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「インドネシアの笹川フェローと面会」 ―IMLI、DOALOSで専門知識を学んだ海洋専門家― [2026年02月02日(Mon)]

「インドネシアの笹川フェローと面会」
―IMLI、DOALOSで専門知識を学んだ海洋専門家―


我々日本財団はこれまで海洋分野では150を超える国から1800名以上の専門家を育成してきた。先般インドネシアに出張したことはご報告の通りだが、インドネシア滞在中にIMLI (国際海事法研究所)、DOALOS(国連海事・海洋法課)の笹川フェローと面会した。以下フェローと面会した際の私の挨拶です。

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本日はご多忙のところ、また休日にもかかわらずお集まりいただき、誠にありがとうございます。

インドネシアは海洋問題において大統領閣下ご自身も強い関心をお持ちであり、海洋国家として世界有数の大国であると認識しております。その意味で、ここにお集まりの皆さまお一人お一人のご活躍は、貴国にとって極めて重要なものだと考えております。

本日は大統領閣下とお目にかかる機会をいただいておりますので、皆さまがそれぞれの分野で活躍されていること、そしてインドネシアには海洋大国として十分な人材が揃っているという点についても、ぜひご説明したいと考えております。

先般こちらに参りました際には、WMUのフェロー32名の皆さまにお集まりいただき、各分野で大変ご活躍されていることを学ばせていただきました。

また、6月8日の国連海洋デーは、インドネシアが主催国となり、バリで開催されると伺っております。大統領閣下もご出席されるものと存じます。私どもも、ピーター・トムソン国連海洋特使と協議を重ねながら、この会合が成功裏に終わるよう、全面的に協力していく所存です。

加えて、6月3日・4日には、世界で初めてとなる「世界島嶼国会議」を日本で開催する予定です。約100か国から関係者が集い、島嶼国が抱える課題について議論する場となります。本会議は日本財団が中心となり、日本国外務省およびIOC-UNESCOの協力のもと開催するもので、インドネシアにも島嶼国の代表の一つとしてご招待申し上げる予定です。

皆さまもご承知のとおり、海洋問題は国際社会においてますます重要な課題となっています。これまで人類の関心は、歴史的には陸に、近年では宇宙に向けられてきましたが、人類の生存そのものに関わる海洋の問題が、ようやく大きく取り上げられる時代になったと感じています。決して遅すぎるとは思っておりませんし、皆さまの活発なご活動に大きな期待を寄せております。

あらゆる生物は海で誕生し、やがて陸に上がってきました。そのため日本では海を「母なる海」と呼び、国民の祝日として「海の日」を設けています。

日本財団はこれまで海洋分野においてリーダーシップを発揮してきました。たとえば、アチェを中心とした海底地震の悲劇もありましたが、海底がどのような構造になっているのかについては、私どもが活動を始めるまで、実は10%も解明されていませんでした。現在は2030年までに海底地図を100%完成させることを目標に取り組んでいます。ぜひ皆さまにも想像していただきたいのですが、地球の約7割を占める海水がもしなくなったとしたら、地球はどのような姿になるでしょうか。大変興味深い問いだと思います。

また、海洋生物についても、専門家によればいまだ約10%しか解明されていないと言われています。そこで私どもは「Ocean Census」という取り組みのもと、世界中の海洋研究機関と連携し、新種の発見を進めています。ノルウェーの調査船は北極海にまで潜航しており、非常に夢と魅力のある事業だと考え、現在力を入れて推進しています。

今後は、法律、海洋研究など多様な分野において、皆さまと海洋問題をめぐるネットワークをさらに強固なものにしていきたいと考えておりますので、ぜひご協力を賜りたいと思います。

昨年のTICAD開催の際には、ブルーエコノミーの概念について説明する機会がありました。当初は十分に共有されていない印象もありましたが、説明を通じて、食料不足の解決策としての養殖を含むブルーエコノミーの重要性について、ご理解を深めていただけたと感じています。

以上が、私どもの最近の主な活動です。今後ますますの皆さまのご活躍を心より期待しております。
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