「小話再録」その1 ―人生笑いが必要― [2025年09月26日(Fri)]
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「小話再録」その1 ―人生笑いが必要― 最近、ハラスメントの種類が増加傾向にあり、秘書の中安に聞くと、分類によっては30以上あるといわれているとのことで、なかには「ハラスメントハラスメント(ハラハラ)」なるものまであるそうだ。 以前は日常的になされていた会話――「今日の洋服はおしゃれだね!素敵ね!」――といった発言も、今ではハラスメント。まさに「沈黙は金」の時代になりました。ダジャレを得意とする私にとって、笑いのない生活は潤いがないように思いますが…。 このブログを開設して20年、最大の評価(?)をいただいたのは、中国の小話でした。しかし、現在の中国は監視体制が厳しく、庶民の鬱憤を晴らすような小話もほとんどなくなってしまいました。 そこで、新しい読者の方もおられるので、かつての小話を再録することにしました。ご多忙の折、ほんのひとときニヤッとしてお読みいただければ幸甚です。 昔から夕食会などで小話を二、三を披露すると、座がなごやかになったものです。ただ、今は出席者の顔ぶれを見て話さないとハラスメントになりますので、「用心、用心」が肝要です。 ******************* 「妻とはなんぞや」 *夫と妻はコインの両面のようなものだ。向き合えないくせに一緒にいなくちゃいけない。(ヘマント・ジョシ) *ともかく結婚せよ。もし君が良い妻を持てば、幸福になるだろう。もし君が悪い妻を持てば、哲学者になるだろう。(ソクラテス:ちなみに彼は、悪妻・クサンティッペに「何が哲学だ。 屁理屈はいい。仕事をしろ!」と言われ、頭が上がらなかった) *よく結婚生活を長く続ける秘訣を聞かれるのだが、僕らは週に2回レストランに行き、小さなキャンドルライト、ディナー、静かな音楽、そしてダンスを楽しむ。 妻は火曜日、僕は金曜日に行くんだ。(ヘンリー・ヤングマン:映画製作者) *妻と財布を見せびらかす男は、誰かがどちらかを借りにくる危険がある。(ベンジャミン・フランクリン:タコで雷が電気であることを明らかにした物理学者で、政治家としてアメリカの独立に多大な貢献をした。100ドル紙幣に肖像が使われた) *俺は2人ほど妻を持ったが、どちらも運に恵まれなかった。1人は俺の元を去り、もう1人は俺のところから去ってくれない。(パトリック・マレイ:モンマウス大学世論研究所所長) *円満な結婚生活を送る二つの秘密。 1.いかなるときも自分が間違っているときは認めなさい。 2.いかなるときも自分が正しいときは黙っていなさい。 (ジョン・ナッシュ:ノーベル経済学賞受賞) *完璧な妻とは、完璧な夫を期待しない女である。(作者不詳) 【結論】 妻になる以前の女性はいとおしく、寸暇も忘れ難く、離れ難き存在であるが、一度結婚すると、俄然存在感を露にし、嫉妬深く、終局は夫の厳格な管理人となる存在である。 |






