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11月11日(金) [2011年11月11日(Fri)]

11月11日(金)

10:00 国際・第3回審査案件説明

11:00 竹田恆和日本オリンピック委員会会長

11:50 武部恭枝プライムコーポレーション社長
 
13:30 CSR大賞表彰式(挨拶、プレゼンテーター)

14:40 木川 眞ヤマトフォールディングス社長(CSR受賞者)

17:00 鳥井啓一日本財団参与

「クメール焼の復元」―カンボジア― [2011年11月11日(Fri)]


クメール焼復興を夢見て


「外国からの招待客」その3
―クメール焼の復元―カンボジア


かつてカンボジアで栄えたクメール王朝にはすばらしい焼物文化があった。しかし王朝崩壊と共に、その姿はジャングルの中に消えてしまった。

カンボジアに16年住み、通訳やその他のビジネスを手掛けている山崎幸恵さんは、世界遺産のアンコールワットを見るたびに、王朝時代に栄えたクメール焼きを想い、今は素焼きの焼物しか作れなくなってしまったカンボジアの陶工たちのために、その技術の復元を夢見てきた。

日本財団の大野修一は、カンボジアに人生を賭けクメール焼きに情熱を燃やす彼女の思いに同調。2009年、日本財団は「カンボジア伝統陶器復興プロジェクト」に協力することになった。

まず益子焼の専門家・岩見晋介さんを現地に派遣し、ろくろや釉薬の使い方などの技術指導が始まった。筆者もコンポンチュナン州のオンドンルッセイ村の現場を見学したことがある。ここには野焼きで土鍋などの台所用品を作る窯業に取り組む女性たちがいるが、岩見さんは彼女たちに、野焼きではなく、釉薬をかけて窯で焼き締める、丈夫で良質な陶器づくりの技術を教えていた。

この度、リーダー格のオーン・パウさんら3人の女性陶工家とアシスタントの男性を栃木県益子町に招待。益子焼の技術や、益子の町づくりについて学ぶ研修を受けた。研修者は口々に益子焼の高い技術を称賛し「学ぶことが多かった。今回学んだものを持ち帰り、自分達だけの利益ではなく、村全体の利益になるように、またこの陶器が国民の誇りとなるように頑張りたい」と熱く語った。

以前フン・セン首相に作品を贈ったことがあるが、機会があればノロドム・シハモニ国王にも献上し、近い将来訪問される各国首脳にカンボジアの誇るクメール焼として贈答できるようにするのが山崎幸恵さんと大野修一、そして4人のカンボジア陶芸家の夢である。

モンゴルの伝統医療専門家 [2011年11月11日(Fri)]



「外国からの招待客」その2
―モンゴルの伝統医療専門家―


筆者とエンフバヤル・モンゴル大統領(当時)との会談で、モンゴルの伝統医療の再構築と、広い国土に約279万人の人口が散在する各家庭に薬箱を設置する事業は今年7年目を迎え、欧米医薬品の10分の1から20分の1の価格で入手することが出来る伝統医薬品の配布事業は世界から注目を集め、タイ、カンボジア、ラオス、特にミャンマーでは地方や貧困層にとって必需品となっており、モンゴルでの成功が大いに注目されている。

モンゴル政府は約束通り、来年から国の政策として日本財団の事業を引き継ぐことになった。しかし、「薬箱」を全家庭に配布するためには更なる人材の育成が必要で、今年も14人の医師、関係者を招待し、10月17日〜24日まで日本各地で研修を実施した。

ヨーロッパでは肥満税や人の重量税が話題になっているそうだが、モンゴルではそうはいかない。なにしろ冬期モンゴルは零下30度の極寒になることも珍しくなく、寒さに備えて人々は皮下脂肪を厚くする。写真の通り、女!!朝青龍に挟まれた写真ではあるが、一行のこの事業の成功への情熱は体格に比例して立派なものであった。
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