「マラウィ訪問」その2― おなら禁止法案の行方 ― [2011年08月10日(Wed)]
おなら法案情報源のボーンウェル運転手 「マラウィ訪問」その2 ―おなら禁止法案の行方― マラウィ滞在中、アテンドしてくれたWHOの運転手からおもしろい話を聞いた。国会で「おなら禁止法案」が審議予定のところ、国民の反対で上程されなかったという。 人一倍好奇心の強い同行の冨永夏子は、真偽のほどを確かめるべく早速ホテルのカウンターに立っている二人の受付嬢に確かめに行った。しかし、どうも「おなら」の単語が通じないらしく、ジェスチャーでお尻からおならの出る仕草をしたからたまらない。受付嬢、黒い顔を真っ赤にして笑い転げ、カウンターの下にしゃがみこんでしまった。結局そんな話は聞いたこともないとの返事であった。しかし、調らべを進めると、確かに3、4ヶ月前、「おなら禁止法案」を国会に上程しようとしたが反対が多く、ガスのごとくあえなく消えてしまったらしい。 この「おなら禁止法案」は、環境問題の見地から人前でのおならは公害と認定され、75,000クワチャ(約50ドル)の罰金が予定されていたという。月収100ドル平均の国。出物(でもの)、腫物、ところ嫌わずで、自然現象に過酷な罰金とはいかにもまずかった。しかし、もしこの法案が可決されれば面白いことが各地でおこったことだろう。音のないスカシ屁の犯人を誰がどのように確定するか。警察官が押っ取り刀で駆けつけた時は霧消・霧散、犯人は特定できずとなるのだろうか。 どのような高貴な方でもお姫様でも、手術後、屁なるガスが放出されたか否かは、経過を知る上で医者の関心事であり、屁だからといって馬鹿にできない神聖な価値あるものである。 おならをすることを昔は「屁を放る(へをひる)」と言った。 週刊誌の見出しにある首相を揶揄して「なんとお前は屁のような!!」と出て、なんと下品なことだろうと眉を顰めたことがあった。 そのことを思い出して、改めて辞書を引いてみた。 屁 ― @飲み込んだ空気や、腸の内容物の発酵によって発生したガスが肛門から排出されるもの。おなら、ガス。 A値打ちのないもの。つまらないものの例え。 となると、さしずめこのブログはAに該当する。 ヘェーなどと感心しないでください。 |