「中国の小話」その324―新商売で大儲け― [2024年11月08日(Fri)]
「中国の小話」その324 ―新商売で大儲け― 不動産バブルが弾かれ、不景気により企業は採用人数を減らして就職の氷河期が続くなか、河南省のある女性が8年前に創業した職業は、今日も異常な好況を維持しています。 それは「二号さん諦念勧告士」と称する職業です。夫の二号さんによって家庭崩壊の悩みを抱えている顧客から依頼され、二号さんを別れさせるために、あの手この手を使って依頼人との付き合いを諦めさせる専門職です。 二号さんを説得するときの面会料は1時間700元(約14,000円)、8年間で既に1万件を超える依頼を受け、コロナ後は急増しているそうです。 日本でも人知れず悩んでいる方がおられるでしょう。私の知人にも、二号さんが還暦になるとは考えてもいなかった。そろそろ家庭を大切に老後を過ごしたいのだが、と深刻に悩んでおられる方もおられます。 |