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「ちょっといい話」その160―海ノ民話のまちプロジェクト― [2021年04月21日(Wed)]
「ちょっといい話」その160
―海ノ民話のまちプロジェクト―


民話のとおり美保関は卵を食べないのか徹底調査
東出雲も?(島根・松江市)


民話にもとづいた驚きの習慣を取材。
松江市美保関町に伝わる民話「えびすさまとにわとり」がアニメ化された。
取材を進めると、今も地域に驚きの習慣が残っていることがわかった。

松江市の松浦市長が見つめるアニメ。
3月、完成披露された松江市美保関町に伝わる民話「えびすさまとにわとり」だ。

地元漁師が毎朝お参りし、豊漁を祈願していた美保神社のえびすさま。夜になると揖夜神社の姫神さまのもとに船で通い、宴を楽しんでいたという。朝、寝坊すると漁師に迷惑がかかるため、えびすさまは毎朝にわとりに起こしてもらっていた。しかしある夜、にわとりが夜中に間違えて鳴いてしまい、慌てたえびすさまは船をこぐ櫂を落としてしまった。足で漕いで帰る途中、サメに足をかまれ、ケガをしてしまった。これを知った美保関の人達は時刻を間違えた「にわとりと卵を食べてはいけない」と言い伝えたという。

アニメは日本財団が子供たちに海への好奇心を持ってもらおうと2015年から始めた海と日本プロジェクトの一環で制作。2年前から全国の海の町に伝わる民話をアニメ化していて、これまでに17作品を手がけている。

民話は住民が言い伝えるもので、地元でも知らない人が多いケースがあるというが、制作者は今回驚きをあらわにした。

(海ノ民話のまちプロジェクト実行委員会 沼田心之介さん)
「珍しいほとんどの民話は地元の人も知らない人が多い。」

松江市出身73歳の松浦市長も。
(松江市松浦市長)「知ってるよ、美保関への遠足の時は卵は入れてはいけないといわれていた。」

『鶏肉や卵は食べてはいけない』そんな習慣が今も本当に残っているのか、民話の舞台・松江市美保関町。

漁師に聞いてみると。
(地元漁師)「食べないよ、漁に行くときも卵や鶏肉は乗せない。」

民話から生まれた習慣は残っていた。
しかし、(地元漁師)「でも今は食べるよ。おいしいもん。」
やはりこんな声も。

美保神社前のカフェで聞くと。
(喫茶クリフネ松本明代さん)「うちのメニューは卵を使っていません。」
卵を使わずに作ったチーズケーキ。他のメニューにも卵や鶏肉は使っていない。

(藤谷記者)
「卵抜きでもしっとりしていておいしいですね。」

さらに新たな情報が。

(喫茶クリフネ松本明代さん)
「揖屋でも習慣が残っていると思うよ。」
美保神社のえびすさまが通っていた揖夜神社周辺にも『にわとりと卵をたべない』習慣が残っているかもしれない。

美保神社から、中海を挟んで対岸に位置する松江市東出雲町揖屋に向かった。
今も残る揖夜神社、その周辺で聞くと。
(70代の男性)「知っているよその民話は。」
民話を知っていた。

さらに揖屋では民話から派生した別の習慣が。
(90代の女性)「昔は卵を食べなかったアヒルの卵を食べていたよ。」

(藤谷記者)「揖夜神社近くの川では地元の人によるとアヒルが放し飼いになっていて地元の人はその卵を食べていたということです。」
地元の人たちによると戦前まではアヒルの卵を食べていて、卵を食べるようになったのは戦後だということ。

(海ノ民話のまちプロジェクト実行委員会沼田心之介さん)
「イラストもかわいらしくなっているので子供たちに見てもらいたい。」
今も地域に残る民話「えびすさまととにわとり」は3月20日からユーチューブなどで公開されている。

※2021年3月23日付「FNNプライムオンライン」です。


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コメント
海と日本プロジェクトinしまね 事務局長の奥村です。このたびは、島根県松江市に伝わる民話を取り上げて頂き、ありがとうございます。海と日本プロジェクトの事業は、海に関する学び≠竍経験≠ェ得られるだけでなく、子どもたちをはじめ、地元の皆さんに喜んで頂ける企画が多いと思っておりますが、「海ノ民話のまちプロジェクト」は、その中でも特に地元の皆さんの反響が大きかったように思います。文化や風習に深く根付いているお話しを取り上げていただいたこと、また、アニメという親しみやすい手法でカタチにして頂けたことが、多くの方に喜んでいただけた要因ではないかと思っています。海と暮らしは、古来より切っても切れない結びつきを持っております。海を見つめ、考えることは、私たちの文化や生き方そのものを見つめ直すことにも繋がるのだと感じさせられました。
こうしたユニークで新たなカタチの発信が、私たちと海をより近づけてくれることを期待しています。
Posted by: 海と日本プロジェクトinしまね 事務局長 奥村  at 2021年04月21日(Wed) 21:58