「アジアの障がい者リーダー育成」 ―大学院奨学金プログラム― [2025年10月20日(Mon)]
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「アジアの障がい者リーダー育成」 ―大学院奨学金プログラム― 残念ながら、東南アジア諸国ではいまだに障がい者が家庭に引き込んでしまうケースが多く、就職はもちろん、高等教育を受けることも貧困家庭では非常に困難な状況にある。 日本財団では、こうした方々を社会参加させるためには、各国で障がい者の指導者を養成することが必要だと考え、1993年からアメリカの有名な聴覚障がい者のための高等教育機関であるギャローデッド大学および理科系のロチェスター工科大学に奨学金制度を設置している。卒業後は、障がい者対策が遅れている母国に帰り、指導者になるべく活動を続けてきた。 近年、アジアでもようやく障がい者問題が社会の話題として取り上げられるようになり、日本財団の活動の成果が見え始め、そこで2016年からは、マレーシアのマラヤ大学において、障がい者政策の立案や企業で活躍できる人材を養成する大学院奨学金プログラムを実施。社会で埋もれている障がい者の皆さんに夢と希望を与え、将来的に社会で存在感のある有能な人材、そして指導者となれる人材の育成を行ってきました。 2025年9月現在、東南アジア7ヶ国から合計91名が奨学金を受給しています。内訳は、四肢障害49名、視覚障害24名、聴覚障害16名、ろう者1名、学習障害1名です。奨学金は1年あたり1人3〜4万ドルで、学費・生活費・渡航費・手話通訳手配費など全て日本財団が負担しており、2016年度から2024年度までの総費用は4,571,442ドル(約6億8,000万円)にのぼります。 既にマラヤ大学大学院を卒業したマレーシア、フィリピン、インドネシア、タイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマーの大学院卒業生は、大学、政府機関、企業、NGO等で活躍しており、ようやく日本財団の夢が実りつつあり、今後もこの取り組みを継続し、発展させてまいります。 |






