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「ハンセン病差別発言」―イタリア外務大臣― [2020年06月17日(Wed)]
「ハンセン病差別発言」
―イタリア外務大臣―


世界の指導者の中には、未だにハンセン病に対する差別的発言をする人がいる。

かつては北京オリンピックの入国禁止や、バチカン教皇の三度にわたる差別発言に対しては、注意を促す書簡で改善された。最近はフランスのマクロン大統領の発言にも抗議したが、今のところ返事はない。

イタリアのディマイオ(DiMaio)外務大臣が以下の発言をされたので書簡を呈した。

DiMaio外務大臣の発言
―イタリアをハンセン病コロニーのように扱うな―

ローマ(ロイター):
「イタリアはハンセン病コロニーのように扱われることはない」とルイ・ディマイオ外相は土曜日(5/30)に述べ、夏の外国人観光客を温かく歓迎することを約束するとともに、ほかのEU諸国にイタリア人を締め出さないよう警告した。

ヨーロッパ諸国は、コロナウイルスの感染の沈静化に伴い、徐々に国境の閉鎖を解除しつつあり、イタリアは観光客の受け入れを6月15日から再開する予定となっている。

しかし一部のEU諸国は、多数のコロナのウイルス患者が発生した地域からの訪問者の入国制限を引続き維持しようとしている。例えばギリシャは、イタリア人、スペイン人、イギリス人を除く29カ国からの国民の入国を制限しようとしているが、それに対してディマイオ外相は「私たちはこのようなブラックリストを受け入れられない」とフェイスブックに投稿し、ローマと国外で開催される予定の2国間会議の場でイタリアの状況を説明すると発表した。

「もし誰かがイタリアをハンセン病コロニーのように扱うことができると考えるのならば、彼らは私たちがそれを支持しないことを知るべきだ。」


私からの書簡

DiMaio外務大臣殿

COVID-19により貴国が直面されている厳しい状況に対しお見舞い申し上げ、また、貴国がこの脅威を乗り越えられるのをお祈り申し上げます。

しかしながら、先般貴殿がこの病気を理由に国境を閉ざされることに対して「イタリアをレパーコロニー扱いするな」とご発言されたという報道を読み、非常に残念に思います。

2018年に当時副首相であったSalvini大臣にも申し上げましたが、ハンセン病のステレオタイプを持ち出して例えに使用されるご発言は、ハンセン病当事者および家族への差別に他なりません。

ご承知の通り、ハンセン病は治る病気であり、当事者を孤立させる理由はありません。新聞やニュース、ソーシャルメディアによって流される誤った情報や長く信じられてきた迷信により、世界では今もなお、多くの当事者が差別やスティグマに直面しています。

このコロナ禍において、これまでにないほどに、私たちは互いの尊厳を尊重し、スティグマや誤解をなくしていかなければなりません。

2010年国連総会において、貴国を含む193カ国から賛同を得て、ハンセン病の当事者および家族に対する差別撤廃の決議が採択されました。

貴殿のご発言が、ハンセン病当事者を差別する意図がなかったことは明確ではありますが、ご発言がもたらしうる結果を憂慮し、今一度、ハンセン病を否定的な比喩として使用しないでいただくよう、お願い申し上げる次第です。

笹川陽平
日本財団会長
WHOハンセン病制圧大使
日本政府ハンセン病人権啓発大使


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コメント
この度も最も必要なタイミングにて、傾聴する人のこころに届く内容にて、最適任者からのメッセージをイタリア外務大臣宛に発信された笹川様のご対応に感服いたします。
Posted by: 惠小百合  at 2020年06月17日(Wed) 13:57

日頃より、多くにアンテナをはり迅速かつ紳士的に行動するお姿に感銘を受けます。
いつもありがとうございます。
Posted by: 三木  at 2020年06月17日(Wed) 08:24