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6月22日(金) [2012年06月22日(Fri)]

6月22日(金)

11:00 ブラジル Padhiha保健大臣

22日Padilha保健大臣.jpg
Padilha保健大臣

22日保健大臣との面談場所はRIO+20会場内.jpg
保健大臣との面談場所はRIO+20会場内

リオ市内はRIO+20のため、警備が強化されていた.jpg
リオ市内はRIO+20のため厳重警戒態勢


18:21 リオデジャネイロ発

19:30 サンパウロ着

21:15 サンパウロ発、ニューヨークへ

「被災地で活動した芸能人ベストサポート」 [2012年06月22日(Fri)]

「被災地で活動した芸能人ベストサポート」


古い話で恐縮ですが、5月1日、東日本大震災で奉仕活動をされた芸能人の表彰式を社会貢献支援財団と共に行った。

日本財団が活動を支援したNPO・700団体のアンケート結果と、下記の選考委員の方々の協力を得て決定された。

*受賞者は、伊勢谷友介、EXILE、加藤登紀子、小林 幸子、コロッケ、坂本龍一、サンドウイッチマン、杉良太郎、伍代 夏子、中村雅俊、はるな愛の各氏です。

*選考委員
日下 公人 社会貢献支援財団 会長
西尾 雄志 早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター 客員准教授
      日本財団学生ボランティアセンター センター長
駒崎 弘樹 フローレンス 代表
尾形 武寿 日本財団 理事長

当日は東日本大震災の活動で表彰された一般の方々も参加し、マツコ・デラックスの軽妙な司会で楽しい式典になった。この表彰式はメディアで大きく報道されましたのでご記憶の読者もいらっしゃるでしょうか、杉良太郎氏の挨拶を是非ご一読下さい。

以下は挨拶要旨です。

*******************


笹川陽平・挨拶要旨


2会長挨拶.jpg


2012年5月1日
於:帝国ホテル


今回の震災で被災地の方々は心に大きな傷を負いました。そして今、彼らにとって必要なのは、前向きな気持ちや生きる希望を見出せるようになることです。

この度は、多くの芸能人の方たちが被災地で支援活動をして下さいました。皆さんの心温まる活動により、多くの方々が明るい気持ちになり、困難に立ち向かう勇気をもらったことでしょう。これは、普段から夢や希望を人々に与え続けている芸能人の皆さんだからこそできるのだと思います。

世界的には芸能人やスポーツ選手による社会貢献活動は当然のように行われています。ただ、なぜか日本では真心を込めて支援を行っている芸能人に対し、売名行為だとか穿った見方をする傾向があります。しかし、これは大きな間違いです。

ちなみに、日本の総理大臣はどこの国でも覚えてもらえません。どうせすぐに代わるから、次の人を覚えればいいと思われています(大笑)。しかし、日本とベトナムの友好のために長年にわたって支援活動を続けている杉良太郎さんの名前をベトナムで知らない人はいません。

我々国民は、被災した方々がどうか元気になるようにと芸能人の皆さんが誠心誠意取り組んでいるということに対し、茶化すのではなく正しく評価しなくてはなりません。

本日表彰される方々は、とにかく被災地の皆さんを元気にしたいという一心で、大事な仕事を投げ打って協力して下さった方々ばかりです。我々の感謝の気持ちをお伝えするのと同時に、これを機に皆さんが人々から尊敬される芸能人のモデルケースになっていただければと心から思っております。この度は誠におめでとうございました。

*******************

杉良太郎さん・挨拶要旨


杉 乾杯.jpg


53年間ボランティア活動をしてきましたが、このように表彰されるのは初めてですので、非常に戸惑っております。

私のモットーは「ボランティア活動で見返りを求めない」ことです。「ありがとう」と言われたいなど見返りを求めますと、そのうち挫折してしまい、活動をすることが嫌になってしまいます。

ボランティアは一方通行で、与えるのみなのです。ボランティアするにしても、一生懸命、時には命がけで「どうすればいいか」を考えて、考えて、考え抜いてやるからこそ、困っている人たちが喜んでくれるのです。ボランティア活動は本当に大変で、命をかけてやるものだと思います。

しかし、日本でボランティア活動や良いことをやりますと、必ず付いて回るのが「売名行為」というレッテルを貼られることです。これは、これほど成長した国で、(このように言われるのは)その程度の文化しかないということです。

今回ベストサポーターとして選ばれた方々だけでなく、沢山の芸能人の方々が自分でできることは何かということを一生懸命考え、被災地の状況を考え、いても立ってもいられずに被災地に入ったかと思います。

東日本大震災のような天災はいつ起こるか分かりません。もしかしたら明日自分の身に起こるかもしれません。今、幸せであっても明日は分かりません。ですから、これから先も、困っている人、元気を取り戻していない被災者の方々が少しでも喜び、少しでも灯りをともすことができるのであれば、死ぬまで支援を続けて参ります。

今までは、被災地に行きまして「皆さん、頑張らないでください。頑張るのは私たちです」と言って参りました。しかし、これからは「被災地と共に」、「私たちと共に」、「みんなで共に」頑張って参りたいと思います。

皆さん、一緒にご発声ください。
「被災地と共に頑張ろう!」

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