「新年ご挨拶」 [2021年01月05日(Tue)]
「新年ご挨拶」 2021年の幕開けです。 昨年の11月と12月にはミャンマーの総選挙と、国軍と少数民族武装勢力との停戦実現のため、コロナ拡大中のミャンマーに入りました。 ミャンマー政府、国軍、少数民族武装勢力(20グループ)との三者の調整は、メンツの問題もあり複雑困難を極めますが、国軍は昨年のクリスマス停戦から今日まで、辛抱強く停戦を続けており、全面和平実現に一歩踏み込んだようです。 アウン・サン・スー・チー国家最高顧問には、父上であるアウンサン将軍の夢であったミャンマーの連邦国家創設こそこれからの5年間の最大の課題ではないでしょうかと直言しました。私も82歳になりますが、最後のご奉公として、過去130回の訪問とその経験を活かし、努力を続けてまいります。 あちら立てればこちらが嫉妬、武装勢力間も一枚岩ではなく、75年間の戦いは複雑怪奇ではありますが、過去、日本が他国の紛争解決に影の主役を演じたことは一度もありません。私は一民間人ではありますが、「あふれる情熱、どんな困難にも耐える精神力、そして、成果が出るまで頑張り通す継続性」こそが私の信条です。 あと5年間、ミャンマー連邦政府の実現を夢見て、世界最大の親日国ミャンマーに残りの人生を捧げます。 |