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「中国の小話」その247―銘酒「茅台(マオタイ)」の話題― [2021年04月06日(Tue)]
「中国の小話」その247
―銘酒「茅台(マオタイ)」の話題―


「茅台」といえば中国の国酒。貴州省の茅台鎮で生産されるこの銘酒は、かつて日中国交正常化交渉のとき、周恩来首相と田中角栄首相が祝宴で万感の思いを胸にこの銘酒で祝杯を挙げたことで有名である。

また、厳しい品質管理や経営陣の経営手腕が功を奏し、貴州茅台酒株式有限会社は上場企業に成長した。国民に好まれるアルコール度の高い「白酒(パイチュウ)」の銘柄は多数あるが、その中でも「茅台」は特別の銘酒である。

その茅台酒の首席ソムリエが貴州省政治協商会議の推薦を受け、国家アカデミーの会員に当たる中国工程院院士候補に推薦されたそうだ。

似たようなことが今から11年前にもあった。当時、中国煙草総公司の経営責任者が権威ある「煙草院士」に当選したことが物議を呼んだ。企業の経営者が、果たして国の最高レベルの科学者が揃う工程院のメンバーになるほどアカデミズムへの貢献があるかと疑問を呈し、100名の院士が連名で工程院主席団に抗議し、再審査を申し入れた。この「煙草院士」事件が起きたばかりなのに、今度は懲りずに「酒院士」が登場したわけである。

10年前と違うのは、ネット環境が一層発展を遂げ、このニュースが一夜にして国民の間に広がり、「酒院士」に対する非難、揶揄、諷刺がネットを席捲したことである。

※この候補者は何か発明したの?
 何か発見したの?
 工程院の院士は神聖なものだとずっと敬意を抱いてきたのに。

※ノーベル賞受賞者の屠呦呦氏だって、何回も推薦を受けたにもかかわらず、その都度落選し、未だに院士になっていない。
 「酒院士」はノーベル賞受賞者以上に科学技術の発展と社会の進歩、人類の福祉に貢献したとでもいうのか?

※推薦を受け入れた「酒院士」も凄い神経の持ち主だが、推薦した貴州省政治協商会議も大したもんだ。
 大変な勇気が要るので、科学技術史上の快挙と言えよう。

※麹の力で院士候補になったんだね。
 殺傷力はありませんが、アカデミズムを侮辱する力が十分だね。

さて、工程院主席団での審議の結果は果たして如何に。
ところ変われば品変わる。
「常識」はそれぞれの国によって異なるものです。
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