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「地球の最高峰に次いで最深部も制す」―日本財団-GEBCO Seabed2030で英女性探検家― [2020年07月06日(Mon)]
「地球の最高峰に次いで最深部も制す」
―日本財団-GEBCO Seabed2030で英女性探検家―


球体である地球の表面にも凹凸がある。凸のトップがヒマラヤ山脈にある世界最高峰エベレスト(8850メートル)、凹の最高(最深部)は北西太平洋のマリアナ海溝南端に位置するチャレンジャー海淵(10925メートル)。英国のテレビネットワークITVニュースは6月19日、英国の探検家ヴァネッサ・オブライアンさんが女性として初めて、この両方に到達したと伝えている。

オブライアンさんは2012年にエベレストに登頂。その後、世界で最も危険な山とされるカラコルム山脈のK2(8611メートル)登頂などで知られ、6月12日に潜水艇でチャレンジャー海淵に到達した。記事に付されたコメントでは「潜水ミッションが日本財団とGEBCOが推進しているSeabed2030への関心向上に繋がることを期待している」と語り、収集されたデータもSeabed2030に提供された。

調査は、世界の5つの海の最深部に潜水艇で単独で潜った記録を持つ米国のビクター・ヴェスコヴォ氏とオブライアンさんが潜水艇に同乗、海上の母船には海底地形図作成のために日本財団とGEBCOが進めた人材育成事業の卒業生が測量士として乗船して行われた。

本欄でオブライアンさんの偉業を取り上げたのは、今回の潜水が、「日本財団―GEBCO Seabed2030」プロジェクトの一環として行われたことを広く知っていただくのが目的だ。プロジェクトは17年に海をテーマに初めて開催された国連海洋会議で筆者が提案、大洋水深総図(GEBCO)指導委員会と日本財団の協働作業としてスタートし、30年の海底地図100%完成を目標に、国際機関や研究機関の幅広い協力を得て進められている。

プロジェクト開始時点で海底地形のマッピング(地図化)が終わっていた海域は全体の6%。これに対し国際水路デーの6月21日に公開された2020年版海底地形図では19%まで地図化が進んでおり、3年弱で3倍以上に拡大した計算。海に対す国際的な関心の高まりもあって予想以上の手応えを感じている。

海流や津波、気候変動から航行の安全、海底資源の開発まで活用の範囲は極めて広く、オブライアンさんやヴェスコヴォ氏のような国際的知名人の協力も得て、2030年の100%解明に一層の弾みを付けたいと考えている。

「マリアナ海溝の海底地形」です.jpg
マリアナ海溝の海底地形

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