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「言葉使いが不自由になった」―ハラスメントの種類― [2020年01月27日(Mon)]
「言葉使いが不自由になった」
―ハラスメントの種類―


最近、しゃべり言葉が窮屈になってきた。勿論、時代は常に変化しており、相手を傷つける言葉を使ってはいけないことは当然である。

東大でも、教授陣が随分前から年一回はハラスメントの講習会への出席が義務付けられていると聞き、驚いたことがある。先般、日本財団でも専門家によるハラスメント・トラブルに巻き込まれない為の研修が行われた。私は所用で欠席したので、後日、資料を入手して目を丸くしてしまった。

パワハラ、セクハラ、マタハラ位の知識は持っていたが、あるある。私の知らないハラスメントの種類が・・・・・

以下、列挙してみた。

※カラハラ(カラオケハラスメント)
 カラオケを拒否する部下に歌うよう強要したり、その歌声を笑ったりする⾏為。

※モラハラ(モラルハラスメント)
 ⽪⾁などの巧みな⾔動によって他⼈の⼼を傷つける⾏為。
 仲間はずれや無視も該当。

※エイハラ(エイジハラスメント)
 年齢を理由に不当な嫌がらせを⾏う⾏為。

※セカハラ(セカンドハラスメント)
 職場でハラスメントを受けたことを上司や部署に報告・相談したら、さらなるハラスメントを受けること。

※アルハラ(アルコールハラスメント)
 飲み会などで職場の関係を引きずり、上司が部下に飲酒を強要する⾏為。

※ジタハラ(時短ハラスメント)
 業務量は以前と変わらないのに、残業時間を削減するよう圧⼒をかける⾏為。

※ハラハラ(ハラスメントハラスメント)
 何かにつけて「〇〇ハラスメントだ︕」と批判することで相⼿を攻撃する⾏為。
 部下から上司へのハラスメントのケースが多い。

※カスハラ(カスタマーハラスメント)
 顧客によるサービス提供者への悪質なクレーム。
 暴⾔やネットへの誹謗中傷の書き込みなど。

※セクハラ(セクシャルハラスメント)
 相⼿の意に反する性的な⾔動で就労環境が害される⾏為。

※ソジハラ(ソジハラスメント)
 Sexual Orientation(性的指向)とGender Identity(性⾃認)の頭⽂字でSOGI(ソジ)。
 同性愛者などの性的マイノリティ(性的少数者)に対する嫌がらせや差別的な発⾔。

※パタハラ(パタニティハラスメント)
 子育て中、育休取得中の父親への職場での嫌がらせ行為。
 パタニティとは父性。

※マタハラ(マタニティハラスメント)
 妊娠・出産・育児などで、仕事を優先できなくなった従業員に対する嫌がらせ⾏為。

※スメハラ(スメルハラスメント)
 体臭や⾹⽔の匂いなどを撒き散らし、職場環境を悪化させる⾏為

※テクハラ(テクノロジーハラスメント)
 パソコンや複合機などの事務処理機器に不慣れで⼿間取従業員に対して、嫌がらせの⾔動を⾏う⾏為。

※ソーハラ(ソーシャルハラスメント)
 SNS利⽤者間で⾏われる嫌がらせ⾏ 為。

※スモハラ(スモークハラスメント)
 喫煙者が非喫煙者に対し、喫煙を強制したりタバコの煙にさらすこと。

このブログを書いている最中の1月10日の日本経済新聞に、「スケハラ」に対する男性の対策なる見出しの記事が出た。あわてものの私は、てっきり「助平ハラスメント」で、当たり前の話だろうと一人合点の上で記事を読んだところ、男性のシャツから肌着や素肌が透けて見えるのは恥ずかしいと感じ、それを「スケハラ」と考える人もいるらしい。いやはや大変な世の中になったものだ。

しかし、時代の流れを尊重し、私のモットーである「気配り、目配り、心配り」に配慮して、たまさか「ハラスメント委員会」に呼ばれないようにしたい。日本財団の「ハラスメント委員会」の処罰例は勉強不足で承知していないが、一般的には懲戒解雇→諭旨解雇→降格→出勤停止→減給→譴責(けんせき)→厳重注意→とあるそうだ。

「情けは人の為ならず」を、情けをかけてもその人のためにはならないと解釈する時代である。その人の為と思って注意しても、相手の受け取り方によってはハラスメントになってしまう。

逆のケースもあり、日頃から好意を持っている上司の注意ならば、多少厳しい言葉でも許されるのだろう。部下の教育は難しい時代になってきた。「沈黙は金」との格言はあるが、これでは組織は機能しない。

ハムレットのセリフではないが“ To be, or not to be”(これがいいのかいけないのか、それが問題だ)
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コメント
ヨコモジのハイカラカタカナ珍語に右往左往の様態が可笑しい。
本来の日本には、小言が躾の常道だった。
日本人族の堪え性が失念した現象に軽佻コメントが可笑しい。
らしく無い、文化功労者には。
Posted by: 一言居士  at 2020年01月28日(Tue) 10:02

タイムリーな話題をありがとうございます。◎◎ハラの種類が多すぎてとても覚えきれませんね。

今年から教授職を拝命したiU 情報経営イノベーション専門職大学の教員研修が、昨日行われました。3回にわたる研修の最後が、コンプライアンスとハラスメントのお勉強。「どれがハラスメント?クイズ」の正解は、なんと全部ハラスメント。

今や、学生を「ちゃん」「くん」と呼べないのは当たり前。講義中、みんなの見ている前での怒り過ぎはもちろん、ほめ過ぎにも注意しないとなりません。

戸惑うのは、私がこれまで学生の動機付けや将来のブランディングのために良かれと思ってきた、優秀な学生の提出課題を講義中に読み上げたり画面投影することもハラスメントになること。学生の著作物の紹介には、本人の許諾が必要です。優秀作をブログで公開したりやコラム・講演での紹介することは、学生への特別サービス?だと思っていたのですが、人によっては迷惑になるということですね。

笹川さんがおっしゃるように、人によりけりなので大変です。いっそ「私はこれが〇これが×」バッジを胸(というのもセクハラ?)につけてもらうか、スマート眼鏡を発明してもらって、学生の顔を見れば、その人にかけていい言葉、してもいいことが表示されるようにしてほしいものです。

あ、そのアイディアもダメでした。

研修後、仲間の先生方と雑談した際に、ある米国の大学の教員マニュアルを教えていただき仰天したのです。それは「教員はエレベーターの中ではつま先を見ろ」という教え。それはある事件がもとになっているそうです。

「教授専用エレベーターに女子学生が乗り込んできた時(この行為自体がルール違反ですけれど)、突然のことに、思わず教授が学生をじっくり見てしまったところ「視姦!」されたとセクハラの訴えをされたとか」

ああおそろしい。

ですから、スマート眼鏡で、その人にぴったりの行動を探そうとじっと見たら「視姦!」と訴えられかねません。

Posted by: 久米信行  at 2020年01月27日(Mon) 08:14

 本当に大変な時代ですね。
要は、相手が嫌がる言葉を発しないことですが、これは難しいです。
会話は当たり障りの無いことのみを話すしかありません。
Posted by: 作田 学  at 2020年01月27日(Mon) 07:53