「ちょっといい話」その198―18歳と81歳の違い― [2022年01月24日(Mon)]
「ちょっといい話」その198 ―18歳と81歳の違い― 4月から18歳が成人年齢になるが、式典については多くの自治体で対象を20歳に据え置くらしい。ややこしいことである。 日本財団の「18歳の意識調査」は、今やさまざまなメディアで取り上げられるようになったが、2019年11月の調査によると、「自分は大人だと思うか?」の設問に、思うと答えた人は 日本 29% 韓国 49% インド 84% アメリカ 78% イギリス 82% 中国 89% であった。 「18歳はまだ子供」との意識でいる人が7割もあり、他国に比べ驚くべき現状であった。これからは選挙権を有する「子ども」が日本には多くいることになる。 18歳は恋に溺れる。 81歳は風呂で溺れる。 毎年3000人以上の高齢者が風呂で発作を起こし、溺れて水死しているそうだ。私の知人も3人が自宅の風呂で水死した。 高齢者の冬場の風呂は自然に温度が高目になるそうで、私はゴルフ場の風呂も熱くて入れない。医者の話では、理想は胸までの入浴で、心臓に負担をかけないように指導しているそうだ。 「自宅の風呂に入るときは、常に排水栓の鎖を持っていなさい」と言う。私の知人でもこれを実行して娘さんに助けられた方がおられる。「私に限って」とは思わず、入浴には十分注意しましょう! ゲーテではないが、80歳を超えても風呂で溺れないで恋に溺れたいものである。 |