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resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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「ベルギー、エチオピア、インド出張」 [2013年09月13日(Fri)]

「ベルギー、エチオピア、インド出張」


9月15日(日)から、ベルギー、エチオピア、インドに出張いたします。

16日、ベルギーの首都・ブリュッセルで「国際ハンセン病学会」でスピーチ。

17日〜21日まで、エチオピア。
18日、首都アジスアベバで「ハンセン病と人権国際シンポジウム」を主催、スピーチ。
19日から飛行機で地方へ。
ハンセン病関連施設訪問、笹川アフリカ協会が活動する農場等の視察。

22日からインドのコルカタ(カルカッタ)に入り、ハンセン病コロニー訪問。
24日はジャダプール大学でSylff10周年記念式典でスピーチ。

その夜、バンコク経由で帰国。
成田着は25日の予定です。


「中国の小話」その18―雷鋒に学べ― [2013年09月13日(Fri)]

「中国の小話」その18―雷鋒に学べ―


雷鋒(らい・ほう)の名前を知らない中国人はいない。

雷鋒は中国人民解放軍の模範兵士とされた人物である。
1962年、電柱を輸送中のトラックを立て直す作業中頭を強打して死亡。22歳であった。死後、毛沢東など共産党幹部の言葉を引用した日記が見つかり、毛沢東により、人民解放軍の思想的モデルとして宣伝に利用されるようになり、今日まで政府キャンペーンで度々登場している。3月5日は「雷鋒に学ぶ日」として学生たちが公園や街路などで掃除をする日になっている。

雷鋒.jpg


政府機関紙・人民日報日本語版によると、炎のように燃え盛る雷鋒の情熱と精神力は、今や中国の国境を越え世界中に影響力を広げている。例えとして、パキスタンの英字紙「NEWS」は、「雷鋒に学ぶことは他者を助けるという中国伝統の美徳を学ぶことであり、人助けは人間の本質的快楽である」と、中国人学生の談話を引用して伝えたという。

又、メキシコの大学院大学エル・コレヒオ・デ・メヒコのリリアナ・アスフスカ教授は、「質実剛健な共産党員であった雷鋒は、ひとつの象徴になっている。彼に対する中国人民の尊敬は、中国共産党を心から支持していることを示している。これは中国が改革の道を歩み続ける上で非常に頑強な基盤となる」との見解を示したと報じている。

しかし一方で、雷鋒精神を「人間を機械と見なしている」と解釈する欧米の研究者がいることも伝え、「これはある種の曲解であるだけでなく、人類の精神文明の価値に対する軽視でもある。世界各国の発展史を見れば『自己犠牲精神』が随所に凝縮されている。国家というものは背後に精神がなければ存続することはできない」と反論の詫宣を述べ、更に、ハーバード大学のフォ−ガン教授は「欧米社会は将来の理想のために自らを犠牲にする精神から大きく離れてしまった」と述べたとも報じた。

さらに「私利私欲が際限なく膨らんだことが、一部欧米国家が危機から抜け出せない根本的な原因となっている。世界各国は好奇心で胸をいっぱいにしながら『中国の奇跡』の原動力となった物が何なのかを突き止めようとしている。『雷鋒精神』が如何に中国人の心の奥底に浸透しているかに注目すれば、その答えは容易に見つかるだろう」と、中国の経済発展は雷鋒精神であるかの如き記事を掲載した。

しかしこの記事をよく読むと、巧妙に自国批判をしているように思えるのだが・・・。

ところで、肝心の中国人民はどのように思っているのだろうか。
ネットから拾ってみた。

********************


北米には雷鋒がいないが、そこには道徳がある。

南米には雷鋒がいないが、そこには人道がある。

欧州には雷鋒がいないが、そこには信用がある。

オーストラリアには雷鋒がいないが、そこには博愛がある。

アフリカには雷鋒がいないが、そこには良心がある。

インドには雷鋒がいないが、そこには慈悲がある。

日本には雷鋒がいないが、そこには寛容がある。

中国にはあちこちに雷鋒がいるが、道徳と人道と信用と博愛と良心と慈悲の精神が消えている。

これこそ百の説法「屁(へ)」一つである。
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