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「南米日系青年奨学金」―尾形理事長ブラジルへ― [2024年11月29日(Fri)]

「南米日系青年奨学金」
―尾形理事長ブラジルへ―

ブラジルを中心に南米各国に住んでおられる日系人の青年たちは、やはり日本のアイデンティティを確認したいと考える優秀な方々が多くおられる。日本財団では、限られた人数ではありますが、毎年尾形理事長が南米を訪問し、奨学生の決定に努力している。以下は、11月20日付ブラジル日報のインタビュー記事です。

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尾形武寿理事長


日本の公益財団法人「日本財団」の尾形武寿理事長が6〜8日、日系人日本留学プログラム「日系スカラーシップ夢の実現プロジェクト」の候補生選考のため来伯した。7日、編集部を訪れ、日系人支援に対する想いを語った。

日本財団は中南米を中心とした日系人青年の日本留学の夢を支援するため、2003年から「日系スカラーシップ夢の実現プロジェクト」を実施している。同事業では毎年約10人に対して最長5年間にわたる奨学金を給付している。これまでに約160人が留学を実現した。

現在選考中の22期には78人が応募し、一次書類審査を57人が通過。二次審査の面接はペルーなどでも行われ、ブラジルではサンパウロ市のブラジル日本文化福祉協会ビルを会場に17人が参加した。面接では同事業の運営を担う公益財団法人「海外日系人協会」担当者や尾形理事長との質疑応答が行われた。選考結果は今月末に発表される予定。

尾形理事長は1980年に同財団に入職し、86年から日系人支援事業に携わってきた。88年の日本人移民80周年などの記念時やスカラーシップ選考の際にブラジルを訪れ、財団の支援するサンパウロ日伯援護協会の福祉施設などを訪問し、当地日系社会との繋がりを深めていった。

尾形理事長は財団の行う日系支援事業について「移民1世の方たちが体験した艱難辛苦のほどは筆舌に尽くしがたい。国家政策の犠牲になった側面があり、日系社会に対して支援を行うことには責任を感じている」と語る。日本財団が12カ国の日系社会に対して行った支援の総金額は約78億円にのぼる。

尾形理事長はコロナ禍を除き、2011年から毎年、ブラジルでのスカラーシップ候補生の選考面接に立ち会っているという。同事業に対しては「日系人青年に自身のルーツに日本があることを忘れないで欲しい」という自身の想いも託していると話し、「面接した皆さんはとても優秀でした。ぜひ日本留学で経験を積んで、将来の夢を叶えてもらいたい」と語った。
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