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「廃棄漁網リサイクル」―商品開発が進む― [2023年03月23日(Thu)]

「廃棄漁網リサイクル」
―商品開発が進む―


御高承の通り、地球の7割を占める海洋の環境保護は人類の生存に不可欠な最大の問題となりつつある。2050年には海洋ゴミは魚類の総量を超えるとの予測もあり、日本財団はごみ対策に懸命の活動を展開している。

その中でも、廃棄漁網の処理は隠れた大きな問題であった。既に、兵庫県・豊岡市で素敵なバッグに変身したことは、2022年9月2日のブログで報告した通りだが、その後、多くの企業が廃棄漁網をリサイクルして素晴らしい商品開発をされているので廃棄漁網問題は解決に向けて大きく前進していることを報告します。

以下3月11日付鉄道チャンネルの記事を一部引用致しました。

***********

廃棄漁網リサイクル生地でつくった傑作アイテムを Creema クリーマ で販売! 日本財団 ALLIANCE FOR THE BLUE コラボモデル がおしゃれで軽量&丈夫、海洋プラごみ問題解決にむけた企業連携アクションに注目

 海洋プラスチックごみを企業が連携してリサイクルし、企画から流通・製造・消費・処分・再利用とまわすアップサイクル品は、実は軽くておしゃれで、頑丈だった!

 そんな SDGsゴールがみえる企業連携アップサイクルに、日本最大級のハンドメイドマーケットプレイス Creema(クリーマ)が日本財団と組んで挑むと、軽くておしゃれで、頑丈なうえに、クリエイターのオリジナリティがあふれるアイテムに生まれ変わることができた。

 日本最大級のハンドメイドマーケットプレイス Creema(クリーマ)は、日本財団が支援する、「ALLIANCE FOR THE BLUE」とコラボレーションし、廃棄漁網をリサイクルした生地によるオリジナル作品を募集し、クリエイターオリジナル作品100点が誕生。

クリエイターの技術とクリエイティビティで、サステナブルな世界の実現へ

 深刻化する海洋プラスチックごみ問題の主要因とされる廃棄漁網を回収し、高品質なプラスチックに再生する商品づくりがいま注目を集めている。

 いっぽうで、一般的に高品質リサイクル材は、天然資源をもとにつくられるものと比べて割高になるため、価格面で一般商品への展開が難しかった。

 また、国内には高い生産技術があるうえに、消費者もリサイクル材を用いた商品への抵抗がないにも関わらず、「欲しいものがない」という理由から販売がすすまないというジレンマもある。

 こうした課題を打破すべく、日本財団支援「ALLIANCE FOR THE BLUE 」が協働企業と開発した廃棄漁網リサイクル生地を、クリエイターが確かな技術と豊かなクリエイティビティにより新たな価値を加え、日常的に使えるアイテムに生まれ変わらせ、Creema(クリーマ)で販売するアップサイクルを実現させた。

廃棄漁網を回収、高度なリサイクル技術でナイロン樹脂に再生

 深刻化する海洋プラスチックごみ問題の主要因とされる廃棄漁網は、がんじょうに作られているため、いったん海に流出すると自然界で分解されるのに600年かかるとわれている。

 現在は、1〜2年のサイクルで新品に交換される大量の廃棄漁網を回収し、高度なリサイクル技術でナイロン樹脂に再生、それを原料に糸を紡ぎ、布を織り上げている。

軽くて耐久性のある漁網リサイクル生地のジャケットやエプロン、靴など100点がずらり

 そしてこの廃棄漁網リサイクル生地を使ってCreema(クリーマ)クリエイターたちがつくったアイテムは、軽くて耐久性のある、漁網リサイクル生地の特性を活かしたジャケットやエプロン、靴、バッグに、ほつれにくい素材感を活かしたアクセサリーやクッションまで、個性豊かな作品100点が誕生。

 「この企画を通して、リサイクル素材を用いたアイテムが、身近な欲しいものとして、人々の暮らしに取り入れるきっかけになれたら」とクリーマ。

 同社は今後も、作り手と生活者が感性でつながる新たな機会を創出し、すばらしい作品や才能、そして世界に誇るものづくり文化を届けていくという。

50の企業・団体が連携し、海洋プラスチックごみ問題解決へ

 ALLIANCE FOR THE BLUE は、100年後の子どもたちのために、めぐみ豊かな海を次世代に引き継ぐことを目的に、日本財団が支援し2020年に設立。

 世界的に深刻化している海洋プラスチックごみ問題に対し、企業間で連携した対策モデルを創出することを狙いとした業界横断のプラットフォームで、石油化学や日用品・飲食品・包装材メーカー、小売り、リサイクル企業など、現在計50の企業・団体が参画している。

 プラスチックバリューチェーンの上流から下流を網羅した企業が連携することで、企画から流通・製造・消費・処分・再利用といった一連の各過程で、一貫した対策を図っていく。

廃企業網ブログ写真@.jpg
廃漁網アシメトリーワンピース

廃企業網ブログ写真A.jpg
「廃漁網」を素材にしたテキスタイルから作られたリバーシブルお弁当袋


―――このほか、Creema 特設サイトには廃棄漁網リサイクル生地を使ったクリエイターオリジナル作品がいろいろ紹介・販売されておりますので、気になる人は、公式サイトをチェックしてみて下さい。

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コメント
アップサイクルの商品といえば、最初は意義は感じても『自分で使わないかなー』と考えていました。しかし、最近の商品は素晴らしいですね。
プレゼントしたり、自分で利用したくなるものもたくさんあります。
大切なのは、このような行動が起こる事で未来が変わる事かと思います。長い道のりかとは思いますが、活動がブームで終わらないようどうか頑張って下さい。これからも楽しみです。
Posted by:  at 2023年03月25日(Sat) 09:13

クリエイターさんの発想力で、元が魚網だったことを全く感じさせないデザイン性あるアイテムで、私もほしくなりました。一度は価値をなくしたものが、再び価値あるものに生まれ変わる。これが当たり前の社会になることを願っています!
Posted by: 神宮司瀬里奈  at 2023年03月24日(Fri) 14:44

作家さんの作品を購入するのが好きで、いつもCreemaを利用しています。
Creemaのページで日本財団 海と日本のプロジェクトの存在を知り、海洋プラスチックごみ問題に少し興味関心があり、いろいろ調べている中でこちらのブログに辿り着きました。

作家さんの作品が環境負荷逓減の一役を担っている背景を知ることで、いち消費者としてもお買い物の中で、環境負荷対策に貢献できると考えると、いつものお買い物体験にちょっとプラスの価値が加わると感じました。

今後も、このようなコラボをぜひやって欲しいです。
楽しみにしています!
Posted by:  at 2023年03月24日(Fri) 12:38

お世話になります。株式会社クリーマの萩原と申します。

ALLIANCE FOR THE BLUE様とのコラボレーション企画について、
ブログに取り上げていただきまして、誠にありがとうございます。

ALLIANCE FOR THE BLUE様の活動内容に共感いただいた
Creemaクリエイターの皆さんの多様な感性と確かな技術力により、
廃棄漁網をリサイクルした生地が"作品"として生まれ変わる
機会の創出に貢献できましたこと、大変光栄に存じます。

ALLIANCE FOR THE BLUE様の協働企業の一員として、
活動内容に共感いただけるクリエイターの皆さんとともに
今後も新しい価値を創出する機会に貢献できればと考えております。

よろしくお願いいたします。
Posted by: 萩原  at 2023年03月24日(Fri) 12:21

企業だけではなく、クリエイターも参画し、廃棄漁網問題という課題解決に向けて同じ思いのもとで新しいアイディアが形になっているのが素晴らしいと思いました。一人でも多くの人に現状が伝わって、活動の輪が広げていったら良いですね!
Posted by:  at 2023年03月24日(Fri) 12:16

知人からの転送でこの記事を拝見しました。
私自身がCreemaをよく利用していることもあり、どの作品も個性的なものばかりで、環境の問題とハンドメイド商品はとっても相性が良いと思いました。そしてCreemaと組んでこれらの活動を進めていることはとても素晴らしいことだと感じました。次の企画もあるのでしょうか?期待してCreemaをチェックします。
Posted by:  at 2023年03月23日(Thu) 19:30

海が大好きで、いつも楽しくblogを拝読してます。(初めて投稿させて頂きます)

以前より廃漁網素材を使ったコクヨさんのペンケースを持っており、今度はハンドクラフト作家さんが廃漁網を扱うと、どんな作品が出来るのか興味を持ったので、早速クリーマさんを覗いてみました。

ジャンバーやクッションもあり、とても使い終わった漁網だとは感じませんでした。

今回のようなコラボ企画を、色々なメーカー企業さんのデザイナーさんや、地方にある知られざる有力メーカー企業さんとやってみて欲しいと思いました。
Posted by:  at 2023年03月23日(Thu) 19:14

お世話になっております。
Alliance for the Blueの野村でございます。
クリーマ様との協働活動をブログで取り上げていただき誠にありがとうございます。
今回の企画は、ハンドメイド作家の皆さまのお力もお借りし、さまざまな商品の開発を行うと共に、より多くの方に廃漁網を活用した素敵な商品があることを知ってもらうことを目的に実施しました。
実際100名を越える多くの作家が関心をもち素敵な商品を作ってくれました。商品開発を積極的に進めて参ります。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
Posted by: 野村浩一  at 2023年03月23日(Thu) 19:10