇りに思ってくれています。
 最初に私が組合に入ったとき、親戚や近所の人の中には、私が時間の無駄をしていると悪く言う人たちがいました。貧困から抜け出すなんてできっこないと、みんな思っていたのです。でも今はそんなことを言う人はいません。
 研修を通じて、私は農産物品加工の技術だけでなく、衛生や栄養に関する知識、ビジネスについても学ぶことができました。皆で共同作業することの大切さも知りました。組合の活動を通じて得た一番大きなものは、お金ではなく、希望と、自分に対する自信です。」

徳末さんはエチオピアの遠隔地をよく知っており、「この小さなロッジはダニが多く、多い時には40数ヶ所も咬まれたことがあります。十分注意してください」とのこと。

ウガンダで活躍する三人の海外青年協力隊のメンバーを加えて一行10人。筆者は旅の話題作り話と考え「明朝、もっともダニに食われた人に賞金を出すことにしよう」と提案したところ、一行、悪乗りして衆議一決、実行となった。

真っ白なシーツは清潔そうであるが、その間にはさまっている毛布は若干気になる。早朝、体のあちこちをボリボリと掻きながら食堂に集まった面々。何ヶ所咬まれたかの自己申告では財団の小澤、富永はゼロ。徳末と音声の幸田さんは15ヶ所。何と! 筆者が19ヶ所のトップであった。

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トップの筆者と2位2人で記念撮影


「エチオピアのダニは見る目がないなぁ。ピチピチした女性を咬まずに年寄りの私を咬むなんて!!」と言いながらも、痒みは全身に広がり、タワシでこすりたいほどであった。

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どこにいてもかゆい!

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日干しがいいと言われ、部屋の外に干してはみたが・・・


車の移動、会議の最中もボリボリ ボリボリ。血が滲むほど掻いても痒いのである。面白いことに、ダニの被害ゼロの小澤と富永が、帰国後に咬まれ、小澤は病院に治療に行く始末。母国(エチオピア)に飽きたダニが、衣服に潜んで日本行きを希望したに相違ない。九州ではダニによる死亡事件もあったというのに、呑気なことを発案して、現在反省しきりである。

エチオピアの首都アジスアベバで主催した『ハンセン病と人権』に関する国際会議は、エチオピア首相の出席もあり大成功で終了したが、事前準備のため数ヶ月前に出張した某君は、尻に何か引っかかるものを感じて引っ張ったところ、ずるずると40〜50センチのサナダ虫が現れたという。サナダ虫は長いものでは10メートルもあるらしい。聞けばエチオピアで生肉を食べたのが原因らしいという。剛気なものである。

筆者は腸内に残ったサナダ虫が成長してまた出てくることを密かに期待している昨今である・・・と書いたところで、また新情報!

期待が通じてしまったのか、またサナダ虫が出てきたそうで、今度はビンに採集して大学病院の検査に出したいとのこと。サナダ虫の頭部の判明は難しいそうだが、頭部が排出されない限りまた成長するそうである。ただ、健康管理(ダイエットや膠原病、難病、アトピー、成人病の防止)のために名前をつけて腸内で飼育している大学教授の話題もあったので、命に別条ないものの、気持ちの良いものではなかろう。

一日も早く某君の悩みが解消することを願っている。

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