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「海と日本人」―1万人意識調査― [2022年07月20日(Wed)]

「海と日本人」
―1万人意識調査―


7月18日は「海の日」でした。

日本財団では、海洋立国日本における日本人の海に対する感情や認識の変化を調べ、社会の動向や情勢によってどのように変わるか。2017年より2年に1度、定点観測を実施している。

7月15日(金)の私の記者会見での挨拶と、AMP(アンプ)の記事を紹介します。

***************

2022年7月15日(金)
日本財団会長 笹川陽平
於:日本財団

日本財団会長の笹川陽平です。お天気の悪い中お越しいただきありがとうございます。本日は海と日本人に関する意識調査について発表致します。

御高承の通り、海、或いは海洋の問題は、今や世界的に大変深刻な問題です。例えば、海面上昇により100を超える世界の島嶼国が海面下に消える可能性すら出てきています。また、海の酸性化、乱獲・密漁による魚類の減少、海水温の変化による魚類の移動、陸上での人間生活から排出されたプラスティックを中心としたゴミが海に流れ込み、東京大学との共同研究で判明したマイクロプラスティックが魚を通じて人体に影響を及ぼしつつあるという危険な状況下にあることなど、我々は海洋にまつわる多様な問題に直面しています。

ともすると我々人間は陸上のこと、宇宙のことには大変な関心を持ってきました。地球から遠い火星の精密な地図はありますが、海底地形に関しては未調査という状況です。このまま人類の生存、いわゆる水の惑星と言われ地球の7割を占める海洋の問題を解決せずにいれば、人類の生存はあり得ないという状況が迫っています。先般ポルトガルのリスボンで開催された国連海洋会議に出席致しました。1万人を超える人が世界中から参加しました。海洋をいかに健康な状態で管理・保存していくかということは世界的な問題になっているのです。

海洋立国・日本は、海洋基本法まで整備し、世界で唯一「海の日」を祭日にしています。しかし世界の潮流のなかで、海洋立国・日本と言いながら、未来を背負う子供たちがどの程度海に関心をもっているかはこれまで十分調査されておりませんでした。ですから、日本の将来を担い、海洋立国として世界のリーダーシップをとるべき子供たちがどの程度関心を持っているかという本調査は重要であると考えています。

7月18日は海の日であり、祭日です。御高承の通り、明治9年、明治天皇が明治丸で北海道に行幸され横浜にお帰りになった日を記念して7月20日が海の日と定められました。しかしながらリーマン・ショックもあり、不景気の中で祭日を上手く観光に利用しようということが優先され、毎年海の日が変わることになりました。リーマン・ショックから既に20数年経過しておりますから、世界で唯一海の日が祭日である日本として、これを早く7月20日に再度固定して欲しいとお願いしておりますが、まだまだ私の力不足で実現しておりません。お越しになっている方の中で、来年の海の日が何日か分かる方はいらっしゃいますか。私もまだ把握しておりませんし、皆さんもそうだと思います。このように毎年変わってしまうと、計画的に海に関する行事をやっていくことは、例えば学校教育においても、難しいという残念な状況になります。なんとか海の日を7月20日に固定することで、国民レベルで海に関する関心を高めたいというのが私の強い希望です。

日本財団は、日本全国で「海と日本プロジェクト」として、海に関心を持ってもらう活動を続けています。昨年2021年に日本全国で行った本プロジェクトは5638事業に及び、269万人の方が参加下さいました。中でも海のゴミに関する関心は深く、2557事業が海ごみ対策に関するもので、子どもから大人まで老若男女が参加して活動してくれました。これを更に毎年広げていく必要があると思っています。また最近では、サザエさんという長寿番組がありますが、サザエさんも「海と日本プロジェクト」に協力してくれています。サザエさんは長谷川町子先生が九州の福岡県の海岸で着想されたもので、磯野家の名前は海に由来する名前になっています。我々と致しましても、微力ながら全国レベルでこうした活動が広がりを持っていることは嬉しく思います。本日発表することは、こうした状況と少し異なる結果を示すものかもしれませんが、報道関係の皆さんのお力を頂き、世界のリーダーシップを取れる海洋立国・日本であり続け、また、四方を海に囲まれた日本において、子供が海に親しみ海の恩恵で生活していることを理解し、国民すべてが海に深い関心を持ってもらえるようご協力を頂きたく存じます。

22.07.15 「海と日本人」に関する意識調査記者発表会 (1).JPG
「海と日本人」に関する意識調査記者発表会


AMP(アンプ)掲載記事です。

****************

調査結果の一覧は以下の通り。

■海へ行く機会と、海への意識
●2019年(コロナ前)と比べて屋外での活動が4割減少し、それに伴い「海に行く人」も減った。
●その影響で「海が好き」「海に親しみがある」などの“海への愛着”が減少。
●また、「この1年間、海に行っていない人」は、「海に行った人」に比べて「海を大切に思う気持ち」が低い。
●一方、「海に行きたい」という行動意向は減っていない。

■子どもの頃の海体験
●7割の人が「子どもの頃の海体験が大切だと思う」と回答。しかし、実際には8割の人が、「子どもに海体験を十分に提供できていない」。

■海を守る行動・海洋問題への意識
●2019年と比べると、海洋問題の認知度が全体的に向上し、海を守ることにつながる行動を行う人も増加。さらに、海に行った人のほうが「海を守ることにつながる行動」を意識して行っている人が多かった。

なお、今年度は調査項目として、新たに「海の未来のロジェクトへの関心」を追加。結果は以下の通りとなった。(一部抜粋)

■約4割の人は海の未来プロジェクトに「興味がある」。

海の未来プロジェクトで、もっとも関心が高いのは「洋上風力発電開発プロジェクト」で45%となった。また、年代別に見ると、10代は、海の未来プロジェクトに比較的関心が高いことがわかった。

■調査概要
対象:全都道府県15歳〜69歳の男女
有効回答数:男性5,800人、女性5,800人
年代比:10代(15〜19歳)/2,200人、20代〜60代/9,400人
調査期間:2022年6月10日〜6月15日
調査手法:インターネット調査

<参考>
日本財団『海と日本人に関する1万人への意識調査』
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コメント
アクトインディ株式会社の小土井と申します。
大変興味深い調査結果を拝見し、僭越ながらコメントさせていただきます。
私たちは「子どもとのおでかけ」や「子どもの成長」をテーマにした情報メディア『いこーよ』、『未来へいこーよ』の運営、子ども達の成長をテーマにした研究活動やより良い成長機会を提供するための体験事業などを行っております。体験事業では「海と日本プロジェクト」の一環として貴財団とも連携させていただき「海」をテーマにした取組みにも注力しております。

さて、このコロナ渦で子ども達が海に行く機会が減少している状況は実際に保護者や子ども達の声を聞く機会のある我々としても感じておりましたが、この度の調査結果で数値として客観視することができました。子ども達の成長にとって自然と触れ合う原体験は極めて重要であると考えており、特に島国日本にとって身近な海での体験機会が減少している状況は、我々としても大変憂慮している事態です。
一方、この度の調査結果や、弊社で実施した「家族での海へのおでかけに関する調査」(海と日本プロジェクトのウェブサイトでもご紹介いただき感謝申し上げます)でも、人々が海への関心を失っているわけではなく、特に子をもつ保護者層においては子どもに海体験をさせたいと考えている方々が多く存在していることを確認することができました。また、同じく調査結果にある「海への環境意識の高まり」の伸長状況を踏まえると、ある側面では、海に出向き、海に関心をもってもらうためのチャンスが到来しているとも捉えることができると認識いたしました。

今回の調査ではそうした潜在需要を再確認することができたことに大きな意義を感じました。また同時に潜在している海に関する人々の需要を顕在化させるための取組みを推進すべきであるとの思いを新たにしました。
(実際にコロナ渦中にもかかわらず、海と日本プロジェクトの一環として、小学校や学童などの教育機関と連携することで1,500人超の子ども達の海体験を実現し、「海のお仕事」をテーマにした職業体験や水族館を活用した海学習イベントにも1,300組超の親子にご参加いただけた状況の裏付けにもなりました)

引き続き子ども達に年に一度でも海に行く機会や海のことを考える機会を提供するとともに、子ども達のより良い成長に寄与するための取組みを推進していきたいと考えております。
今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by: 小土井孝文  at 2022年07月21日(Thu) 01:24

●「海と日本人」に関する意識調査結果について
今回も継続的に「海と日本人」の意識調査を行っていただき、ありがとうございます。
こうしたデータを多くの人が目にすることで、海洋問題を考える意識づくりそのものになっていくのだと思います。
調査結果を拝見し、新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、海への訪問回数が全体的に減っていたことが理解できる一方、7割以上の人が海へ行きたいという想いを維持していることに安堵しました。
また、海洋問題に対する認知度が上がっていることにも、今後の活動をより広げていく気持ちの支えになりました!

●沖縄県が1位に!
都道府県別の海との関係性アンケートで「愛着スコア」「体験スコア」ともに沖縄県が1位。
嬉しく感じるとともに、この県民の気持ちに寄り添って、維持できる取り組みを心掛けていきたいです。
沖縄県民にとって、海といえば海遊び、釣り、ビーチパーティ。子どもの頃、家族や友人と一緒に遊んだ代表的な場所は海でした。
子ども時代の体験が愛着となり今も大人たちの心にある、親になり子どもにも海を体験させてあげたい、こうした海への想いの好循環を続けていく支えになりたいです。

私たち海と日本プロジェクトin沖縄県では、今年は糸満と石垣で小学校高学年を対象とした「しまうみ探検隊」と題した海の体験学習イベントを実施します。
多くの子どもたちの気づきや学びにつながる海での経験を通して、子供たちの海への愛着・体験を増やしていきたいと考えています。

引き続き、よろしくお願い致します。

海と日本プロジェクトin沖縄県事務局 仲本克之
Posted by: 海と日本プロジェクトin沖縄県事務局 仲本克之  at 2022年07月20日(Wed) 18:21

たくさんの共感と感謝を込めて、コメントさせていただきます。

●「海と日本人に関する1万人への意識調査」について
大変興味深く拝見させていただきました。
資料1−1海にとても親しみを感じるの項目で
ポイントが減少したことにショックを受けております。
やはり知床遊覧船などの時事的な問題も影響しているのでしょうか。
海に行く機会、海への関心も共に大きく減少しており、
海と日本プロジェクトを進めている者の一人として
忸怩たる思いです。

資料1−3海洋問題への意識は増加傾向にありますが、
身近な魚の不漁問題など、その脅威が高まってきたとも
言えると思います。

資料3−1海との関係性では、体験で47都道府県で
三重県が最下位となってしまいました。
南北に長く海岸線と接する県でありながら
このような結果に深く心を痛めております。
ただ、事態を真摯に受け止めつつも、
悲観的になることなく、伸びしろがあると捉え、
楽しい体験の機会を増やせるよう、取り組みを進めてまいります。

まず、今年の夏は小学生の子どもたちに海女さんが
引き継いできた伝統について、学び、体験を通して、
豊かな海を次世代に引き継いでいくことの大切さを
学んでもらおうと思います。

日本財団の皆様、今回の調査、本当に感謝いたします。
今後の指標がより明確になり、先に進む道しるべとなります。

ありがとうございました。
Posted by: 海と日本プロジェクトin三重県事務局  at 2022年07月20日(Wed) 16:44

ブログ記事を拝読させていただき、沢山の共感と、感謝があり、コメントさせていただきます。

★海の日
私は、学生の頃から、海の日に変わる深夜12時に江の島の防波堤にいき、時報を聞きながら「海の日」になった瞬間、仲間と「海にかんぱーーーい!」と海に叫び、海大好き仲間と海に感謝をする日にしておりました。(10年近くやっていました。)大人になって連絡ができなくなっても、なにかあっても海の日に変わる瞬間は、僕らは防波堤にいるから、いつでも仲間だから、いつでも一緒だから。みたいな熱いトークをしておりました。現在47歳になりました。海の日の日程が、毎年変わることで、例え連休になっても、予定が組みづらいです。海の日は、7月20日と決まっていれば、僕らは、そして、仲間は防波堤で、いつまでも熱く友を受け入れられます。笑。なので本当に海の日が7月20日で固定されることを願っております。願っているだけではなく、僕らも動きます。


★意識調査のデータに感謝
我々NPO法人や、活動をしている人達にとってデータを取っていただくことは、本当に感謝なのです。「感覚」で感じていることが数字になることで説得感が増しますし、「やっぱりなぁ〜」とも思います。

子どもたちが、あまり海に来ていないなぁ〜という感覚があったのですが、2017年に「海に親しみをあまり感じていない10代は4割」というデータがでたことで、危機感を増したのを覚えております。それから、子どもたちに海で「笑顔」になってもらうような挑戦に踏み切りました。

境川という街を通ってくる川のゴミの出どころ調査にも、ビックリしました。「ポイ捨てしていないから、私は関係ないわ!」という
方たちも沢山いました。しかし、その日本財団さんの調査では、ゴミ収集場所の位置なども川にゴミが落ちる原因の一つと教えてくれました。海ごみゼロWEEKのときに、川で活動をしている団体とタッグを組んだときに、ごみ置き場から、川にゴミが流れていることを実体感として、伝えてくれました。つまり、ポイ捨てしていなからではなく、ゴミを「ごみ置き場」に置いたら、そこから先は知りませんではないということを伝えられるようになりました。
カラスがゴミ袋をつっつき、ゴミが散乱することもあります。
自分たちの街で、ごみ置き場はどうなっているんだろう?につなげることができました。それも海へのゴミを防ぐ一つの解決になります。

今回の「海と日本人」の調査も、そうですが、本当に日本財団様が実施してくださっている調査結果に、心より感謝申し上げます。
ありがとうございます。


★「海と日本人」の調査結果について
海へ行く機会と海への意識

海は、汚いしゴミもあるし、海なら沖縄・ハワイ・・・みたいな流れなのか!?日本全国、素敵な海があるのに・・・

「海へいく」理由は、必ずしも海水浴だけはなく、夕日をみたり、釣りをしたり、デートしたり、嫌なことがあったとき、嬉しいことをわかちあいたいとき、様々です。自分の住んでいる一番近い海に多くの人は支えられてきたり、思い出をつくってきたのだと思いますが、今回の調査で、「海に行きたい」意識が変わっていなく、なんで「海に足を運ばないのか?」色々と考えさせられます。

海ごみをなくそうと活動をしているなかで、海のゴミの写真をSNSやHPでアップすればするほど、海離れを促進しているように感じるときがあるのです。

海の魅力を沢山子どもたちにも、多くの人達に伝えていかないと
いけないと思いました。

今年の海の日は、約2000人の方たちが、江ノ島の海に来てビーチクリーンをしてくれました。全国でも300ヶ所で青いアイテムをつけてゴミ拾いをしてくれました。ここまで多くの人達がアクションに繋げてくれるようになったのは「海と日本プロジェクト」のおかげです。本当に感謝でいっぱいです。

ごみ拾いで、海が好きになり、
ごみ拾いで出会った人達が好きになり、
ゴミ拾いあとのお食事が楽しみですきになったり、
色々な声をいただきました。

この調査結果をきいて、ごみの問題だけはなく
「海から恩恵をもらったこと」「自分の街の海の魅力」そういった
海からもらったもの、海に助けてもらったことなど、
魅力を発信することも大事だと、改めて思いました。

本当に長い文章ですみません。
日本財団の皆様、そして、調査していただけること、本当に感謝で、次への挑戦につながっていきます。

いつも本当にありがとうございます。
Posted by: 古澤 純一郎  at 2022年07月20日(Wed) 12:30