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「電話リレーサービス」―1周年シンポジウム― [2022年09月22日(Thu)]

「電話リレーサービス」
―1周年シンポジウム―


日本財団電話リレーサービス事業を総務省より委託を受けてから1年になる。

ろう者の為の電話リレーサービスの更なる充実を図るためにシンポジウムを開催したところ、多くの示唆に富んだご意見を戴いた。

財団では、戴いた指摘を謙虚に受け止め、利用者本位の便利な電話リレーサービスの実現に努めるという。

以下はシンポジウムの内容の概略です。

*****************

筑波技術大学産業技術学部産業情報学科の井上正之准教授と卒業生の松森果林さんが、7月1日に開催された電話リレーサービス開始1周年オンラインシンポジウム「電話リレーサービスが拓くインクルーシブな社会」に登壇した。

「電話リレーサービス」―1周年シンポジウム―.jpg
シンポジウムで発言する井上正之准教授(右)と松森果林さん(左)


法律に基づく公的サービスとして2021年7月1日に開始した聴覚障がい者向けの同サービス提供事業者である日本財団電話リレーサービスが主催した今回のシンポジウムは、オンライン形式で行われ、377名が参加した。

シンポジウムは、第1部「電話リレーサービスが広げるコミュニケーションの可能性」と第2部「サービスの多様化と普及促進から考える電話リレーサービスの可能性」の2部構成で、当事者・研究者・行政(総務省・厚生労働省)など様々な立場から電話リレーサービスの現況・今後の課題について発言があった。

ユニバーサルデザインアドバイザーとして活躍する松森さんは、聞こえる人・聞こえない人双方への啓発が重要であり「あとで電話するね!」という一言が当たり前に言い合える社会に向けて取り組んでいくことの重要性を指摘した。また井上正之准教授は、電話リレーサービスのさらなる普及・拡大のためには、音声認識等の新技術を適切に取り入れながらサービス内容や使い勝手をより充実させていくとともに、聞こえない人たちの「電話リレーサービスリテラシー(サービスをより適切に使いこなしていく能力)」を向上させていく取り組みが重要であることを指摘した。

日本の電話リレーサービスがさらに充実し、世界に誇れるものとしていくための数多くのヒントの提示があり、非常に有意義なシンポジウムとなった。

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