「水素活用、CO2排出ゼロ船」―国内で初めて成功― [2024年04月24日(Wed)]
「水素活用、CO2排出ゼロ船」 ―国内で初めて成功― 日本財団では、無人運航船の実用化と共にCO2排出ゼロの水素を活用し、CO2排出ゼロ船舶の研究開発を精力的に行っている。 既に無人運航船の実験・成功についてはブログで報告済ですが、4月4日、北九州市で水素活用のCO2排出ゼロ船の運航に成功し、今後は主に国内で運航される船舶の実用化に鋭意努力を傾注して参る計画です。 以下は、4月4日、共同通信の記事を拝借しました。 *************** 日本財団は4日、水素を動力源とする水素燃料電池を活用した旅客船で、CO2を排出せずに運航する実証実験に成功したと発表した。バイオディーゼル発電機とリチウムイオン電池も搭載した国内初のハイブリッド船で、北九州市で一般向けに商業利用を始める。 船は全長33メートル、総トン数は248トンで、定員は100人。トヨタ自動車製の水素タンクを採用し、商船三井などが参加する民間のコンソーシアムと共同開発した。 実験は同市の小倉港から響灘沖にある白島までの片道約30キロで実施。従来のディーゼル船に比べ、CO2排出量を約1.7トン削減した。水素のみで航行したのは20トン以上の船では国内で初めて。 |