「ムハマド・ユヌス バングラデシュ首席顧問との会談」―ロヒンギャ難民支援にかかる意見交換― [2025年05月29日(Thu)]
「ムハマド・ユヌス バングラデシュ首席顧問との会談」 ―ロヒンギャ難民支援にかかる意見交換― 5月28日、日本を訪問中のムハマド・ユヌス・バングラデシュ首席顧問とバングラデシュに避難しているロヒンギャ難民に対する支援に関する意見交換をしました。以下は首席顧問のXに投稿された記事の和訳です。 ******************** 日本財団会長が首席顧問と会談 東京、5月28日:尊敬され、称賛されている日本財団会長・笹川陽平氏は水曜日、東京の帝国ホテルで、日本を訪問中のムハマド・ユヌス首席顧問を招いて夕食会を主催した。 両首脳はロヒンギャ危機、ミャンマーの情勢の推移、そしてここ数カ月に世界中で起きている人道危機への無償援助や支援の急激な減少について協議した。 ユヌス首席顧問は、軍が地域の反政府勢力と戦闘を繰り広げ、暴力に悩まされているミャンマーで、平和を促進し停戦を仲介する笹川陽平氏の努力を称賛した。 笹川陽平氏は日本財団会長および笹川平和財団の名誉会長としてミャンマーを150回以上訪問しており、ミャンマー政府および同国の少数民族から非常に尊敬されている。 ユヌス首席顧問は、ロヒンギャ危機を解決し、バングラデシュに居住する約120万人のロヒンギャ難民を故郷に帰還させるために、笹川氏の支援を求めた。 「ミャンマー全土からあなた方が深い尊敬を受けていることは承知しています」とユヌス首席顧問は述べた。 首席顧問は、バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプでは毎年約3万5000人の赤ちゃんが生まれており、彼らは何の希望もなく成長していると語った。 「事態が爆発的に悪化し、私たちにとって危険になる前に助けてほしい」と彼は述べ、麻薬密輸の増加も難民キャンプの治安状況を悪化させていると付け加えた。 「ロヒンギャ危機を終わらせなければならない。今がよいタイミングだ。我々は協力できる」と彼は語った。 首席顧問はまた、USAIDによる援助停止で大きな打撃を受けているICDDR'Bの救命医療研究活動に対して日本財団からの支援を求めた。 首席顧問は笹川氏にバングラデシュを訪問するよう招待した。 夕食会には、トゥーヒド・ホセイン外務顧問、ルトフェイ・シディキ首席顧問特使、SDGコーディネーターのラミヤ・ムルシェド氏も参加した。 |