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「貧しいながらも楽しい我が家」―現代も通用するのか― [2020年09月28日(Mon)]

「貧しいながらも楽しい我が家」
―現代も通用するのか―


少子高齢化は今や、社会問題の最大の懸案事項である。

竹下登元総理は数字の大家(たいか)で、各国の人口を多い方からも少ない方からも10カ国記憶されていた。ある時「陽平ちゃん、今、平均出生率は1.8人程度だが、仮にこのままで推移すると1500年後には日本人は1人になるんだよ」と話されたことがある。1.8人と言われたか否か定かではなかったが、2人以下であったことは確かで、大学で数学を学んだ日本財団の職員に計算させたところ、正しいと説明されたことがあった。

私はここで孫自慢するほど精神的に老いているとは思ってないが、来年は金婚式で、4人の息子に嫁と孫13人、23人の大家族になってしまった。一年に一度全員が大晦日に集合して初詣で神社に参拝することを慣わしにしているが、夫婦2人からこんな大家族になって何とも不思議な気持ちになる。幸い、皆健康で子ども好きなのは有難いことである。

大阪の橋下徹元市長は7人の子持ちだそうである。息子の一人は既に5人の子持ちながら、どういうわけか、橋下さんと同じ7人まで欲しいという。「経済的にもそれは無理だろう」とたしなめると、「僕の理想は貧しいながらも楽しい我が家だ」と言う。戦前のキャッチフレーズも知らないのに、半分本気らしい。

夫婦仲良く子どもが健康に成長してくれたら、それに優ることはない。しかし人生は山あり谷あり、まさかの坂もある。最大の問題は、どんな艱難辛苦にも耐える強い精神力を本人が持ち合わせているか否かである。

かつて日本財団では、社会貢献支援財団を通じて「ハッピーファミリー賞」を創設、表彰したことがあった。ある年度の表彰者は夫婦で13人の子持ちであった。確か夫は40歳未満と記憶しているが、電気工事の下請けをやっていたところ、親会社の倒産で失業してしまった。親しい方々が生活保護の申請を勧めたが、自分たちの責任で生んだ子どもなので迷惑を掛けたくないと、生活保護を拒否されたという。

家族で相談し、幼い子どもたちも加わって「お父さんに仕事をください」と、自分たちが作ったポスターを電柱に貼ったところ評判となり、仕事も入り、貧しいながらも楽しい我が家が復活したという実話である。

息子もどんな困難に遭遇しても夫婦仲良く、家族が団結して「貧しいながらも楽しい我が家」になることを願わずにはいられない。

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10才、9才、6才、5才、0才の5人、更に2人は実現するのだろうか?


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