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「中国の小話」その234―裁判所の名判決− [2020年10月19日(Mon)]
「中国の小話」その234
―裁判所の名判決−


山東省は経済が進んでいるだけではなく、法律法規の整備と執行面でも進捗が著しい。山東省で起きた次の裁判がこれを象徴している。

「水田での牛の交尾が裁判に」


最近山東省鄒城市で、農家の牡牛と牝牛が近所の徐氏の水田で交尾し、水田にダメージを与えたので、賠償を巡って法廷争いになった。

牝牛を持つ農家は「牡牛が自分のところの牝牛に暴行を加えたので、牡牛を所有する農家が損害を賠償すべきだ」と主張。一方、牡牛の所有者は「牝牛が牡牛を誘惑したので誘惑する側に責任があり、牝牛の持ち主が賠償すべきだ」と譲らない。鄒城市人民法院は審理した結果、交尾は双方の願望に基づいた行為なので、双方が賠償金を折半して支払う判決を出した。
 
双方ともこの一審の結果を不服とし、済寧市中級人民法院に上訴した。二審の結果、牝牛の持ち主が三分の二、牡牛を持つ農家が三分の一の賠償金を払う判決が出た。中級人民法院が出した判決の理由は、「交尾の時牝牛は四本の足で水田に立っていたのに対して牡牛の方は二本の後ろ足で立っていたので、破壊した作物は牝牛の半分になる」とのこと。この判決を受けて、牡牛を持つ農家は、中級法院による二審は確かに鄒城市人民法院の一審よりレベルが高く、司法の公平性を具現したと感激した。
 
一方、牝牛の所有者はこの判決に承服せず、更に山東省高級人民法院に上訴した。審理の結果、法院は次のように認定し、判決を下した。「牝牛は確かに四本足で水田に立っていたが、交尾中はじっとして場所を動かなかった。一方、牡牛の方は二本の後ろ足で立っていたものの、交尾中は何度も場所を変更し、角度を変えながら行動を続けていたので、実際に作物に与えた破壊は牝牛よりも大きい。よって牝牛側は被害額の五分の一、牡牛側は被害額の五分の四を負担する」

この判決結果を聞いた人々からは名判決に感服の声があがった。

※これは実際にあった事件です。
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コメント
へえ。
牡牛が総理大臣の御用記者というだけで起訴すらされないどこかの島国よりだいぶ進んでるなあ。
Posted by:  at 2020年10月21日(Wed) 03:39

いつも「中国の小話」を拝読させていただき、心より感謝申し上げます。

同国の「人民」は、この実際にあった事件の名判決に感服するより、いつになったら、法律法規の整備と執行面で「人民」が「牛」の判決並み(人治でなく法治)の適用を受けるかに、もっと関心をよせるべきです。

残念ながら、この政権下では「無理」ですネ。

シナ問題研究家 藤田啓(はじめ)
Posted by: 藤田啓  at 2020年10月19日(Mon) 16:42